エクセルVBAではVisual Basic のようにActiveXコントロールを作成することは
出来ませんが、住所入力フォームなど、頻繁に使用し、かつ定型的なフォームを
作成する場合、既存のフォーム上のコントロールをまとめて、ひとつのコントロ
ールであるかのように再利用することが出来ます。
例えば住所入力フォームが既に作成されているとして、同じようなフォームを
再度作成することが考えられる場合、コントロールの名前やキャプション、
背景色等、プロパティーも利用できるとすれば、そのままユーザフォーム上の
すべてのコントロールを選択して(あるいはグループ化して)ユーザフォーム上
から”ツールボックス”の空きスペースへドラッグ&ドロップすると、ツールボ
ックスへの登録が出来ます。
ドラッグ&ドロップした位置に表示されるアイコン上で右クリックし、
”カスタマイズ・・・”を選択すると、”コントロールのカスタマイズ”
ダイアログが開かれ、表示アイコン用のピクチャ編集とピクチャ読み込みが
できるようになっています。また、単一のコントロールでもキャプション、
プロパティー、背景色の変更などを省力化するのに有効です。再利用可能なもの
が多い場合には、ツールボックスに新しいページを追加(ツールボックスのタブ上
で右クリックし、ポップアップメニューから”新しいページ”を選択)し、いろい
ろなパターンで登録しておくと便利です。
上記の方法は社内の開発チームでフォームデザインを共通化する場合などにも役立
ちます。登録したツールボックス上のコントロール群を、ツールボックスのページ
ごとエクスポートし(pagファイルの作成)、他のコンピュータのエクセルからイン
ポートするとよいでしょう。
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