Access97以降では数値型のフィールドの書式プロパティに「00000」を指定す
ると文字の左側を0で埋めることが出来ますが、テキスト型のデータでは同じよ
うにしても0埋めにすることが出来ません。
そこで今回は、テキスト型のフィールドを0埋めにする関数を説明します。
● 準備 ●
新規標準モジュールを作成し、以下のプロシージャを記述します。
● サンプル ●
Public Function AddZeroString(Data As String, _
Length As Integer _
) As String
AddZeroString = Right(String(Length, "0") & Trim(Data), Length)
End Function
'動作確認用プロシージャ
Private Sub Test()
Debug.Print AddZeroString("12", 6)
End Sub
● 動作確認 ●
動作確認用プロシージャを実行し、イミディエイトウィンドウに「000012」
と表示されていることを確認して下さい。
● 詳細 ●
サンプルでは1行で処理を完了していますが、中は結構複雑な作業を行ってい
ます。まず、String関数で引数Lengthの長さの0梅の文字列を作成し、Trim関数
で両端のスペースを取り除いた引数Dataの文字列と結合します。最後にRight関
数でその結合文字列の右端から引数Lengthの数の文字を取り出し、0埋めの文字
列を作成しています。
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