村野 守美
オサムとタエ―草笛シリーズ
双葉文庫―名作シリーズ
双葉社/ISBN:4575723134
漫画に関しましては殆ど何も知らないのと同様なので、村野守美という作家が漫画界の中でどのような評価を受け、どういう位置にいるのかもわかりませんが、この草笛シリーズと、”垣根の魔女”という作品は何度も読み返してしまう面白さがあります。
草笛シリーズはこの文庫本以外にも色々な形で出版されていて、
地味ながらも長い間、愛読されてきたことがわかります。
腕白坊主が繰り広げる、時にはドギツク感じられるイタズラや言動などもかつての田舎の風景の中では、ごく自然な出来事だったと懐かしんでしまうのは、やはり30代を過ぎた世代のみに当てはまることなのでしょうか?
今の10代、20代の人たちが読んでどう感じるのか、
一度、聞いてみたくなる一冊です。
(普通の本屋さんで入手可能です。01年8月現在)
なお、他では入手困難な村野守美の初期作品集が、
”ガロ”で有名な青林堂のホームページで購入できます。
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