#9 Revolution 3D


製造元 Number9
搭載Chip Ticket to Ride
搭載Memory WRAM 8MB
Bus Type PCI
RAMDAC IBM RGB526 / 220MHz
Support API DirectDraw / Direct3D
購入価格 ¥15,000-


●はじめに

TicketToRide搭載のNumber9製ビデオカード Revolution3Dです。WRAM8MB版です。他にもSGRAM版があるようです。

当時使っていたGA-968V4(S3-968)の買い替えとして、同じIBMのRAMDACが載っているという理由で選びました。

15,000円(1998年)で購入しました。最近(2000/6)は、たまに中古で売っているのを見かけますね。

●ボード外観

ボード前面 TicketToRide

ボードのサイズはかなり大きいです。フルサイズあります。

Memory増設用のコネクタが付いています。

RAMDAC WRAM

RAMDACは外付けです。IBMのチップを使用しています。

WRAMはSEC製です。

●評価

1.マザーボードとの相性

Socket7、Socket8、Slot1のどのマザーボードでも問題なく動作しました。

2.画質 (評価:★★★★★)

1024x768で使用しましたが、文字のにじみも少なく鮮明できれいです。

白、黒ともにきれいに発色しています。

所有しているビデオカードの中では、一番画質が良いと思います。

3.2D性能 (評価:★★☆☆☆)

HDBenchの結果から、最新のビデオカードと比べるとかなり見劣りしますね。

4.3D性能 (評価:★★☆☆☆)

Final Realityの結果を見ると、そこそこの性能は出ていますが、3D効果が正しく再現されていないものが、かなり目立ちました。ハードウェアで対応していない3D APIの命令が、いくつかあると思います。

5.ゲーム体感速度 (評価:★★☆☆☆)

以下のゲームで使用してみました。

FIFA98(Direct3D)・・・Celeron/450 + Revolution3Dの構成で、Direct3D使用の設定でゲームを行うと、地面が正しく表示されなかったりラインが全く表示されなかったりしていました。SoftwareRenderingの設定では、なんとかゲームが出来ました。
STAR WARS RogueSquadron(Direct3D)・・・省略
サイキックフォース2012(Direct3D)・・・省略

●おわりに

発売当時は2Dはトップクラス、3Dもそこそこの性能でしたが、現在では最近のビデオカードと比べると、かなり見劣りします。

ゲームで顕著にその影響が出ていますので、もしゲームを動かす場合にはVoodoo2などのカードの追加が必要でしょう。

ただ、画質に関しては現在でも良好な部類に入ると思います。

仕事用のマシンなどに使用するには良いカードだと思います。


OS分類 OS/Server名 対応状況 Driver
Windows Windows95/98 付属ドライバ(CD)で対応
WindowsNT4.0 付属ドライバ(CD)で対応
Windows2000 標準ドライバで対応  
Linux Accelerated-X5.0 標準ドライバで対応  
XFree86 対応済み
BeOS R4.0
試作ドライバで対応
 
R4.5 標準ドライバで対応  


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