NOGの部屋 〜音楽の趣味〜

 

MALICE MIZER (ヴィジュアル系ロックバンド)
 皆さんはヴィジュアル系ロックバンドと聞いて、どのような印象を持たれますか?
 また、彼等の音楽をどのようなモノと捉えるでしょうか?
 いちいち気に障る、甲高いシャウト。
 狂ったようにがなりたてるエレキギターの音色。
 確かにシーンにはそれらの音楽が氾濫しています。
 しかし、ほんの一握りには素晴らしい、まさしく芸術といえるモノも存在しているのです。
 その一つが、今回紹介するMALICE MIZERです。
 さて、マリスの名前くらいは聞いたことのある方がいらっしゃるでしょうが、はたして彼等はどういったグループなのでしょうか?
 血族……彼等を語る上で最も重要なキーワードの一つです。
 メンバー同士の結束、ファンとの繋がり。そういった目に見えることの無い、それでいて断ち切ることのできないそれらを指してそう呼びます。
 マリス従来のゴシック系の世界観に、新たなる血族(新ボーカル)Klahaを迎えた新しいマリスには、その概念がますます強まったようにも思えます。
 これら独特の世界、音楽、容姿、設定(?)がファンをより一層熱狂させているのです。
 前ボーカルGacktが抜け、新たにKlahaが加わったマリスは、その方向性をも微妙に変えつつあるというのが、私の勝手な予想(考え)なのですが、確かに以前とは比べ物にならない壮大なものがそこにはあります。
 現在発売されているアルバム薔薇の聖堂では、とんでもない完成度と深すぎる世界観を存分に味わうことができるはずです。
 賛美歌の如きコーラス、低く響き渡るボーカルに加えて、まるで舞台芝居のような徹底した設定、こだわりが随所に現れていて、聴く人間を引き込むこと請け合いです。
 DVD、VCを併せて見れば、貴方もマリスにハマるはずです。
 Mana様の御姿も拝見できます。
 是非、一度はご覧(お聞き)下さい。

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