やっと実現しました!

県教委との初めての話し合い

 高教組の書記長、「求める会」の会長の尽力で、3月26日、初めて県教委との話し合いが実現しました。県教委からは総務課の松本参事はじめ6名、「求める会」からは大野木会長、長澤事務局長、梅沢事務局員の他4名の会員(高校非常勤講師1名、元中学校講師1名、母親2名)が出席しました。

 こちらとしては10月20日に提出してあった要求書の回答を期待したのですが、県教委側は「これは交渉ではなく、話を聞く場である。」という姿勢で、要求書すら用意していませんでした。「求める会」としては不服でしたが、せっかくのチャンスを押し問答で費やしてはもったいないので、こちらから要求書の項目に沿って話を進めることにしました。

(1)30人学級について

<求める会> 生徒・父母・教員に共通の願いで、ぜひ実現してほしい。

<県教委> 定数法に従うしかない。

<会> 30人学級にするのに必要な費用の試算はないのか?

<県> ない。

 この問題については、考えてみたこともない、という感じがしました。

(2)採用審査のあり方について

<会> 1,試験問題の公開 2,試験結果の開示 3,講師経験の評価 4,日程を詳しく通知 の4項目を要求。

<県> 1、2とも公開条例の対象外。「採用審査に不合格だったとしても教員としての資質がないというわけではない。」と説明している。

     3については、講師経験の有無に関係なく平等に審査しているが、履歴書も審査の対象だし、面接や論文では講師経験が生きてくるはず。

     4については受審者数が確定するまで詳しい日程は決められないので不可能。

(3)講師の待遇改善について

 待遇の明文化を要望し、様々な実体を訴えたが、どこが問題なのかもあまり認識していない感じがしました。

  ※全体を通して、講師が抱えている問題や現場の苦しみをほとんど知らない感じで、きょとんとした顔をする場面もありました。もっともっと現状をアピールしなければ、という思いを強くしました。