Web Application Serverによるサーバ構築


 

目次

  1. はじめに
  2. システム環境及び前準備
  3. Oracle8のインストール
  4. WAS3.02のインストール
  5. WAS3.02の設定
  6. PL/SQLを使ったCGIの作成
  7. javaとPL/SQLの連動
  8. おわりに


 

 はじめに

以前、WinNT版Oracle7.3とWAS3.0を使ってシステム構築をした事があります。
その時、使い勝手が良かったので、今回Linux版のOracle8とWAS3.02のTrial版を入手しシステム構築を行ってみました。

 


 

 システム環境及び前準備

●使用マシン及びOS

 CPU Celeron500 x2
 MEMORY 64MB
 HDD Linux native 1.6GB
Linux swap 500MB
 OS Redhat Linux5.2日本語版
kernelは2.2.13-smpにupdate
 ServerApp Oracle8 for Linux Early Adopter's Release
Oracle Application Server 3.02 for Linux(TrialVersion)

●インストール前準備

インストール前の環境設定を行います。

oracleユーザの登録...dbaグループ、oracleユーザを登録する。

 # groupadd dba
 # useradd -g dba oracle

環境変数の設定...実行に必要な環境変数を設定します。

 ORACLE_BASE=/home/oracle (Oracleベースディレクトリ)
 ORACLE_HOME=/home/oracle/8.0.5 (Oracleホームディレクトリ)
 ORACLE_SID=ORCL (OracleDBのSID)
 ORACLE_TERM=vt100 (OracleツールのデフォルトTerminal)
 NLS_LANG=american_america.us7ascii (言語コード※1)
※1 ここでは英語に設定していますが、これはWAS3.02(Trial)が
  英語パッケージ(MultiLanguage版でない)の為です。

 


 

 Oracle8のインストール

●インストール方法

Oracle8 for Linuxのインストール方法は、詳しく解説しているサイトがたくさんあると思いますので詳しくは書きません。
分からない所がある場合は、他サイトを参照してみてください。

●インストール手順

Oracle8 インストールCDをmountし、oracleユーザでloginした後インストーラーを起動します。

 # mount -t iso9660 /dev/cdrom /mnt
 # su - oracle
 $ cd /mnt/Oracle/orainst
 $ ./install

以下のように問い合わせに答えます。

 Do you want continue? -> y (インストールを続行する)
 'dba' we need to relink oracle. -> dba (dbaグループ名)
 Enter ORACLE_HOME ... -> /home/oracle/8.0.5 (Oracleホームディレクトリ)
 Enter ORACLE_SID ... -> ORCL (OracleDBのSID)
 Do you want to create a database? -> y (DefaultDBを作成するに指定)

インストール後、以下のコマンドを実行する。
これで、/etcに oratabが作成されます。

 > cd $ORACLE_HOME
 > . .env
 > su
 # cd orainst
 # ./root.sh

dbstart、dbshutを正しく動かす為、以下の箇所を修正します。

 dbstart, dbshutをエディタで開き、/var/opt/oracle/oratab
 なっている箇所を/etc/oratabに修正する。
 /etc/oratabをエディタで開き、最後の NY に修正する。

以降、OracleDB、Listnerを起動する場合は、oracleユーザでloginし以下のコマンドを実行します。

 $ dbstart
 $ lsnrctl start

停止は以下のコマンドを実行します。

 $ lsnrctl stop
 $ dbshut

 


 

 WAS3.02のインストール

●インストール前準備

まず、WAS3.02(Trial)を動かす為に、以下のLibraryが必要な為、ldconfig -p で、Libraryのバージョンを確認します。

必要なLibraryおよびVersion

 libc.so.6(libc.so.2.0.7)
 libstdc++2.8.0
 libpthread.so.0

WAS3.02インストールファイルを oracleサイトからDownloadします。
ファイルはcompress & tarで圧縮してあるので、/tmp等にcopyし、uncompress & tarで展開します。

●インストール手順

oracleユーザでloginし、インストーラーを起動します。

 $ cd /tmp/was/orainst
 $ ./orainst

メッセージに従ってインストールを進めます。
以下は、メッセージと選択した内容です。

Select the Installer option: (o)Add/Upgrade Software
Enter $ORACLE_HOME location: /home/oracle/8.0.5
Conform LogFile Location: DEFAULTのまま
Select native language to be installed : American/English

[Install]を実行

What type of installation would you like to perform? (o)single node install
Would you like to custom your installation? (o)custom installation
complete $ORAWEB_HOME location: 3.0
Enter the SITE name for this installation: website30
Enter the official hostname(include domain) for this server: myhost.mydomain
Enter a UDP Service ... web user 'admin'. Please enter the initial password: passwd
would you like to secure the WRB with a shared key? (o)No
Please Select the product your wish to install: [ ]VRML Cartridge
Do you want to start the oracle WAS? [x]Start
DO you want to update now? [x]update .cshrc/.profile with new env. valiables
[ ]
Connect to the Admin Listner now?

インストール終了後、WASの起動を行います。

 $ . .profile で環境変数を設定
 $ owsctl start wrb でWebRequestBrokerを起動
 $ owsctl start admin でAdmin Listnerを起動
 $ owsctl start www でWWW Listnerを起動

これで他マシンから admin listnerに接続できるようになります。
 (http://myhost.mydomain:8888/)

 


 

 WAS3.02の設定

作成中です...

●リスナーの設定

www listnerのデフォルトポートは80になっていますが、(Apatchなどで)使用中の場合は、8889等に変更します。

●カートリッジの設定

 


 

 PL/SQLを使ったCGIの作成

作成中です...

 


 

 javaとPL/SQLの連動

作成中です...

●JDKのインストール

JDK1.02をDownloadします。
ここから、JDK_static-1.0.2.pl2-3.i386.rpm をDownloadします。

rpmコマンドでパッケージをインストールし、実行環境を設定します。

 # rpm -qip JDK_static-1.0.2.pl2-3.i386.rpm でパッケージの確認。
 # rpm -ivvh JDK_static-1.0.2.pl2-3.i386.rpm でインストール。
 # . /etc/profile.d/jdk.sh でパスの設定
 # CLASSPATH=.:/usr/share/jdk... CLASSPATHを設定

JDKの動作テストとして、test.javaをコンパイル、実行してみます。

 # javac test.java
 # java test

●pl2javaの設定

ストアドプロシジャー(PL/SQL)のラッパークラスを作成出来るようにする為、以下の設定を行います。

 $ sqlplus sys/******* を実行し、sysユーザでloginする。
 SQL> @pkins8.sql を実行し、必要なパッケージを作成する。

あとは、pl2javaコマンドを使う事によってストアドプロシジャーのラッパークラスを作成する事が出来ます。

 $ pl2java www_dba/passwd プロシジャー名 で作成。(※2)
※2 WinNT版の場合はこれで良かったのですが、Linux版ではpl2java実行でエラーとなってしまいます。これは WASがTrial版のせいなのか、JDKのVersionが悪いのか今の所分かっていません...(^_^;)

 


 

  おわりに

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