ニューラルネットワークによる文字認識


 

5章 実験と結果

5.1 実験方法

 まずコンピューターに覚えさせるデータについては、表5.1の様な数のデータを学習データとして使用し、認識させるテストデータとしては、表5.2の様なデータを使って実験を行う。

 なお学習データは、パターンマッチングの場合は認識時にマッチングさせるデータとして使用するデータのことであり、ニューラルネットワークの場合はネットワークを学習させる時に使用するデータのことである。

 また表の文字数の後の()の中に書かれている数字の意味は、数字の認識の場合は0〜9までを何回分か、アルファベットの認識の場合はA〜Zまでを何回分の文字数であるかを示している。

 実験結果の認識時間は1文字認識するのに必要な時間であり単位は秒。(端末はNEC9801DA/CPUクロック20MHzを使用)

表5.1 学習データ数
  (1)場合 (2)〜(4)場合
アルファベット 104文字(4回分)

156文字(6回分)
数字 50文字(5回分) 80文字(8回分)

表5.2 テストデータ
  学習データ数 字の種類 テストデータ数
アルファベット (1) 104文字 学習者の字 52文字(2回分)
(2) 156文字 学習者の字 52文字(2回分)
(3) 156文字 書体を変えた学習者の字 52文字(2回分)
(4) 156文字 学習者以外の人の字 130文字(5回分)
数字 (1) 50文字 学習者の字 30文字(3回分)
(2) 80文字 学習者の字 30文字(3回分)
(3) 80文字 書体を変えた学習者の字 30文字(3回分)
(4) 80文字 学習者以外の人の字 100文字(10回分)

 


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