対象のセル範囲を含むワークシートを参照します。アクティブでもなく、
選択もされていないシートを、セル範囲の情報だけで参照したい場合に
便利です。次のサンプルはInputBoxメソッドでユーザーが選択したセル
範囲の含まれるシート名を表示します。
構文 Object.Worksheet
設定項目 内容
Object Rangeオブジェクト
●サンプル●
Sub WorksheetSamp1()
Dim myRange As Variant '----(1)
On Error Resume Next '----(2)
Set myRange = Application.InputBox( _
prompt:="好きなシートのセルを選択してください", Type:=8)
'----(3)
If Not IsObject(myRange) Then '----(4)
MsgBox "キャンセルされました"
Exit Sub
End If
MsgBox "あなたの選んだシート:" & _
myRange.Worksheet.Name '----(5)
End Sub
●解説●
(1)〜(4)までは、InputBoxメソッドを使用してセル範囲を変数に格納
する上でのテクニックです。(5)のステートメントでユーザーが選択した
「myRange」の含まれるシート名をMsgBox関数で表示しています。
サンプル(5)のステートメントは、次のように書き換えることも可能です。
MsgBox "あなたの選んだシート:" & myRange.Parent.Name
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