屋根裏のオベリウ

BOOKS:










ロシア料理・レシピとしきたり
荒木瑩子

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東洋書店/ISBN 4885953138
一般の本屋さんで入手可能です
(2001年8月現在)

外国料理を作ろうと、料理本を開いてみたところ、
近所のスーパーで売っているはずもない食材やら
スパイス、香草の名前が載っていて
作る気が失せてしまったことはないでしょうか。

この本の著者、荒木瑩子さんは長年、ロシア語通訳として活躍、
その傍ら、ロシア料理教室も長年なされてきた方です。
日本の食材でも作れるように苦心されたレシピは大変わかり易く、
ロシア料理の歴史や習慣などの説明とともに興味深く読むことが
出来ます。

唯一、ボルシチにはビート(赤色の大根の一種)が欠かせないそうで、
実際に作ってみようと、近所のスーパーやジャスコで探してみましたが、やはり見つかりませんでした。そこで普通の大根を代用して作ってみたところ、ボルシチ特有の赤色はさすがに出ませんでしたが、肉と野菜の美味しいスープに仕上がりました。

63ページ、600円というお手軽なブックレットなので
少しでもご興味のある方にはお勧めの1冊です。

読み物としてのロシア料理の本では、
亡命ロシア料理”がお勧めです。

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