FitToPagesTallやFitToPagesWideプロパティを指定すると、ワークシートを
印刷するときに、縦横それぞれ何ページで印刷するかを指定することができます。
設定した値に応じて、印刷の縮小率が変更されます。
グラフシートは常に1ページで印刷されるため、このプロパティは無効です。
なお、この設定値を有効にするにはZoomプロパティにFalseを設定する必要
があります。
構文 Object.FitToPagesTall 取得/設定
Object.FitToPagesWide 取得/設定
設定項目 内容
Object PageSetupオブジェクト[省略不可]
次のサンプル1は、アクティブシートを縦横1ページで印刷できる縮小率
に設定します。
●サンプル1●
Sub FitToPagesTallAndWideSamp1()
With ActiveSheet.PageSetup
.Zoom = False '---拡大・縮小率を指定しない
.FitToPagesTall = 1 '---縦方向1ページで印刷
.FitToPagesWide = 1 '---横方向1ページで印刷
End With
End Sub
横方向は指定したページ数で印刷したいが、縦方向は何ページになって
よい、というケースはよくあると思いますが、このような場合は次のよう
に記述します。
●サンプル2●
Sub FitToPagesTallAndWideSamp2()
With ActiveSheet.PageSetup
.Zoom = False '---拡大・縮小率を指定しない
.FitToPagesTall = False '---(1)縦方向は指定しない
.FitToPagesWide = 1 '---横方向1ページで印刷
End With
End Sub
(1)のステートメントのように、指定をしないプロパティにはFalseを
設定してください。
●補足●
FitToPagesTall/FitToPagesWideプロパティを設定後、拡大/縮小率が
どのくらいになったかを確認するには、印刷プレビューが実行後にページ
設定で確認してください。
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