フォームのサイズを変更する
●詳細●

 フォームのサイズを変更するには、フォームのHeightプロパティに目的の値を設定
します。
 サンプルでは、フォームの上半分に今日の日付、下半分に時刻が表示される
フォームを作成します。そのフォームに配置されたコマンドボタンをクリックすると、
全体が表示されたり、上半分の日付のみが表示されたりとなるように、フォームの
サイズを変更します。

●準備●

 高さ144ポイントのフォームを用意します。高さは、プロパティウィンドウの
[Height]プロパティで設定してください。
 フォームの左上に、コマンドボタン「CommandButton1」を配置します。
 フォームの上半分にラベル「Label1」、下半分にラベル「Label2」を配置します。

 フォームを表示する時に発生するイベント「Initialize」に、
ラベル「Label1」には日付を、ラベル「Label2」には時刻を表示する処理を記述
します。

Private Sub UserForm_Initialize()

    Label1.Caption = Date
    Label2.Caption = Time
    
End Sub

 コマンドボタンをクリックした時に発生するイベント「Click」には、
フォームのサイズが144ポイントの場合は72ポイントにサイズを設定し直し、
72ポイントの場合は144ポイントに設定し直す処理を記述します。
 DoEvents関数は、発生したイベントがオペレーティングシステムによって処理
されるように、プログラムで占有していた制御をオペレーティングシステムに渡
すフロー制御関数です。

Private Sub CommandButton1_Click()

    If Me.Height = 144 Then
        Me.Height = 72
    Else
        Me.Height = 144
    End If
    
    DoEvents
    
End Sub

●実行方法●

 フォームを表示します。
 最初に表示されたときは、フォーム全体が見えます。
 コマンドボタンをクリックすると、フォームのサイズが半分になり、
下半分(時刻)が見えなくなります。
 再びコマンドボタンをクリックすると、フォーム全体が見えます。


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