Libretto ff 1050CS


製造元 TOSHIBA
CPU MMX-Pentium/233 (L1:32kb, L2:なし)
Memory 32MB (最大96MB)
液晶 6.0型DSTN、640x480、1.677M color
GraphicAcc. NM2160(PCI接続)、VRAM2MB
Mouse リブポイント
HDD 3.2GB
FDD USB接続(オプション)
PCカードスロット TYPEII x1、CardBus対応
Sound Sound Blaster Pro互換、スピーカー内蔵
インタフェース USB x1、MicIN x1、SpkOut x1、ミニRGPコネクタ x1、リモコン接続 x1、IrDAポート x1
バッテリー 2.5〜3.5時間駆動
寸法 221mm x 132mm x 32mm
重さ 約900g
付属OS MS Windows98
購入価格 ¥69,800-


●はじめに

ミニノートPCが欲しいなぁ、と探していた所、ビッグカメラでLibretto ff 1050CSが安値で売っていました。

新品で¥69,800-(2000/7/2)。上位機種のLibretto ff 1100は¥200,000-近くもするのでとても手が出ないし、DSTN液晶もそれほど見づらくなかったのでこれに決めちゃいました。

●外観

Libff本体

ミニノートだけあって、本体は小さいです。
これなら持ち運びでも、余りじゃまになりません。ただ、重量が約1kgあるのでちょっと重いですね。

Libff画面

キーボードは使うのに(自分にとっては)ギリギリのサイズですね。
これより小さかったら、打ち間違いが多くなって使えないかもしれません。

リブポイント...使いにくいです。
まあ、慣れだと思いますが、アイコンのドラッグがうまく出来ない。
で、結局、USBにマウス繋いで使っています。

●液晶の画質

 DSTN TFT

左がLibrettoffのDSTN液晶の画面、右がDynabookSSのTFT液晶の画面です。

比べると、だいぶ違いますね。
TFT液晶の方が黒がしっかりと出ていて、白色の文字もにじんでいません。
DSTN液晶の方は全体的に白っぽくて、文字もTFTに比べると読みにくいですね。

ただ、librettoffの液晶ではサイズが小さい事もあってか、それほど見づらくないです。

●使用感

まず使ってみて感じた事は、「MMX-Pentium/233にしては遅い!!」でした。

標準搭載のメモリが32Mのせいもあったかもしれません。それにしても動作が遅かったです。
アプリケーションの起動はもたつくし、何か処理をするごとにウェイトが入るような感じでした。

そこで、まずメモリを32M増設して64Mにしました。

次にデスクトップPCでもやっている、Windows98のカスタマイズを。

1. フォルダオプションで、「従来のWindowスタイル」に設定する。
2. Webページの表示を解除、ツールバーの表示のチェックをすべて解除する。
3. 画面プロパティの効果で、ウィンドウ、メニューのアニメーション化を解除する。

これで、マイコンピュータを開いた時など、動作が少し軽くなりました。

次に、余分なプレインストールソフトを削除。

1. Intenet Explorer5.0、Outlook Express、FrontPage Expressを削除。
2. プロバイダサインアップ(AOL等)のアプリをすべて削除。
3. Angel Line、KaraOKを削除。
4. Live Media関連を削除。

これで大分すっきりしました。

結局残したプレインストールソフトは、The翻訳、駅すぱあと、アトラス、VirusScanぐらいです。

[ちょっと愚痴] {

それにしても...なんでプレインストールソフトで、いろんなプロバイダのオンラインサインアップアプリケーションが入っているんでしょうねー。AOL、BIGlOBEを筆頭に、プロバイダサインアップのアプリケーションがてんこ盛り。

ただでさえ、Win98標準でオンラインサービスなんてフォルダが勝手に作られるのに...

初心者でも簡単にインターネットに接続を...と言っても、これじゃあどこ選んでいいか分からないでしょ。

はっきり言って、じゃま以外の何者でもないです。これただのプロバイダの宣伝ですよねー。
(まあ、お金もらってやっているんだと思うけど...)

どうにかしてもらいたいもんです。 > TOSHIBAさん。 }

と、気を取り直して、次はスタートアップ時に起動するアプリケーションで、必要ないものをスタートアップから外す。
あと、電源管理、IrDA等タスクトレイへ表示するものを、タスクトレイへ表示しないように設定。

これで、だいぶ快適に動作するようになりました。

でも、やっぱりアプリケーション起動がちょっと遅い気がする...で、ネットで調べてみると、ff1050ってCPUの L2 Cacheが搭載されていないみたい。
L2 Cacheが無いと結構、体感速度に影響するんですねー。

まあ、アプリケーションが起動した後は、レスポンスの悪さは感じないのでそれほど問題にはならないんですが。

ちなみに、ff1050ってCPUにファンが取りつけてあって、CPU温度が上がりすぎると自動的にこのファンが動くようになっています。

で、このファン、かなりうるさいです。これはどうにかして欲しかった...

●使用中のPCカード一覧

メーカー 型番 説明
CyQ've FMC-561 56K Fax/Modem Card
Laneed LD-10/100CD 10M/100M bps LAN Card
SII PHS DATA 32S PIAFS 32K通信Card
Ratoc REX-R231 Ultra-SCSI Card
OLYMPUS MA-2 PCカードアダプタ for SmartMedia

どれも今なら、¥4,000〜¥7,000ぐらいで手に入りますね。

LibrettoにLinuxを入れて...と考えている人は、もうちょっと選択するカードが変わるかと思いますが、今の所はWin98のみで使う事を考えていますので、こんな感じになりました。

●使用中のUSBデバイス一覧

メーカー 型番 説明 詳細
SIGMA SHB-3VO 3port USB-HUB/BusPower 作成中
ELECOM UH-C4SGP 4port USB-HUB/SelfPower 作成中
Arvel LKC02-USB USB-USB Link Cable 作成中
TOSHIBA PA2680UJ USB-FDD 作成中
I・O DATA USB-H64 PIAFS64K(PIAFS2.1)通信Cable 作成中
SANTEC PS64P1 PIAFS64K(PIAFS2.1)通信Cable 作成中
HAGIWARA SYS FlashGate Mini SmartMedia Reader/Writer 作成中
SANWA SUPPLY JY-P33U USB-Joystick 作成中

LibrettoはPCカードスロットが1つしかないので、スロットを使っていると、あとはUSBで機器の増設となります。
とりあえず、BusPowerのHUB、SelfPowerのHUBを1つずつ買って使っています。

USBは、なかなか便利ですね。好きな時に抜き差しして使えるし。
DynabookSSでも普段は外付けFDDを繋いでいないので、FDの読み書きをしたい時はUSB-FDDを繋いで使っています。

●おわりに

始めはLibretto ffではなく、LibrettoM3を買おうかと思って中古ショップを探していました。
理由は、M3をクロックアップすると266MHz(標準だと133MHz)ぐらいまで動くって話を聞いたから。(^_^;)

が、買いに行った時、ちょうどどこにも在庫がありませんでした。
で、Libretto ffを見つけて買った訳ですが、今ではffを買ってよかったと思っています。

今(2000/07)、M3の中古がだいたい¥80,000-から¥90,000-で販売されています。
さすがに、この金額で買ったものを分解、改造するのは結構勇気がいりますよね。
改造した後、安定して動くかも分からないし...

ffにも不満点がいくつかありますが、しばらくこれを使ってみようと思っています。


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