AMD SocketA CPU


●はじめに

いよいよSocket版のAthlon(Thunderbird)、Duron(Spitfire)が発売されましたね。
という事で、さっそく買って使ってみました。

Duron/650、Athlon/700は2000/06に購入。同時にMSIのSocketAマザーボードも購入しました。

●使用CPU

Duron/650 D650AST1B AKAA0021FPCW 91664151638
Athlon/700 A0700APT3B ADEA0021BPBW 91588271198

●使用環境

テストマシン その3
主なパーツ メーカ、型番
マザーボード MSI MS-6340 (VIA KT133)
CPUファン COOLTIUM VDP-12
Memory Infineon 128M PC100 CL2
VGA 3dfx Velocity100/8M
HDD IBM DPTA-351500/15G

SocketA搭載マザーボードのマシンです。
マザーボードはmicroATXですが、普通のATXケースに入れています。

●オーバークロック結果

今回のマシン構成(テストマシン3)では、全くオーバークロック出来ませんでした。

MS-6340は、マザーボード上ジャンパで設定する所はほとんど無く、FSBもBIOSで設定します。
が、FSBを100MHz -> 102MHzにしただけでBIOSすら立ち上がらなかったので、マザーボードの方でなんらかの制限をしているのかもしれません。
また、Core電圧の設定項目も無かったので、オーバークロックするには不向きなマザーボードかと思います。

ちなみにFSB設定変えてマシンが立ち上がらなくなったら、[INS]キーを押しながら電源を入れると初期設定でマシンが立ち上がります。

まあ、MicroATXのボードだし、小さいケースに入れて使う時はオーバークロックすると動作が不安定になる可能性が高いので、こうなっているのかもしれません。
今度は、ATXでいろいろ設定のいじれるボードが出たら買って、もう1度オーバークロックに挑戦してみたいと思います。

CPU名 型番 Core電圧 FSB 動作Clock
Duron/650 D650AST1B 91664151638 1.5V 100MHz 650MHz
Athlon/700 A0700APT3B 91588271198 1.5V 100MHz 700MHz

●おわりに

以前Pentium3のテストで使用したマシンを、マザーボードとCPUだけ入れ換えて使ってみました。

使用感ですが、体感速度ではクロックアップしたCeleron/800よりDuron/650の方が速く感じます。
アプリケーションの起動は、ほぼPentium3/667と同じような感じです。

これだけのCPUが、この位の値段なら...買いかも。
あとはマザーボードがもっと出回って安くなれば文句無しですね。

マザーボード+CPUで¥25,000-ぐらいで手に入る様になれば、Celeron買ってオーバークロックするより、Duron買った方が断然お得のような気がします。
# 定格で使うのならば、発熱等の問題も気にしなくて良いし

●追記(2000/7/8)

MS-6340 BIOS2.0で、重大なバグが見つかりましたね。
PCI1(AGP隣のPCIスロット)に差したカードが認識されないというものです。

うちのMS-6340(BIOSは2.0)でも試してみましたが、やはりPCI1にサウンドカード or ネットワークカードを差しても認識されません。
で、BIOSを2.0から2.2にアップデートした所、無事に認識される様になりました。

他にも 2.0の頃は、ビデオキャプチャー中に良くフリーズしていたんですが、2.2にした所全くフリーズしなくなりました。
バグもいくつか修正されているみたいなので、これはアップデートした方が良さそうですね。

MS-6340のBIOSのダウンロードはこちらから。


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