リアルミノーへの挑戦

• あ〜！いらいらする。
  結局のところ、自己満足なのである。誰かに売るわけでもなく、ショップに行けば、ずっとリアルで、機能も高いルアーが安価で売られていたりするのだから、わざわざ造る必要なんて、何処にも無いのである。などと考えてしまったらお終いだけど、やり始めたからには、自分なりに満足行くものを造れる様になっておきたいのである。でも、こればっかりは、何度やっても駄目なのである。いらいらしてくる。しか〜し、ここでやめてしまったら、完全に負けなのである。作品を見れば分かるように、回数を重ねる度に、徐々にそれらしくなってきているのだから、気長に、熟練する事が必要なのだよ。よく、ちょっとしわが付いちゃった位で失敗作！って言ってる奴がいるけど、そんなの失敗じゃ無いね。ルアーとしては、くしゃくしゃでも使えるし（かえって釣れるかも）それもこれも、満足出来る作品に辿り着く１歩でしょ。おいらは、くしゃくしゃ君でも使ってるよ。
  
  
• 使うアルミホイルについて
  ＭＡＫＩＮＧのページにも書いたけど、調理用のアルミホイルどうしても上手くいかないって場合の打開策として、或る程度厚みが有ってシワになりにくく、曲面に良くなじむ素材を幾つか試してみたので、結果と注意点を紹介しておくよ，これだと、初心者でも割と上手に貼れる筈！
  
  • タバコの銀紙
    あのキクチミノーの菊池氏も、最初は使ってたって聞いた事が有る。
    
    • 長所
      ◎貼りやすいし、曲面へのなじみが抜群なので◎！
      ○廃品利用って所も○か？簡単に手に入るしね
      ○タバコの種類によっては金色，銀色のものとか，最初から付いている模様も違うので、色々なパターンを試せそう。(吸いすぎに注意）
      
    • 短所
      ×リターダーシンナーで、セルロースを溶かして貼るってのには、ちょっと向かない(試したら破けた…俺だけか？)様だから、表面が曇らない程度の接着剤(木工用ボンドがお勧め)で貼り付ける方が良いようだ。接着剤が乾いたらディッピングしてしまえばセルロースを溶かして貼ったものと遜色なくなる。
      ×輝きに関しては「いまいち」だけど、実使用上は、この程度で充分だと思うよ
      ×長いミノーを造りたい場合に、長さが足りなくなる場合がある→要注意！
      
      
  • 補修用アルミテープ
    自分も友人に買ってきて貰ったので、何処に売ってるのか知らないのだが、ポリバケツ等を補修する為のアルミテープがホームセンター等に売られている。
    
    • 長所
      ◎曲面へのなじみ方は脱帽もので◎，
      ◎輝きに関しても家庭用のアルミホイルと遜色無い◎！
      ○接着剤を付ける必要が無い事も○！
      ○表面が丈夫になる，破れにくい
      
    • 短所
      ×厚手なので若干重い，→小型で重心を考慮した設計には向かないかも…こういう場合はボディをタバコの銀紙，頭の部分だけこのテープで造ると良いかも
      
      
  • 専用アルミシール
    ハンドメード用の部品として、ＳＭＩＴＨ辺りから発売されているものが有るので、これを利用する手も有る。
    
    • 長所
      ○鱗模様を描く必要が無い
      ○比較的上手く貼れる→タバコの銀紙より，若干貼りにくい感じ
      
    • 短所
      ×鱗模様がワンパターンになる
      ×コストが高い
      
      
• 鱗模様について
  鱗模様は鉄筆等で線を引くのだが、これが結構大変な作業なのだ。で、何とか楽する方法は無いかな〜っと試してみたので報告！
  
  • 平ヤスリ
    平ヤスリに擦り付けて模様を浮き出させる方法は、色々な書籍等で紹介されている方法だから、或る程度は上手くいくんだけど、描いている（表面に傷をつけている）のと違って、アルミにクセを付けているだけだから、貼り付ける段階で、延ばしている内に輪郭がぼやけてしまう。張り終わったら、模様は何処へ？？ってな事も…確かに簡単だが、実際に使う場合は延ばす事も考えて、模様を強めに付けて、延ばしは最低限にという注意が必要！ボディが厚くて曲面の多いものより、ボディの薄いミノー向きか？？
    
    
  • ノコギリの刃
    細かいノコギリの刃を使って、一挙に描けないかな〜と試したが、どうも上手くいかない，強弱が付いてしまったり、刃が引っかかって破けてしまったりでＮＧ
    
    
  • セロテープの刃
    セロテープの切り口に付いているギザギザの刃を使って、何本かを纏めて描けないか試してみた。上手く行けば、かなりの効率アップになるが、慣れないと、強弱が付いてしまったり、曲がってしまったりする。因みに使うのは、プラスティック製のものより、金属製の方が○！連続する部分をしっかり合わせないと、そこだけ間隔が狭かったり，広かったり，若しくはいびつになってしまう事もあるので注意！
    因みにおいら，試作機はこれでやってる。
    
    

作品なのだ

	２０００年１２月頃の作品， 下に有るのは、１９９９年に造ったくしゃくしゃくん１号， 見た目は悪いが動きは良かったので、同じ型紙で造ってみた のが上の作品，動きをワイドにする為に、かなりリップを長く した。調整は苦労したけど、かなり良い動き！！
	２０００年２月頃の作品， すこしはまともになったかな？動きもそれなりに良くなってきた頃！ バイブレーションに凝っていた。一番上のバイブレーションは、 動きと形が気に入って、何本か造った。
	ミノーペンシル １９９９年秋頃の作品，やっと、それらしくなってきた。 でも、動きが×で、この後、大改造を受ける羽目に…
	１９９８年秋頃？？３回目の挑戦， まだまだ、くしゃくしゃだな…？ 動きも最悪で、ブレード付けてやっと良い動きする様になった。
	１９９８年夏頃，最初にホイルフィニッシュに挑戦した作品・・敗北(泣)