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R・レッドフォード出演のさまざまな映画を見
てきたが、私には、誠実で芯のある社会派
俳優という印象が、なぜだか残っている。そ
して、さわやかな後味がのこる作品が多い。
人柄を表すような笑顔にあるのかもしれな
い。この作品は、内容も含めて、R・レッドフ
ォードらしさが光る作品であると思う。
特に病気やけがで青春時代をやり過ごさな
ければならなかった人。あるいは経済的と
か精神的な挫折で、不遇な時代がながかっ
たりした人が観れば、ロイの気持ちがよくわ
かっているから、ロイと一緒になって、躍動
し勇気がでてくる。
ベーブルースが少年達に夢や希望をおくっ
たように、アメリカのベースボール界には、
本当のスポーツマンシップ(元をただせばヨ
ーロッパ系かもしれないが)。紳士的伝統と
いう重みが感じられる。
あるスポーツジャーナリストが言うように、
二世だから、お金持ち、あるいは社会的地
位があるといったって通用しない。ある意
味、試合になれば、完全な実力主義でおこ
なわれるから我々を引き付けてやまない…
のだと。また精神的にも素質にも恵まれて
も、表舞台に登場することなく、人知れず去
っていった、すべての選手へのメッセージと
も取れるエンディング。
人生において、挫折から立ち直る事は、周
囲を巻き込んで勇気を与える。自分も他者
も、ともに崩れない本当の栄光につつまれ
るようだ。新たに何か始めるおじさんにも勧
めたい。何回見てもいい映画。
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アメリカでは精神分析医にかかることはステ
ータスシンボルだそうだ。実際にハリウッド
俳優もその治療法である逆行催眠の体験を
もとに本を出版し、ヒットしたそうである。
しっかりした資料か何かの裏付けもうかが
える。
そんなアメリカの影響か、日本でも前世療
法関連の本は、最近書店の専門書コーナ
ーに目立ちはじめている。
なんと仏教国でない、キリスト教圏のアメリ
カで、世論調査で4人に1人が輪廻転生を信
じているという結果も…。
イギリス在住、ライアル・ワトソン著「生命潮
流」では記憶に関しての催眠実験で興味深
いというか、信じられない人間の能力が、実
験報告されている。たしか「ペリカン文書」だ
ったか、FBIが目撃者を催眠にかけて証拠
がでたか聞く、くだりがあったから、捜査にも
つかわれているのだろう。また「ギフト」のよ
うに、特別の能力をもった人も、現実に捜査
に協力している。頭の固い日本では考えら
れない。私もちょと固いかも…?
カナダトロント大学医学部の精神科主任教
授J・L・ホイットン博士著「LIFE BETWEEN
LIFE」(日本語翻訳"輪廻転生"。内容は
衝撃的ではあるものの、客観的で誠実さを
うけるものである。表紙デザインはきらいだ
が…)は、著者の経歴からしても説得力が
ある。
また、すでにアメリカのTVメディアでも話題
になっていて、そのような下地のなかから生
まれた映画と思われる。
臨死体験映画「フラットライナーズ」は死の
恐怖が残り、後味が悪いいが、この映画は
運命のハッピーエンドには永遠という深み
が加わり、また孤独ではない、という感情
と、ふわっと包まれるような心地よさが残
る。生死を突き抜けた娯楽サスペンスとして
割り切って見れば、いい映画だと思う。実は
2回か3回見ている。…好きです。
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広瀬隆著「クラウゼビッツの暗号文」のなか
に出てくる、情報部員ソビエトKGBの養成
学校と卒業試験を思い出した。拷問の試験
である。卒業後の休暇先で捕まえられ、秘
密漏洩か死を選択される(もちろん捕まえる
のはKGB組織)。恋人・家族あらゆるゆさ
ぶりをかけ、自白せず死を選んだ者のみ合
格する・・・冷戦崩壊後の映画だから映画化
可能なのかは考えすぎか?わからないが、
リアルな展開に思わず引き込まれた。これ
でも現実のすさまじさからすればきれいなも
のである。
この映画では、逆に卒業から情報部員の育
成が始まる。どのような教育も世間から見
捨てられた人間にとっては蘇生となり、人間
性を取り戻していくものなのかもしれない。
しかし、まともな人間になって人を愛する事
を知る二キータ。任務が重圧となる、その涙
が全てを語っている。二人の愛をも振り切っ
て行く先には何が待っているのか…。
ハッピーエンドで終わらない典型的なフラン
ス映画でもあり、なんともいえない余韻が残
る。殺人を否定している事は伝わってくる、
現実社会の矛盾でもある。つい最近、新聞
のコラムに、日本の子供向けの絵本には子
供への影響を考慮してか原作とちがう物が
多いという。たとえば3匹のこぶたは、最後
におおかみを食べるが、日本では省かれて
いるそうだ。悪いことをすればどうなるか子
供にとってはつらいが、免疫を作っておく必
要があると書いてあった。この映画でも感ず
るが、(学校教育と違う教育とでもいうか、し
かし本当の人間教育なのでは?)いたみを
知らずに育つと、大人になってから大変だ
なー!と自省もこめて思った。
恐れ多くも、特に中学・高校の先生が見ると
いいなあ、と思ったりもする。8〜9年前に初
めて見てから、もう何度も見ているが、音楽
も抜群にいいし、私は何度見てもあきない。
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俺は、大丈夫か?悩んでいるのだ。
ネタばればれ注意。
アカデミー賞作品ということで去年のいつだ
ったか見てみました。
一言でいうとナイーブな中年の青春映画?
という印象。受賞に値する作品とかはともか
く、なんと表現したら良いのか…。物心つい
た子供時代から現在までの、様々な出来事
の積み重ね、(経験は勿論、本や写真、映
画、TVなど)忘れてしまった無意識のなか
の様々な出来事が、この映画の印象的な場
面場面が、意識のうえに浮かび上がらせ
る。というのだろうか、なにかを示唆している
感じなのだ。アメリカの家庭はよくわからな
いが、ぱっと見て日常とも思える映像が、観
ている私自身の心にさまざまな印象となっ
て広がるのである。整理整頓され、ほこり一
つ無く、美しく彩られた部屋で考え事をする
ように、心を奪われるものが無いので、よけ
いな事を気にせずに、考えていることがまと
まる。そんな不思議な感じなのだ。監督がイ
ギリス人のせいか、この映画のナイーブな
美しさが、身近な出来事に感じられて親近
感を覚えるし、人間味あふれる登場人物に
も感情移入してしまう。コミカルやほほえま
しさを織り込んで、観るものをたのしませて
見ごこちがいい。後半部はちょっとせつない
が、どろどろとした人間関係のダーティーな
ところを示唆するだけにとどめたところに、う
まさも感じる。人それぞれの忘れた多くの無
意識にうったえかけるような、うーん、いつ
までも余韻の残る後味である。印象的なの
は「赤」予感、秘密、変化、美、情熱、死、そ
して人間は赤い血潮をもっている事に改め
て気づく。インスピレーションをうけると言う
事は、基本がしっかりしているという事だろ
うか。写真が好きなので、映像表現としてみ
ると大いに参考になる。
しかーし!個人的な話に脱線。音楽は純粋
でいこう!と、とにかく自分がいい、と思った
ものだけを聞いているのだが、題名OOPS!
…I DID IT AGAIN/歌ブリトニー・スピア
ーズ(1981年生まれ)は自由奔放で今まで
にない曲だ。すぐに気に入ってしまった。い
い年をしてボーナスDVD付CDまで買って、
たまにひとりこっそり見て、けっこう罪悪感を
かんじていた。アメリカンビューティーのチヤ
リーダーを見ている主人公と重なったから
だ。俺の感性は間違っていないかあ!?と
マジに思ったのだ。でも映像表現はアメリカ
ンビューティーそっくりで、現代アメリカの表
現として改めてその作品の的確な映像表現
に納得???。
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麻薬問題といえばつい最近、ホイットニー・
ヒューストンが麻薬の常習をみとめた。大変
な社会問題である(2002/12/4)。さて、この
作品のように、麻薬のおとり捜査はよく耳に
するが、つい最近、イギリスがアメリカ張り
のおとり捜査をやってのけた。大富豪サッカ
ー選手ベッカム婦人の誘拐未遂事件であ
る。窃盗団にもぐり込んだのは、専門のプロ
でなく、なんと記者が(身分を隠して)潜入し
てのお手柄だったそうだ。ニュースになるの
は、ほとんどが成功例。失敗しても命だけで
もあればいいが、それが麻薬関係だと…、
冷戦時代のスパイ張りの、おとり捜査の問
題点も指摘されている。
日本でもヒットしたアメリカ映画「フレンチ・コ
ネクション」は、少々古いが(1971)有名だ。
それに対し「トレーニングデイ」は、麻薬捜査
(おとり捜査)の問題点と、警察官の資質を
問うような作品となっている。「フレンチ・コネ
クション」のような、おもしろさもなく、善悪も
単純ではない。私は「トレーニングデイ」とい
う題名もいいし、デンゼル・ワシントンの起
用もいいと思う。現代をよく表現している点
でも、監督の経験が生かされていて、大変
興味をもって見ることができた。
ストーリー途中までは、新米教育でよくある
話だなという感じで、だいたい見ている者の
思った通りの展開となる。しかし、このまま
では三流映画だぞ…(見せ方もよく練られて
いるなと、見終わって感心したが)途中から
アロンソがうさんくさく感じるころから、思わ
ぬ展開となる。思わず身をのりだしてしまっ
た。
主に19世紀活躍した、イギリスのサミュエ
ル・スマイルズは、こう言っている。
「いうべきときに"ノー"というのは、人生の
平和と幸福の要訣である。"ノー"ということ
ができず、また、いいたがらぬ人間はたいて
い零落する。世の中の悪が栄えるのはわれ
われが"ノー"という勇気をもたないためで
ある」
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最近のアメリカ映画には猟奇殺人ものが、
増えてきたなーと思っていたが、その影響
か、韓国ではタブーとされている猟奇殺人も
のの映画化ということらしい。「シュリ」以上
のヒットということなので、観てみることにし
ました。観なれているアメリカ映画に比べて
血のりの多さとグロテスクさにうんざりする
が、これが本物に近いのかもしれない。
麻酔をかけて、生きたままバラバラにしてい
く設定は、森村 誠一著「悪魔の飽食」のな
かで、歩いていた中国の子供を連れてきて
麻酔をかけ、これといった意味も無くバラバ
ラに解体してしまう、第二次世界大戦の日
本軍の軍事施設(人体実験)の史実が描か
れているが、それを彷彿させる。実際の事
件には、ありそうも無い設定だという気もす
る。
連続殺人犯というと、映画「羊たちの沈黙」
等で話題になったサイコパス:精神病質(精
神病ではない)が話題になった。
サイコパスは、政治家・企業家・弁護士・宗
教組織から庶民・犯罪組織全ての階層に至
るまで存在している。その特徴として、良心
の呵責や罪悪感がまったく無い・口達者・ず
るくごまかしがうまい・自己中心的・共感能
力の欠如・責任感の欠如・幼い頃の問題行
動などがある。とロバート・D・ヘア博士著
「診断名サイコパス」に詳しい。この映画の
ように、子供時代の性的虐待も、原因として
いわれている。しかし、子供時代の悪環境
は、犯罪と結びつきやすいが直接の原因で
はないと、ロバート・D・ヘア博士は考えてい
る。おそらく生まれる以前だろうと…。
また連続殺人犯は、数百万人に一人といわ
れているので、100人に2人〜3人といわれ
ているサイコパスを必ずしも表しているとは
限らず、「羊たちの沈黙」同様ゆがんだ扱い
として、ますますサイコパスがわかりずらく
なると警告。
むしろ、金 賢姫のような美人のスパイ。あ
るいは空前のヒット作「シュリ」のなかの、美
人スパイは、ともに冷酷な殺人犯と同じでは
ないか、という警告ではなかろうか。美人ス
パイに鼻の下をながくしている韓国男性へ
の、一撃とも思えるエンディングである。
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1960年代の熱きアメリカ。日本でも、子供の
あそび道具に、女の子はバービーより、りか
ちゃん人形か。男の子が人形?GIジョーが
あった。テレビはアメリカ戦争映画コンバット
も。そして衛星中継でアポロ計画のアポロ8
号サターンロケットが、1968年地球を離れ
月を周回して帰還するまでの一週間を、無
事に帰還するまで手に汗握って見たりした。
1969年ついに人類は月面まで到達した。
1970年の大阪万国博覧会ではとうとう世界
最強国となって月の石を展示(何時間もまっ
て見る気になれず入らなかったが)。その時
代背景にあったアメリカ黒人の公民権運
動。非暴力運動の勝利から訴訟社会へ、そ
の喜びからジャズも最高潮に…。我が街の
海岸にはベトナムへの小さい中継基地でア
メリカ軍のテントがあったりした。(横浜は橋
梁の強度不足などあったらしく重い戦車な
どを陸送するための基地だったようだ)私に
は黒人もアメリカ人だった。中学生のころ
か、学校から帰宅しテレビをつけると衛星生
中継で偶然にもカシアス・クレイVSジョー・
フレーザーを放映しはじめた。試合結果は
覚えていない(ボクシングの判定はまだよく
わからなかったのか)。しかし偶然にもこの
日がボクシングファンになる出来事になって
しまったのだ。後日二歳上の先輩にそのこ
とを話すとクレイは、徴兵制をけって、チャン
ピオンを剥奪された事などを話してくれた。
ソニー・リストンを破り王座に着いて9回防
衛している偉大なチャンピオンであったの
だ。(実は10年くらい前まで、無責任にも徴
兵を断ったことは女々しいとまで思ってい
た)徴兵拒否の3年以上の空白期間は、い
ろんな意味で大きい。その後モハメド・アリと
変な名前に改名してしまい(当時そう思って
しまった)王座奪還のため、ジョー・フレーザ
ーとケン・ノートンと三つ巴の戦いとなってい
く。実力伯仲の3人の試合を見てきたことが
懐かしく思い出される。そして世界的なヘビ
ー級の試合がなんと日本で開催。はじめて
見るジョージ・フォアマンには戦慄。ローマン
を戦う前ににらみつけ戦意喪失させ、試合
にならない。あっという間にローマンがみじ
めにもフォアマンの足元に、はいつくばる。
間もなくジョー・フレーザーの世界タイトルを
ローマン戦同様に奪取。映画に出演したケ
ン・ノートンもみじめに戦意喪失して敗れ去
っていく。フォアマンは強すぎる。ああアリが
もうチャンピオンになることはない。アリの時
代は終わった。と完全にそう思った。(フォア
マンはアリを尊敬して育ったというエピソー
ドもあるが、当時は知らない)その対フォア
マン戦で解説者が、クリンチしても、フォアマ
ンの、象をも倒すといわれたパンチを受けつ
づけるアリの撃たれ強さを称えていた。もう
それで充分だった…。映画では、当時知り
たかった空白期間を中心に私生活まで、等
身大のアリを描いている。アメリカ合衆国の
時代の転換期でもあるし、無名のアリは多
かったはずである。そういう意味も含め、こ
の作品は、年月がたって忘れさられようとし
ている人権運動(公民権運動)と人間アリを
もう一度顕彰する映画だと思う。チャンピオ
ン剥奪の空白期間になにがあったのか、当
時知りたくともかなわなかったし、その事じ
たいも忘れていたので、この映画で改めて
真実を知ることができてよかった。リストン
戦のコダクロームの写真を彷彿させる場面
や、フォアマンのダウンも怖さを除いて、当
時の試合に似ていた。さりげなくキング牧師
暗殺現場なども当時の実写に近く、リアル。
私にとっては異国でもあり、神格化され、過
去の出来事のようになりつつあった一連の
出来事の主人公が、ごく親しい人のように
身近に感じる事ができた。そのことだけとっ
ても見てよかったと思う。
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パッケージ写真(CG)のインパクトが強く、
即見ることにした。この映画の衝突直前の、
昼の彗星映像もすばらしい!あの百武彗星
を山奥まで撮影兼ね、見に行ったが、衝突
しないことは判っていても、30°程のびた彗
星の眺めは畏怖するほどだった。映画では
最後は衝突してしまうので、日に日に大きく
なり、昼でも見える視覚的怖さは相当なもの
だろうと想像する。
地球最後の日のような、高度文明の破局物
語。究極の状況に対してどうする?のような
話は少年時代に友達と真剣に話をしたこと
も今では懐かしい。規模の大小問わず、古
典的なストーリーでもあり、究極状態下の人
間模様も見逃せない。CGによって映像がリ
アルに再現できることに、もろ手を上げてす
ばらしい!と思う。そういう事では、今の映
画世代は恵まれている。
女性監督ミミ・レダー。ピースメーカー共々、
ああ男はこうすればいいのか…と参考にし
てしまう。
とまれハッピーエンドというか希望の残るエ
ンディング…実際問題として津波が去った
後、何が起こるかまでは作られていない。ち
ょうど恐竜絶滅時と重なる6億5千年前と同
規模というくだりがあるので、ユカタン半島
に残る(種の絶滅の引き金となった直径10k
を超える隕石の衝突跡の発見1991)クレー
ターの調査で判ったことを引用すると、300
mを越す津波(当時の海は浅い)オゾン層
の破壊と塵の再突入の摩擦熱で起きる森
林大火災で50%が焼失。塵で遮光し永年の
光合成妨害。寒冷化と酸性雨と浅い海の酸
性化。最後に二酸化炭素における温暖化。
地球はこのような規模の衝突を何十億回!
と繰り返し形成されてきた。(恐竜の絶滅の
隕石説は論争中でもある)規模は小さいとし
ても、人間が生き残りきれるか、映画ながら
心配してしまう。
2002正月か、同じような内容をNHK特別番
組でやったりしていた。衝突の都度、生命は
増え、強くなった。逆境の中でのみ進化して
いくことに変わりはないみたいである。どう
やら人間もおなじで、苦労や挫折を乗り越
えないと一流にはなれないようだ。ミミが痛
い。
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うたたね…車で寝てしまった。風で車がゆれ
ると大きくゆすられる感じがして、はっとして
起きたことがある。
高いところから落ちてしまった!ひざが死ぬ
ほどいてー!夢かー!?ベッドから落ちた
のかあ!…よかったー!けど痛さも増幅さ
れるのかー!
学生時代に友人の所に泊った。かれは目覚
ましの代わりにラジカセを使っていた。タイ
マーで決まった時間に鳴るようにしてあっ
た。コンサート会場ばりのいい音楽が聞こえ
てきた。完全に目覚めると、安物のラジカセ
の音だった。夢と現実との中間というのか、
あの臨場感は何だったのか。その後、目覚
ましの変わりに4〜5年の間、音楽をかけた
が二度と同じ体験はなかった。もしかして映
像も…?
ナポレオンは3時間の睡眠。アインシュタイ
ンは12時間の睡眠。ナポレオンは馬から落
ちたエピソードが知られている。よくうたた寝
をしたといわれている。アインシュタインも、
うたた寝状態を利用していたともいわれてい
る。インスピレーションが湧くのだそうだ。次
元が違いすぎるが、最近、風呂場でよく考え
事をするようになった。なぜか不思議とよく
考えがまとまる。うたたねと同じ効果がある
のかもしれない。そして、この映画を見た後
は、別に何も後ろめたいことはないが、ちょ
っと何日かは怖かった。
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映画鑑賞は趣味だから、観たくないものは
観ない。単純に楽しめるものだけが中心と
なる。しかし、何人かで行く場合など、自分
が観たい物だけとはいかない。
好きなSFはもちろん、映画を観る前に、原
作を必ず読む。凄まじい読書量の友人にさ
そわれて行った。当時アメリカ社会では感心
が高まっていたから、アカデミー受賞作品と
なったのだろうが、まさか、この映画がその
年のアカデミー作品賞になったなんて知ら
ずにいた。当時、私には意味不明で、へん
てこな、二度と観たくない映画だった。
(1995年は戦後50年の節目。ショックだった
が、戦争体験の話や、凄まじい手記を読む
機会となった。「悪魔の飽食」森村 誠一著
を読んだりもした)またここ数年で、ストーカ
ーの心理に興味を持ったのをきっかけに、ド
メスティック・バイオレンスへ、そして心の暴
力(平気で嘘をつく人)と調べていき、最後
は連続殺人犯の心理「診断名サイコパス」
に行き着いてしまった。
アカデミー作品賞を受賞していたので「羊た
ちの沈黙」をもう一度観直してみることにし
た。物騒な事件が身近でもおきていて、「日
本もとうとう、そういう時代が来たのかな」と
いう思いも…。
ヒッチコックの「サイコ」と、この「羊たちの沈
黙」との、共通のモデルとなった事件があっ
たのだそうだ。当時の人々に(1957年頃)、
特に印象に残った事件だったのだろう。
さらに「羊たちの沈黙」のレクターのモデル
となった人物は、何と360件以上の殺人の
自供をし厳重警戒独房で、自分の犯した事
件の自供をつづけ、捜査に協力しているそ
うである。そしてこの映画自体のモデルは
「FBI心理分析官」の著者ロバート・K・レス
ラーである。
「良心の呵責や罪悪感の欠如」に代表され
る(サイコパス)異常人格者は、アメリカでは
人口のなんと2.8パーセントの割合で存在す
るという(100人中3人?!)。もちろん、その
すべての異常人格者が犯罪者になるわけ
ではないが、身近にいる事は間違いない事
実である。
「…まともな人たちはサイコパスを、心のな
かと同じように外見も怪物的だと思いがちだ
が、事実はまったくそれに反している…通
常、現実のモンスターたちは、ほんとうにノ
ーマルな彼らの兄弟や姉妹たち以上にノー
マルに見えるし、実際、そのようにふるまう。
彼らは、徳そのものがもっている内容以上
の徳をもっているかのごとく人に思わせてし
まう…ちょうど、蝋でつくったバラのつぼみ
やプラスティックでできた桃のほうが、実物
は不完全の形であったのに、私たちの目に
はより完璧に見え、バラのつぼみや桃はこ
ういうふうでなければならないと私たちが思
いこんでしまうように」ウイリアム・マーチ
身近にいる、こういう人(良心の呵責や罪悪
感の欠如他…)から身を守るためににも、
日本でも、もっと感心をと願う。
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歴史上最も知名度の高い人物のひとりとし
て、日本においても、「ジャンヌ・ダルク」を
知らない人はいないと思います。ではなに
をした人物なのか、詳しくは知らない人が多
いのも事実。さて、ジャンヌの国、フランスを
代表する今や世界的なリュック・ベッソン監
督(見るものを飽きさせない、私は本物の芸
術家だと尊敬しています)は、どうジャンヌを
映画化したか。「ふぉろぉーみいいー!」と
いう映画予告の強烈な印象とともに…。
プロローグからジャンヌの少女時代へと映
画は進む。信仰心の厚い、無邪気で純朴な
少女ジャンヌ。田園の自然は、まるでジャン
ヌの心と同じである。若草に横たわり見上
げる空。しかし、となりには、剣が横たわる。
敵の侵入を知らせる警鐘か、火のついた矢
が空を横切り、一瞬にして場面は変わる。
時代は後に100年戦争といわれる、地獄とと
なり合わせの歴史上最悪のとき。まさにそ
れを暗示させるかのような映像から始まる。
この映画解説にもあるように(DVD特典よ
り)、ジャンヌ・ダルクの裁判記録は実存す
る。史実を元に、神話を剥ぎ取り、人間ジャ
ンヌを追求している。かえって、古典映画に
よくある、海が裂けたり、人が石になったり
するほうが神話に忠実で、違和感はないよ
うに思えるのだが…。ジャンヌでいうと、天
子もでてこないし…。だからか、解かりずら
い。日本人ブッディストの私には、輪をかけ
て、わからない部分が多い。
また映画での少女時代のジャンヌは、かわ
いらしく、無邪気で、純粋…。ミサで使うぶど
う酒を口からあふれさせての熱演は、本当
にいとおしく感じさせてしまう(宮崎アニメを
ほうふつさせる)。本来守られるべきジャン
ヌが、祖国を守り永遠に語られる英雄にな
る。という史実なのだ。…私はとても信じら
れない!。
そこで、実存するジャンヌ・ダルクの公式裁
判記録(処刑裁判と復権裁判)を読んでみ
ました。以下私の感じたことです。
宗教裁判の神官といったら、当事の最高の
知性であろう。
ジャンヌは味方も無くたった一人なのに、対
等に、しかも堂々と渡り合っている。
そこから、彼女は、類い稀な高い知性の持
ち主だったことがわかる。しかも地方の農家
出身である(もちろん誰よりも戦った。時代
を変えたずば抜けた行動力で、奇跡的な勝
利をもたらしたのだから)。
またひどい拷問や、いやがらせがあった。そ
れでなくとも脅され、普通であれば、その先
の恐怖を考えたりするはずなのに、(さすが
に体力が衰えたときは、女性らしさが感じら
れるが)恐怖で頭脳が機能しなくなるという
ことが無い。まぎれもなく死をも恐れぬ「勇
気!」の持ちぬしだった。
信念を推し進める不屈の精神力。人を平気
で殺す人間をもたじろがすような気高き精
神性をも想像させる。復権裁判では、女性
らしい、人間味もあるひとだったことが語ら
れている。たった19歳とわ思えない生涯で
ある。
墓も無く、肖像も無いジャンヌに…と、近代
フランスの作家アンドレマルロー氏の追悼
演説は、胸をうつ。
聖地奪還の大儀をもって望んだ十字軍の
(負け戦)の遠征(11〜13世紀)。聖地エル
サレムがイスラム教徒のてにおちたのが7
世紀だから、6世紀に渡る聖地奪還のたた
かいという事になる。歴史を俯瞰して考える
と、陸続きの大陸でのナショナリズムと宗教
の生命の永遠性とか哲学のようなもの(日
本人には欠けている?)を感じてしまう。
権力と結びついたキリスト教も、民衆を従わ
せるため、輪廻を信じ死を恐れない人間を
恐れ、弾圧し(異端者・魔女)教義から削っ
たともいわれている。
ともあれ十字軍がもたらした14世紀イタリア
から始まるルネサンス(人間復興)先駆者ダ
ンテから約1世紀後、15世紀のジャンヌの活
躍。その後16世紀、宗教改革。何と16世紀
にはノストラダムスも生きた時代。人類史の
大転換期でもあった。
18〜19世紀初頭に活躍した、フランス人彫
刻家「ロダン」の代表作、「カレーの市民」
(100年戦争時代のフランス北部のカレーを
その身と引き換えに守った)。そしてダンテ
神曲から「地獄の門」の彫刻。地獄の門の
上部に位置する「考える人」(ダンテともロダ
ンともいわれている)ルネサンスの息吹は、
現代も消えることが無い。
ジャンヌの生きたルネサンス時代の絵画も
また、じっくり見たいものだ。
偉大な人物の映画化はむずかしいと思う。
映画「遠い夜明け」の実在人物ピコ役のデ
ンゼル・ワシントンは、知らなかったからか、
役不足と思ったし、当事、映画「ガンジー」に
至っては見る気もしなかった(今は情報が溢
れていて補うことができる)。そう考えるとベ
ッソン「ジャンヌ」は、まずまずではないか。
映画は娯楽的なものだし…とキリスト圏でな
い私には思える。あまりにも神格化され、プ
ロテスタント・カトリックの枠をも越えている
人物だし。もう少し広々としたスケールで、
ジャンヌの心の大きさ、偉大さを表現できれ
ば…ウーン!見えない部分の映像化は、本
当にむずかしい。
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予備知識がなくても、それ程心臓に悪くな
い。週末に楽しむには、気軽にたのしめる。
ことさら恐怖感をかきたてて、後味が悪いと
いうふうにも私は思わない。映画ならではの
映像もあり(テレビドラマよりリアルな映像表
現)。側でゲームを見ているという感じか、こ
れといった思想なく、ゲーム感覚でストレス
発散にいい。
ゲームだとテクニックや暇がないと勝てな
い。やり直しがきく利点もある。主人公が自
分の責任で食われてしまっても、リセットし
てまあいいか、も、いっかいとか(おいおい、
それでは主人公もバタリアンかい!バーチ
ャル・リアリティーたる所以だ)、食われると
ころがいいという、かわったむきもあろう?。
たしかバック・トゥ・ザ・フューチャーの上映
時に、自分が選択した現実から未来が展開
されるというゲームのような小説があった。
あれこれ悩む時間があると、とストレスがた
まってよくない。やはりゲームのようにとりあ
えず完結形がいいのかも。個人的にミラが
食われるところは想像したくない。やっぱ
り、映画の主人公はタフがいい。
スタローン、シュワルツェネッガーのように、
ストレス発散型映画というのか、個人的にミ
ラも加わって、三者三様路線に進んでいっ
てもらいたい。
バイオハザードはイギリス・アメリカ合作とい
うことで、ミラ・ジョボビッチはソ連生まれ(冷
戦時代)、家族でロンドンへ渡りアメリカへ
移住のひと。フランス・アメリカ合作映画ジャ
ンヌ・ダークでは一時住んだイギリスを敵に
まわしての熱演だった。
2001ニューヨークテロでアメリカは愛国心が
高まった。ビンラディン征伐で荷担したイギ
リスはアメリカのイラク攻撃を支持。フランス
は反対の姿勢を断固くずさない。ミラとバイ
オハザードを、そういう目で見るとふむふむ
と思ってしまう。
"おーーい!"かつての赤狩り時代の反戦・
反骨・正義・精神、アメリカ映画界はどこへ
いってしまったのかーー!。とさけばずには
いられない。
今盛んに行われている芸術のコラボレーシ
ョン。音楽が国境超えて通ずるように、芸術
である映画も同じではないか。アメリカ発第
三の選択のような映画は出ないのか。
テロは悪だが一般市民を巻き込んでの力だ
けの報復が善か?哲聖が言われているよう
に、20世紀の負の時代への逆行ではない
か。ねばり強くアメリカが平和的解決をする
ように、各国が求めている。にも関わらず欧
州連合(EU)のきりくずし的なアメリカの姿
勢は悪だ。興奮して善悪が解からなくなっ
て、手がつけられないまっちょな兄さんのよ
うな感じだ。国連などの意見を無視し強行
すれば、(国連で説明だけして結局強行で
は同じこと)暴力の連鎖で過去のローマ帝
国のように内部から崩壊するだろう。そうな
れば暗黒の21世紀だ。日本も共倒れであ
る。
映画「マルコムX」でマルコムXが暗殺されイ
ンタビューで、マーティー・ルーサー・キング
の実写が出て語る「(アメリカ社会には)い
まだに力による解決しか望まないものがい
る…」という内容だったかと思う。その悲しそ
うな顔はわすれられない。そして最後に生き
て勝利したマンデラ南ア前大統領を称え
た、アメリカの正義の魂よ永遠であれ。
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久々にいい映画にめぐりあえた。実にヒュー
マニズムにあふれた元気になる映画であ
る。温かな余韻が残る。ストーリーは深みの
あるテーマでもあるので、SF映画の代表作
品としていつまでも親しまれていくだろうと
思うほどのまとまりがある。
映像的には「フィルム・ノワール」という黒い
イメージだという。しかし違和感が無いし、反
対に温かみさえ感じる。かえって余計なセッ
トに気をとられず主題が強調され、心の動
きとか、近未来のリアリティーさを深める効
果があるようにも思える。「プライベート・ラ
イアン」のときの古い収差の残るレンズで、
ノスタルジックな映像に仕立てた手腕に磨
きがかかっている。今回は現像処理で映像
工夫がなされている。どこか違う世界の出
来事という雰囲気で、じつにいい感じであ
る。
トム・クルーズとスティーブン・スピルバーグ
のコラボレーションは良かった。お互いの尖
った部分が削られて、無理のない、そしてい
いところがうまく融合している。スタッフもよ
かったのか、いい結果につながった感あり。
ジャンルは違うが、例えとしてマライア・キャ
リーのアルバム「MUSIC BOX」のような出
来。自分の声域を意識して、それを誇示す
るものでなく、自分の人生をかみしめるよう
な自然な作品。…ちょっと無理があるかな
あ。
子供のとき、同じ趣味をもった近所の先輩と
月食の観測をした。先輩のいった時間ぴっ
たりに食が始まり驚愕したという記憶があ
る。先輩が神にみえた。次元は違うが、天
体の軌道計算はある意味未来予知である。
ニュートンを代表とする科学者はそこに全知
全能の神を見て、神の意志で運命が決定さ
れると本気で信じていた。近代になってアイ
ンシュタインの相対性理論から時間も空間
も伸びたり縮んだり絶対的なものでなくなっ
て、ニュートンの絶対座標・絶対空間から導
かれる軌道計算も宇宙から比較すると限り
なく小さい空間・時間で、条件付でかろうじ
て通用するものになってしまった。最新物理
学もさすがに神を否定こそしていないが、量
子力学は神でも予言できないことを証明し
ているという。しかしまだまだ未来は、神の
領域で、神のみぞ知る、冒さざるものだとい
う古い考えは根強い。
南北戦争の勝者に贈られたエピソードは、
さらりと人間の克服できない部分を物で表
現。2054年の近未来なので、現在2003年
頃に生まれた世代が、世界を動かしている
のがこの映画の世界。年齢的に世代交代
でもある。現実にまだ生まれていない世代
は新人類で暴力の連鎖を断ち切る能力を
発見するか、生まれながら持っていてもお
かしくない。いや今現在数が少ないだけで
混在しているかもしれない。ともあれ20世紀
の世代の多くは新人類の少し前の古典的
人間か。そんな事を連想させる。
未来を決める決定的な行動にでる事を「ル
ビコン川を渡る」というが、実際のルビコン
川は誰でも渡れる小さな川だそうで、かつて
人類が地上に降り立ったように、それだけを
見ればたやすいことである。ほんのわずか
今を変えることで未来が変わることを意味
するといえまいか。実際このままでは…未
来を予測する事から賽は投げられる。未来
に起こる殺人を未然に防いできたアンダー
トンだから、未来は変えられると直感して、
現実の自分と戦うことにしたのかもしれな
い。どう悔やんでも変えられない過去をす
て、現在を真剣に生ききる事が、未来をより
よく変えることになる。目に見えるまでは時
間が必要だが。
実はなんだかんだ書きたいがためにマイノ
リティ・リポートを見たのだった。しかし想像
したものと違って人間性にあふれたもので、
それに浸っているだけでもよかったのだが。
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あるアメリカの社会学者の対談を読んだ。
民族や人類が消滅しかねない危機に陥りそ
うになった時に歴史は偉大な人物を登場さ
せ、危機を回避している。そういう機能が地
球にはある。というような主旨の話がでてい
た。無意識的発言か判らないが、ああキリ
スト圏らしい救世主(救世主=メシア=キリ
スト:キリストとはギリシア語で救世主のこ
と)的な考えであると思った。
しかし実際歴史をみても、宗教に関係なく、
転換期には偉大な人物が出現し危機を脱し
ている。さらに人類に限らず、生命には逆境
対応能力を伴う事実が確認されている。例
えば、ある魚は環境の変化で雄になったり
(逆境で)雌になったりするという。他にもさ
まざまな事例がある。そういう事から考える
とこの映画のような特別な能力を持つという
事は、ある意味、個人が危機的な状況か、
または何かの警告かと考えたほうがいいの
かもしれない。とらえ方によっては必ずしも
歓迎される能力だとは思えない。霊的な部
分に傾きすぎると、時代の転換期をいい方
向へ誘導していくというポジティブさとは対
照的なものになると思う。
事実、カナダトロント大学のJ・L・ホイットン
博士著「ライフ・ビトゥイーン・ライフ」に出て
くる念動作用(サイコキネシス=PK)やポル
ターガイストをひき起こす女性は、記憶の無
い幼少時に母親から凄まじい虐待を受けて
いた。さらに無意識下の催眠療法の事実に
は驚くが…。
催眠術は海外では意外と長い歴史をもつ。
ルイ16世も催眠療法をしたという。近代では
フロイトも催眠療法を使っている。なかでも
催眠療法士が失語症治療のためトランス状
態にしたところ、突然別人格の声が治療法
を語り、その治療法でなおったという事が起
きた。「23歳のときのエドガー・ケーシー
1877〜1945」である。彼も子供の頃(7〜8
歳頃まで)、人には見えない死んだ人の霊
や植物などの精霊?が見えていたそうであ
る。さらに驚くことに、まばゆい光に包まれ
た天使(女性?)があらわれ願いをきかれて
いる。これはジャンヌダルクとほぼ同じ体験
でもある。その後の活躍は共に奇跡的でも
あるが…。私には後光輝く弥勒菩薩のよう
にも思えるのだが…。
いずれにしても「他人を救う者は、自らを救
う」という事だろう。
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