自己紹介

  静岡県の臨時教職員制度の改善を求める会(略称;求める会)は、1997年6月28日、静岡県内の臨時教職員、正規教職員、保護者、研究者などが集まって結成されました。

  現在、県内の少なくない学校で、期限付き任用の臨時教職員が働いています。彼らは身分こそ「臨時」ですが、仕事の内容も、負っている責任も正規の教職員と何ら変わりがありません。ところが、長くて1年間、短いと2週間などという期限付きの任用で、期限が来れば自動的に失業し、その後の仕事の保障もありません。また、待遇面でも正規の教職員よりも低い給料、少ない休暇など、様々な差別を受けています。

  「責任は一人前、待遇は半人前」と言われ、将来の生活に不安を抱えながら、それでも子どもたちのために全力で取り組んでいる臨時教職員がたくさんいるのです。現在の学校教育は彼らの奮闘によって支えられていると言っても過言ではありません。

  私たち求める会は、臨時教職員の待遇を抜本的に改善し、将来にわたって安心して働くことができる環境をつくることを求めています。そして、「臨時」「正規」の差別なく、すべての教職員がスクラムを組んで、子どもたちのために全力を注ぐことのできる学校を実現しようとしています。

  私たちは臨時教職員の問題を解決することが、子どもたちが安心して楽しく学べる学校を実現する、大きな力になると考えています。このホームページを読んでくださったみなさんが、私たちの主張や活動に賛同してくださり、少しずつでも力を貸してくださればこんなにうれしいことはありません。


静岡県の臨時教職員制度の改善を求める会会則

1,本会は名称を「静岡県の臨時教職員制度の改善を求める会」とする。

2,本会は事務局を静岡県高等学校教職員組合(住所;静岡市駿府町1番12号・教育会館内)内に置くこととする。

3,本会は会の趣旨に賛同する個人または団体で構成される。

4,本会は次の活動を行う。

 ・臨時教職員制度の問題点を広く県民に知らせ、制度改善を求める世論を喚起する活動。

 ・臨時教職員制度の改善に取り組む県内諸団体を支援する活動。

 ・全国の臨時教職員運動と連帯する活動。

5,本会は毎年1回、会員総会を開く。

6,本会の運営は会員総会で選出された役員によって行われる。役員は、会長1名、副会長2名、事務局長1名とする。

7,本会の財政は、会員が払う会費と寄付金及び事業収入によって支えられる。会費は年会費とし、個人会費を2000円、家族会費を3000円、団体会費を1口3000円とする。