今年の教員採用選考審査の結果

前号で掲載できなかった今年の採用試験の結果を過去６年間のデータと合わせて掲載します。

　　＜小学校＞　　　　　　　　　　　　　　　　 ＜養護・小学部＞　　　　 　　　　　　　　 　　＜高等学校＞　　　　　　　　　　　　　　

　 今年の特徴はなんと言っても義務教育学校で数年ぶりの採用増が見られたことでしょう。これは全国的な状況で、文部省はその理由として　�@小学生の児童数が減少から増加に転じたこと　�A少人数授業やＴ．Ｔの広がりに対処するため、としています。中学校を見ると数学や理科といった少人数授業が多く行われている教科で大きく増えていることからもそのことがうかがえます。今後数年間、この状況が続くことと思われ、明るい兆しともとれますが、しかし職場の状況や父母の要求から比べると「焼け石に水」の採用増です。私たちはさらに大幅な採用増による「少人数学級の実現」「養護教諭の複数配置」「免許外担当や複式学級の解消」など、抜本的な改善を求めていきます。