Mac

ファーストとセカンドの2ショット

99.12.16 先勝 セカンドマシンとなるiMac DV Special Editionが我が家に「婿入り」いたしました。思えばファーストがやってきたのも12月。あれから3年が過ぎ、namiとMacのシンクロ率&消費税の上昇と反比例して、価格はどんどん下がっているよーです。HD容量が13GBに搭載メモリが128MBで17万8000円!!メモリを128MB追加しても税抜き20万円弱!!嬉しいけれど、なんだかちょっぴり損した気分にもなり、師匠にグチったところ「ワシの時は軽自動車が買える値段だった!」とな。うーむ・・・

9/9に開催された「第3回素人Mac大会〜初期化編〜」レポートは
こちら→

 

namiとMacの愛の軌跡ーっ!

じゃあもどる→

 

96初秋

心機一転、なにか新しいことを始めようと思った。
そんな時“前々からやりたかったことを始める”というのはよくあるパターンなのだが、ちょいと変わり者のnamiは、自分に一番似合わないこと、自分に一番縁遠いことを始めようと考えた。
お茶にお花に英会話。どれも似合わないが既に経験済み。テニスなどの爽やかスポーツ系というテもあったが「ああ、なんだかやりそうね」と言われ断念。ピアノもかなり似合わないが、これは“前々からやりたいこと”だったので今回は却下。ありそうでなかなか見つからないものである。
そんな時、ふと思いついたのが、そのころまだハシリだったインターネット。
自慢じゃないが当時の(今も、だけど)namiときたら、ビデオのタイマー録画も満足にできず、乾電池の単3と単4の違いもわからず、電球ひとつ交換できないという、まさに筋金入りの「そっち系弱いヒト」だったのだ。当然マウスはおろかキーボードにだって触ったこともない。そんなnamiがおうちでインターネットだなんて、まさに不似合いの極みである。
「よし!これしかない」と決意を固めた。

96秋

が、しかし。縁遠いことすぎて、そこから先どうすればよいのかが皆目分からない。とりあえずパソコンを買わなければ始まらないのだが、何を何処で買ってよいのやら。それにいきなりパソコンを買ったところで扱える自信など全くないし・・・
そんな状況をnamiのまわりで唯一キーボードに触ってる(ワープロだけどね)友人M子に相談したところ、「じゃあスクールにでも行けば?」とのアドバイスを受けた。そして「その前にインターネットカフェってのがあるから、まずはそこに行ってパソコンに触れてみなよ」とも。持つべきものは良き友である。
早速二人で噂のカフェに行ってみたところ・・・定休日であった。

96晩秋

決意はあるのだが足踏み状態のまま、ある日ボスO氏のお宅に遊びに行く。
話の流れで今の状況をふと漏らしたところ、ボスがいきなり「あ、勝手に買っちゃだめだよ」と一言。なんでも知り合いに“パソコン屋さん”がいるのだそう。地獄に仏とはまさにこのことである。さらには「パソコンを持っている人がいるから触らせてもらえば?」と、そのお宅に連れていってもくれたのだ!
この時ばかりはボスに後光がさしているかに見えた。

で、いざ触らせていただいたのは“ノート型”の“Win”であった。
無知なnamiとはいえ、このところ“そっち系”情報にはアンテナを高くしていたので、パソコンにはノート型とデスクトップ型があるということくらいは知っていた。買うのなら見た目オシャレなノート型、と決めていたのだが、意外にもノート所有者のN氏はデスクトップ型をすすめたのだった。使いやすさや画面の見やすさ、それに設置場所があり、外には持ち歩かないであろうということを考慮してくれたのだろう。納得できる理由であった。

分からないのはWinとMacの違いである。
その頃仕入れた情報によれば、Winは95の大ブームがあり、いまやオフィスや家庭で大活躍。一方のMacはリンゴマークのパソコンで、プロが使うムツカシイもの、という認識であった。
だがN氏は言った。

「Macのほうが簡単だよ」

そして決定打はボスのこの一言である。

「Win使ってるって言うよりMac使ってるって言ったほうがカッコイイじゃん」

決まりである。
私はデスクトップ型Macを買うことにした。

96初冬

そうと決まればあとは速い。早速ボスの知り合いの“パソコン屋さん”のT氏を紹介してもらい機種選びをする。とは言え所詮ハードの仕様の違いなんざ分かるハズもない。“カッコイイから”決めたMacである。基準は見た目、ビジュアル重視でPerfoma5440、通称“黒Mac”に決めた。デスクトップ型で黒っちゅーのは見たことがなかったから一目惚れである。プリンタも黒いのが欲しかったのだが手頃なヤツで黒はなかったので、まぁこれは断念。勧められるがままキヤノンBJC620JWにした。それから、Macが来る前に家具屋に行きデスクまでも購入。あのオシャレなMacに安物のスチールラックは不似合いだと思ったからちょいとフンパツする。とことん見た目にこだわるのであった。

96.12.19

ついにMacが我が家にやって来た!
パソコン屋のT氏にセットアップをしてもらい、記念すべき第1回目の起動をする。と、「じゃーん」と重厚な響き。感動にうち震える。Mac代¥316,000にプリンタ代¥55,000,プラス消費税3%の計¥382,130なり。
だが問題はこれからである。必要に迫られて買ったワケではないからして、自分から積極的に接触を試みなければ、この子はただのオブジェと化してしまうのだ。(まぁそれはそれで絵にはなるが・・・)
“魔法の箱”を前に、少し不安になるnamiに向かいT氏はこう言った。
「いろいろと出来るけど、まずは自分が興味を持ったこと、ゲームでも何でもいいですから、それから始めるといいですよ」
優しきお言葉である。そりゃそうだ。いっぺんにあれもこれもなんて覚えられるわけはない。そんなわけで、とりあえず起動と終了の仕方を教わった。「大丈夫、壊れませんから。どんどん触って下さい」そう言ってT氏は去っていった。

長くなりそうなのでもどる→

96暮れ

まるでおもちゃを与えられた子供のように、毎日毎日「じゃーん」しては喜ぶ。このPerfomaシリーズにはいろんなソフトがバンドルされているので、ド素人のnamiでも結構遊べるのだ。
そんなある日、ついに初フリーズを体験をしてしまい気が動転する。再起動なんて技は知るはずもなく、やむなく後ろのスイッチから電源をおとす。その後爆弾マーク付きの恐ろしげな警告にも遭遇。当事どんな使い方をしていたのか、今となっては記憶にないが・・・

97新春

正月休みにインターネットが見られるようにと、T氏がプロバイダから仮パスワードをとっていてくれたのだが、結局繋がずじまい。その後本パスワードが届いたので設定を試みるが・・・繋がらないよーぉ。

97.3.2

依然“閉ざされたMac”状態が続くそんなある日、友人の常吉が「どぉよ、インターネットには繋がったの?」なんぞと言いながらやって来た。半ばあきらめモードに入っていたnamiを見かね、ああだこうだと手助けしてくれるのだが、悲しいかなヤツもド素人。繋がるはずもない。もはやこれまでかと思われたその時“福音”はもたらされた。
「僕の従兄弟にパソコン詳しい人がいるから聞いてみよっか?」
早速その場でTELをし、教えを乞う。が、口頭で今の状態を説明するのもひと苦労で、さっぱり前には進まない。従兄弟さんは歯がゆさに耐えきれず「じゃあ今からそっち行くわ。そのほうが速そうだ」となった。
現れた従兄弟さんの第一印象は・・・まさに“そっち系のヒト”であった。
そしてその日以来、神業のごとくMacを操る彼を“我が師匠”と崇め、今日に至るのである。

97.3.3

ついに“開かれたMac”となった。
結局うまく繋がらなかった原因は、師匠いわく「プロバイダからの通知が分かりにくかったからでnamiさんのせいじゃない」んだそう。
記念すべき初メールは師匠へ送ってみた。ばっちり成功である。
と同時にインターネットデビューも果たした。まさにまさに夢が叶った瞬間である。数カ月前に思い描いていた“似合わない私”がここにいるのだ。わははー。
そして睡眠不足な日々は続く。

97.3中旬

師匠のアドバイスでメモリを増やす。
もともと16MB のところに「見せかけ上メモリを倍にする」というソフトが入っていたらしいのだが、コイツがどうも「問題あり」なんだそう。(多発するフリーズはそのせいか?)で、この間そいつを外してもらったところ、今度はやたらと「メモリが足らん」との警告を受けるようになった。ストレスが溜まることこの上ない。
「メモリは以前よりずっと安くなったよ」と師匠は言うが、大根や白菜の値段じゃあるまいし、果たしてそれが高いのか安いのかはさっぱり分からない。とりあえす税込み¥37,595で64MB 追加し、私は“快適”を手に入れた。もちろんメモリの購入から取り付け作業まで全て師匠にお任せである。

それと同時期、“初ネットショッピング”も体験した。通販まにあパワー炸裂である。戦利品はYOSHIKIモデルのサングラス。カード払いには抵抗があったので代引きで。¥25,000くらいだったかなぁ。

97秋

メールにゲームにちょっとした書類作成、それに簡単な画像加工も覚え、ド素人から素人へ昇格したその頃。独学の趣味Macに行き詰まりを感じ始めてきたnamiは、新たな知識の拡大を願った。ならばスクール通いか、とも考えたが、コマダムが行きそうなお手軽スクールは、そのほとんどが“事務職養成Win講座”である。じゃあいっそのこと就職でもすっかぁ?と求人誌を探すも、これまたWinで事務をというものばかりで、たまにMacの文字を見つけても、それはデザイン系の「即戦力」「経験者」のみ。素人Mac使いの出る幕などどこにもなかった。悲しき現実である。
が、神は私を見捨てなかった。
良き友M子が“第2ステージ”の幕を開けたのだ。

いい加減飽きたのでもどる→

97.12

それはホームページ作成の仕事であった。
「私の知り合いがね、仕事手伝ってくれる人を探してるのよ。家のパソコンがインターネットに繋がっているのなら誰でも出来るって」とM子は言う。
まるで未知の世界である。そんな簡単にできるワケはない。
だがいいチャンスだった。
それではまず話だけでも伺おうと早速N山氏を紹介してもらった。なかなかいい味出した人物である。
仕事の方はまるで自信がなかったのだが、N山氏と話をしていると何故だか「あら、それなら私にも出来そう」という気になるから不思議である。結局その場で快く引き受けていた。
それからはマニュアル本片手に大奮闘である。ひな形があるとはいえ、やはり慣れぬ作業には戸惑う事も多い。本にも載っていない問題点に遭遇した時などは大パニックだ。そんな時、頼りになるのはやっぱり我が師匠。既にマイ・ホームページを立ち上げている彼に何度「お助けCALL」したことか。その度に親切に教えて下さって・・・感謝感謝である。

さて、時は年末である。同時進行で初の年賀状作成にもチャレンジした。お気に入りの写真を師匠にスキャンしてもらい加工する。こちらは趣味なので全く苦にはならない。むしろ楽しい作業である。その出来栄えにも満足し、なにげに自慢したところ、「じゃあ僕のもお願い」と常吉が言ってきた。「簡単だから自分でやりなさい」と師匠面し、指導してやる。すると今度は彼の友達も「お願い」となり、我が家はにわかMac年賀状作成教室と化した。いい感じである。

あけて新春。
無事お仕事も終わり、報酬を手にした。これがいわゆる「SOHO」ってヤツですかねぇ。namiの場合「電脳内職」って言ったほうがピンとくるんだけど。
とゆーワケで、師匠と、ついでに常吉も誘ってぱーっとお食事会。いつしかこのミョーな三人組を“秘密結社Mac友の会”と勝手に命名し、以後定期的に集まるようになった。入会は随時受付中。Macを愛するあなたもご一緒しませんか?

98.4

デジカメ&OS8.1を購入。
ふつーのカメラが壊れたので、じゃあどうせならデジカメにしようと。かなり迷った結果、オリンパスCAMEDIA C-820Lをチョイス。新型が出たばかりで安くなってたというのがポイント。だが買った後にズーム機能がないというのは大失敗だということに気付いた。(namiの場合子供の撮影が主だからね。運動会やお遊戯会にズームは必須だよ)まぁしかし以後大活躍のアイテムとなり、電子アルバム作りが趣味に加わった。
OSのバージョンアップは初体験だったが見た目新鮮でいい感じ。

98.8

MOドライブ購入。
バックアップ用に。外付けハードディスクという選択もあったが、データの受け渡しを考えてこちらに決めた。容量は「デカイほうがいいだろ」との単純明快な理由で640に。師匠のツテで、オリンパス640MO TURBO BLACK、オマケに640のMOが2枚付いて税込み¥59,226なりをGET。我がMacにお似合いの黒だもんね。

98晩秋

ぽちぽちと電脳内職に励んでいたそんなある日。N山氏から1本のTELが入った。いつもの仕事依頼だと思いきや、なな、なんと!「ホームページ作成のインストラクターやらない?」だって。うへーっ。
人サマに教えるのって、また違う専門分野だと思っていたからかなり躊躇したものの・・・例によって「乗せられた」私。計3回も“センセイ”し、クラブのホステス並の時給を手にする。
タダで友達に教えるっていうのならともかく、仕事となると、ねぇ・・・でもいい勉強になりました。
しかし思い起こせば2年前、マウスすら触ったことのなかった私がMacを購入し、その1年後には金を稼ぎ、そのまた1年後にはセンセイやるとは・・・世の中分からないもんである。

99.5

さてさて、ホームページ作成のいろはも何とか習得し、再び「新たな知識の拡大」の欲求が高まる今日この頃。いつものように求人誌を眺めていたら・・・あった!燦然と輝く「Macオペレーター募集」の文字が!!情報誌の編集アシストという仕事も興味津々だし労働条件も希望通り。迷う間もなくTELを入れ、即行で面接、めでたく採用とあいなった。初出勤の時は、ずらーっと並ぶMacを見てエラク感動したもんである。ここはまさに天国だ!

99.6

調子に乗って写真を撮りためていたら、いつしかハードディスクが一杯になっていた。まぁもともと1.6GBしかなかったんだもん、仕方ないか。なのでハードディスクを8.4GBに交換する。19,740円なり。例によって買い付け(今回は何故か札幌なのだ)から取り付けまでを師匠にお願いした。その時、いい機会だったのでハードディスクを3つに分けてもらった。それがなんのメリットがあるのかはよく分かっちゃいないが、まぁ話のネタに。分けたハードディスクにはそれぞれCasper、Balthasar、Melchiorと名前を付けたのだが・・・この意味が通じる方、メール下さいな。

99.9.13

ついに!マイ・ホームページを立ち上げ、こうしてMacとのノロケ話を世にお披露目しちゃってる次第である、と。

この間、「勝手に買っちゃだめだよ」のボスO氏もnamiと同じPerforma5440を購入し、「ノート型Win」所持者のN氏と「ホームページの仕事くれる」N山氏もiMacを購入した。更にはあの常吉さえもPowerBook G3 をGETし、Mac友の会NO2の座をnamiから奪おうとしている。
最近じゃちょっと物足りなくなてきた我がMacくんだけど、これもnamiが成長した証かな?でもまだまだ現役でがんばってもらうからねーっ。
Macと出会ってほんとうに良かった!マジで人生変ったと思うよ。

これからも、この履歴書が随時更新されることを祈りつつ・・・