NewWindowメソッドを使って、アクティブウィンドウのコピーウィンドウを
表示してシート1とシート2を並べて表示します。
NewWindowメソッドは、新しいウィンドウ、または指定されたウィンドウのコピー
を作成します。
サンプルマクロでは、シート1をアクティブにしてから、コピーウィンドウを
表示してシート2をアクティブにした後、Arrangeメソッドで開かれているすべての
ウィンドウを並べ替えています。
Sub Sample()
Worksheets("Sheet1").Activate
ActiveWindow.NewWindow
Worksheets("Sheet2").Activate
Windows.Arrange ArrangeStyle:=xlVertical
End Sub
Arrangeメソッドの構文は次のとおりです。
<構文> expression.Arrange(ArrangeStyle, ActiveWorkbook, SyncHorizontal,
SyncVertical)
expression :必ず指定します。対象となるWindowsコレクションを表すオブジェクト式を
指定します。
ArrangeStyle:省略可能です。ウィンドウを整列する方法を指定します。使用できる定数は、
次に示すXlArrangeStyleクラスのいずれかです。
値 意味
xlArrangeStyleTiled 開かれているウィンドウがすべて画面に表示されるように、
サイズを縮小して並べます。引数ArrangeStyleを省略すると、
この値が既定値として使われます。
xlArrangeStyleCascade 開いているウィンドウのサイズが調整され、すべてのタイトルバー
が見えるように少しずつずらして重ねて表示されます。
xlArrangeStyleHorizontal ウィンドウを同じサイズに縮小して、画面の上から下へ縦積みに
します。
xlArrangeStyleVertical ウィンドウを同じサイズに縮小して、画面の左から右へ横並びに
します。
ActiveWorkbook:省略可能です。Trueを指定すると、作業中のブックのウィンドウのうち、
現在表示されているウィンドウだけが整列されます。Falseを指定すると、
Excelのすべてのウィンドウが整列されます。既定値はFalseです。
SyncHorizontal:省略可能です。引数ActiveWorkbookにFalseが指定されているか省略されて
いるときは、この引数は無視されます。Trueを指定すると、作業中のブック
のウィンドウのいずれかを左右にスクロールするときに、他のウィンドウも
同時にスクロールします。Falseを指定した場合は、ウィンドウの同時
スクロールは行われません。既定値はFalseです。
SyncVertical :省略可能です。引数ActiveWorkbookにFalseが指定されているか省略されて
いるときは、この引数は無視されます。Trueを指定すると、作業中のブック
のウィンドウのいずれかを上下にスクロールするときに、他のウィンドウも
同時にスクロールします。Falseを指定した場合は、ウィンドウの同時
スクロールは行われません。既定値はFalseです。
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