DoCmdオブジェクトのMoveSizeメソッドを使うと、
フォームの位置とサイズを設定する事ができます。
サンプルでは、まずフォームを開く時に設定して、
フォームに配置されたコマンドボタンをクリックした時にも
設定し直されるようにしています。
● 準備 ●
サンプルを実行するためには、コマンドボタン「コマンド1」
を配置したフォームを用意してください。
フォームをデザインビューで表示して、プロパティシートの[イベント]
タブで、「開く時」ボックスをクリックします。右側に表示される
[...](イベントプロシージャ表示ボタン)をクリックして、
次のステートメントを記述します。
● サンプル1 ●
Private Sub Form_Open(Cancel As Integer)
DoCmd.MoveSize 0, 0, 2000, 1000
End Sub
● 詳細 ●
MoveSizeメソッドの構文は次のとおりです。
<構文> MoveSize [right][, down][, width][, height]
引数rightは、左端の位置を指定します。引数downは、上端の位置を
指定します。引数widthは、幅を指定します。引数heightは、高さを
指定します。
この引数の単位はtwip(1理論cm=567twip)です。
次に、コマンドボタンのプロパティシートを表示して、
[イベント]タブの「クリック時」ボックスをクリックします。
右側に表示される[...](イベントプロシージャ表示ボタン)
をクリックして、次のステートメントを記述します。
● サンプル2 ●
Private Sub コマンド1_Click()
DoCmd.MoveSize 1000, 1000, 4000, 2000
End Sub
フォームを開くと、画面の左上隅に指定したサイズで表示され、
コマンドボタンをクリックすると、指定した位置とサイズで表示
し直されます。
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