各シートの表示/非表示は、Visibleプロパティの設定により切り替えることができます。
Trueでシートを表示、Falseでシートを非表示にします。なお、全てのシート
を非表示にすることはできません。
構文 Object.Visible 取得/設定
設定項目 内容
Object Worksheet,Chart,Worksheetsオブジェクトコレクション,
Sheetsコレクションオブジェクト,Chartsコレクションオブジェクト
次のサンプル1はVisibleプロパティの値を反転させることで、シートの表示と
非表示を切り替えます。
●サンプル1●
Sub VisibleSamp1()
With Worksheets(1) '---1枚目のシートを対象
.Visible = Not .Visible '---表示/非表示を切り替え
End With
End Sub
TrueとFalseの値を使用するプロパティでは、このような記述で値の切り替えが
できるので、覚えておくと便利です。
また、定数xlVeryHiddenを設定した場合には、マクロかVBEのプロパティウィン
ドウでVisibleプロパティの値を変更しない限り、ユーザーの操作でシートを再表
示することはできなくなります。
●サンプル2●
Sub VisibleSamp2()
Dim i As Byte
For i = 2 To 5
Worksheets(i).Visible = xlVeryHidden '---ユーザーからは全く見えない
Next i
End Sub
このサンプルは、ユーザーに変更を加えられたくない2枚目から5枚目のシートを、
Excelの画面からは完全に非表示にして隠しています。
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