文字列型の配列に含まれる要素の文字列を、指定した区切り文字で連結させ、
1つの文字列として返します。なお、区切り文字の指定を省略した場合には半角
スペースが区切り文字となります。
構文 Join(Sourcearray, Delimiter)
設定項目 内容
Sourcearray 文字列型の配列変数を指定 [省略不可]
Delimiter 要素を結合するときの、要素間の区切り文字の指定。
省略時には半角スペースが使用される [省略可能]
次のサンプルを見てください。
●サンプル●
Sub JoinSamp1()
Dim myStr(3) As String
Dim myMsg(2) As String
myStr(0) = "○×市立"
myStr(1) = "△□小学校"
myStr(2) = "3年"
myStr(3) = "2組"
'---(1)省略→半角
myMsg(0) = "区切り文字省略 : " & Join(myStr)
'---(2)区切り文字なし
myMsg(1) = "区切り文字なし : " & Join(myStr, "")
'---(3)切り文字("−")
myMsg(2) = "区切り文字あり : " & Join(myStr, "−")
'---(4)区切り文字改行
MsgBox Join(myMsg, (vbCr + vbCr))
End Sub
●解説●
配列myStrの各要素を対象に、3種類の区切り文字の指定で連結させた文字列
をそれぞれ配列myMsgの要素として代入し((1)〜(3)のステートメント)、さら
にその要素をメッセージボックスに出力する際にもJoin関数を使用して、1つの
文字列としています。(2)のように長さ0の文字列を指定することで区切り文字を
使用しなかったり、あるいは(3)のように特定の区切り文字をつけたり、さらに
は(4)のように、特定の文字を表す定数やChr関数を用いると、改行コードやタブ
なども区切り文字として使用することができます。
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