フォームを開くと、レコードソースの先頭のレコードが表示されますが、
フォームを開くときに発生する「Open」イベントで、最後のレコードや特定のレコード
を表示するように設定する事ができます。
「Open」イベントは、フォームが開くときに、最初のレコードが表示される前に発生
するイベントです。
そのイベントプロシージャに、GoToRecordメソッドを使って、表示するレコードを
設定します。
● サンプル1 ●
【最後のレコードを表示する】
Private Sub Form_Open(Cancel As Integer)
DoCmd.GoToRecord acForm, "フォーム1", acLast
End Sub
● 詳細 ●
GoToRecordメソッドの構文は次のとおりです。
<構文>
DoCmd.GoToRecord [objecttype, objectname][, record][, offset]
objecttype:次のいずれかの組み込み定数を指定します。
acActiveDataObject (既定値)
acDataForm
acDataQuery
acDataTable
objectname:引数objecttypeで選択した種類のオブジェクトの有効な名前を
文字列式で指定します。
record :次のいずれかの組み込み定数を指定します。
acFirst
acGoTo
acLast
acNewRec
acNext (既定値)
acPrevious
offset :引数recordにacNextまたはacPreviousを指定した場合は、
前方または後方に移動するレコード数、引数recordにacGoToを
指定した場合は移動する先のレコードを、数式で指定します。
● サンプル2 ●
【特定のレコード(2番目)を表示する】
Private Sub Form_Open(Cancel As Integer)
DoCmd.GoToRecord acForm, "フォーム1", acGoTo, 2
End Sub
|