シート名を設定する(Nameプロパティ)

 シートの名前を設定します。シートの名前とは、シート見出しに表示されている
名前のことです。


 構文  Object.Name     取得/設定


  設定項目         内容
  Object           Worksheet,Chartオブジェクト


 次のサンプルは、アクティブシートの名前を今日の日付に設定します。


●サンプル1●

Sub NameSamp1()

    ActiveSheet.Name = Format(Now(), "yyyy年m月d日")  '---シート名を今日の日付に

End Sub


●名前を設定するときの注意点

 名前を設定する際には次の4点に注意してください。
 
(1)同ブック内で同じシート名はつけられない

(2)名前の長さは半角31文字以内

(3)コロン(:)、円記号(\)、スラッシュ(/)、疑問符(?)、アスタリスク(*)、左角括弧([)、
  右角括弧(]) は名前の文字列内に使えない
  
(4)空白の名前はつけられない


 次のサンプルは、設定しようとした名前が不正な場合には、名前の設定をやり直す
処理の一例です。ErrオブジェクトのDescriptionプロパティを使用し、エラーの内容を
ユーザーにわかりやすく表示するようにしています。


●サンプル2●

Sub NameSamp2()

    Dim MyShName As String

InputName:                                 '---行ラベル
    MyShName = InputBox(prompt:="変更するシート名を指定してください", _
              Default:=ActiveSheet.Name)   '---変更する名前の指定
    If MyShName = "" Then Exit Sub         '---キャンセルを押したとき
    On Error Resume Next                   '---エラーが発生しても無視
    ActiveSheet.Name = MyShName            '---名前の変更
    If Err.Number > 0 Then                 '---エラーが発生していた場合
        MsgBox Err.Description & Chr(13) & _
           "再度入力してください", vbCritical  '---再度入力を促すメッセージ
        On Error GoTo 0                    '---エラー処理ルーチンを無効にする
        GoTo InputName                     '---行ラベル「InputName」に移動
    End If

End Sub

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