屋根裏のオベリウ

映画:










ウォリアーズ

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パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
ASIN: B0001N1L3Q DVD

落書きだらけの地下鉄がまだ走っていた頃のニューヨークを舞台とした、ウォルター・ヒル監督の映画、”ウォリアーズ”です。

野球のユニフォーム姿でバットを武器として持ち、なおかつ顔にはKISSのようなメイクをして夜の街を徘徊する若者達のグループが登場するなど、登場人物の設定ではかなり遊んで楽しんでいるようですが、人通りの無い夜のスラム街や地下鉄の構内など当時のニューヨークのイメージがしっかりと描写されています。

夜明けと共にたどり着いたStillwell Av駅プラットホームから主人公達が眺めるコニー・アイランドの町の風景は、観覧車を除いては現在では全く違うものになっているのかもしれません。しかし機会があれば、夜明けと共に同じ場所からコニー・アイランドの町を眺めてみたい、そんな気持ちにさせてくれる映画です。

又、ラスト・シーンで流れるジョー・ウォルシュの”イン・ザ・シティー”やオープニングのテーマ曲など、音楽でも印象的な曲が数多く使われています。

汚く危ない街だった当時のニューヨークと、綺麗で治安も良くなった現在のニューヨークと、街の魅力、パワーといった面ではどちらの方が良かったのでしょうか?(日々、そこで暮らしている人々にとっては勿論、治安が良い方に決まってますが。)

(2004.08.27)

2006.05.19 リンク修正

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