屋根裏のオベリウ

日本の音楽:










Mannish Tone
マニッシュ トーン



80年代末、大阪花園町にあったライブハウス、”エッグプラント”や
大阪難波の”ベアーズ”など学生時代に最もよくライブを観に行った
バンドがマニッシュ・トーンです。

大阪のインディーズ・シーンで中心的役割を果たしている
アルケミー・レコード
より88年12月に発売されたオムニバスLP、
ウエスト・サイケデリア2”に1曲参加、
続いてオムニバスCD、”ALCHEMISM 2"に1曲、
オムニバスCD、”OSAKA GREASY TRUCKERS”に2曲、
90年、徳間ジャパンよりオムニバスCD、
TASTE OF WILD WEST 2"に2曲参加と、
87年8月に結成されてから活動停止までにわずか6曲しか
発表しておらず、
(このうち1曲は同じ曲のライブ英語バージョンなので実質5曲)
単独のレコード、CDも発売されずに終わりました。

しかしながら当時のアクの強い大阪のインディーズ・バンドの中でも
これ程まで端整で力強いサウンドを創り出すバンドは他にありませんでした。

オムニバスLP、”ウエスト・サイケデリア2”に載っている彼らのプロフィールです。


MANNISH TONE


山田貴裕(64.10.26生、A型)/ボーカル、ベース

好きなミュージシャン、シンガー/ジョン・レノン、ビリー・ホリデー
好きなバンド/ビートルズ、レッド・ツェッペリン、ベルベット・アンダーグランド
好きな映画/哀愁、太陽の季節
好きな本/雪国、テス
最近聴いているレコード/Troggs(1st)、WHO(Magic Bus)


島田浩平(68.03.02生、O型)/ドラム

好きなこと/ライブをすること、バンドの練習、飲みに行くこと
最近読んだ本/カボーティとの対話
バンドに望む事/練習にせめて5分以上遅れてこないように


杉浦卓(68.02.04生、O型)/ギター、コーラス

最近読んだ本/水いらず(サルトル)
好きな音楽人/(Only Ones)Peter Perret,Lou Reed,Velvet UG
好きな人/気のやさしい、裏側もあるひと
好きなこと/楽しい事(寝る事、考え事、遊ぶ事)、音楽にまつわる事、お風呂事
好きな言葉/Let's live for die!


マニッシュトーンのサウンドの中核を成すドラムの島田浩平さんは
活動停止後、”アウシュビッツ”のドラマーとしても活動していました。

98年に想い出波止場津山篤さんが、プロスペクト・ミーラのHさんと
共に屋根裏移転前のオベリウに御来店頂いた際、
”マニッシュ・トーンのメンバーは医学生だったよ。”
とお聞きして驚いたものです。
上記プロフィールの内容や短い活動期間など、
この言葉ですべて納得がいく気がしました。

現在、マニッシュ・トーンのメンバーは何処かの大学病院や医院など
白衣姿で人々を癒しているのかもしれません。

リアルオーディオによるサンプルでご試聴下さい。

(2004/07/28)

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