セル幅を最適化するには、AutoFitメソッドをColumnsプロパティに対して使用します。
サンプルマクロでは、セルにデータを入力して、メッセージボックスで最適化する
内容(対象)を表示してから、セル幅を最適化しています。
●準備●
新規ブックの標準モジュールに次のマクロを作成してください。
●サンプル●
Sub Sample()
'(1)
ActiveSheet.Range("A1").Value = "☆最適化☆"
MsgBox "A列のセル幅を最適化します"
ActiveSheet.Columns("A").AutoFit
'(2)
ActiveSheet.Range("B2").Value = "☆最適化☆"
ActiveSheet.Range("C2").Value = "☆☆最適化☆☆"
MsgBox "B列C列のセル幅を最適化します"
ActiveSheet.Columns("B:C").AutoFit
'(3)
ActiveSheet.Range("D3").Value = "☆最適化☆"
ActiveSheet.Range("E3").Value = "☆☆最適化☆☆"
ActiveSheet.Range("D5").Value = "☆最適化しないよ☆"
ActiveSheet.Range("E6").Value = "☆☆最適化しないよ☆☆"
MsgBox "D列E列のセル幅をセルD3とセルE3のデータに合わせて最適化します"
ActiveSheet.Range("D3:E3").Columns.AutoFit
'(4)
ActiveSheet.Range("F10:F15").Value = "☆最適化☆"
ActiveSheet.Range("G10:G15").Value = "☆☆最適化☆☆"
ActiveSheet.Range("H10:H15").Value = "☆☆☆最適化☆☆☆"
ActiveSheet.Range("F10:H15").Select
MsgBox "選択されているセルのセル幅を最適化します"
Selection.EntireColumn.AutoFit
MsgBox "最適化終了"
End Sub
●補足説明●
(1)A列のセル幅を最適化しています。
(2)B列とC列のセル幅を同時に最適化しています。
(3)D列とE列の特定のセル(セルD3とセルE3)に合わせて最適化しています。
セルD5とセルE6のデータはセル幅から飛び出した状態で表示されます。
(4)選択されている範囲のセル幅を最適化しています。
EntireColumnプロパティで、選択範囲を列全体に広げた上でAutoFitメソッドを
使用しています。
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