レポートを開くアクションを実行するOpenReportメソッドを使って、
印刷もしくはプレビューするレコードを指定する事ができます。
次のサンプルプロシージャでは、テーブル「お天気データ」から、
フィールド「天気」が“晴れ”のものだけプレビューします。
● 準備 ●
<お天気データ>
日付 天気
2000/02/10 晴れ
2000/02/11 曇り
2000/02/12 晴れ
2000/02/13 晴れ
2000/02/14 曇り
2000/02/15 雨
● サンプル ●
レポートがプレビューされるか印刷される前に発生するOpenイベントに
次のイベントプロシージャを作成します。
Private Sub Report_Open(Cancel As Integer)
DoCmd.OpenReport "お天気データ", acViewPreview, , "天気='晴れ'"
End Sub
レポートを開くと、次の3件がプレビューされます。
<お天気データ>
日付 天気
2000/02/10 晴れ
2000/02/12 晴れ
2000/02/13 晴れ
● 詳細 ●
OpenReportメソッドは、「レポートを開く」 アクションを実行します。
構文は次のとおりです。
<構文>
DoCmd.OpenReport reportname[, view][, filtername][, wherecondition]
引数 内容
reportname:カレントデータベースのレポートの有効な名前を文字列式で指定します。
OpenReport:メソッドを含むVisual Basicのコードをライブラリデータベースで実行
する場合は、この名前のレポートが、最初にライブラリデータベースで、
次にカレントデータベースで探索されます。
view :次のいずれかの組み込み定数を指定します。
acViewDesign
acViewNormal (既定値)
acViewPreview
acViewNormalを指定すると、レポートが直ちに印刷されます。
この引数を指定しないと、定数acViewNormal(既定値)が使われます。
filtername:カレントデータベースのクエリの有効な名前を文字列式で指定します。
wherecondition:有効なSQL WHERE句を文字列式で指定します。ただし、WHERE という
語を指定する必要はありません。
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