MAKING ARAI−KUN
ZEALアライくんプラモ
発売!!
アライくんプラモが発売されたので、速攻購入してしまった。(笑)早速造ってみようって感じで造り始めたんだけど、付属のマニュアル通りだと、なかなか上手くいきそうも無いので、今から造ろうとしている仲間内へのメッセージも込めて、作成レポートを書いてみた。
バリ取り
まず、箱から出して部品を切り取り、仮組みしてみて思った,接着面に結構バリが有って上手く接合出来ないかも…よく見ると結構バリが多い(俺のだけか?)ので、丁寧に削ってバリを取ってやらないと、後から苦労しそう…おいらの場合,仮組みして、おしりの方をぴったり合わせた状態で、リップが1mm以上開いていた(泣)間が空いてしまう原因はすぐに分かるので、そのポイントを丁寧に削ってやると、最終的にはピタっとくっつく様になる。
ボディとしっぽの接着
接着剤を付けて接着するのだが、仮組みした時に、接着剤をつけなきゃいけない部分をちゃんと把握しておかないと、余計な部分までつけてしまったり、付け忘れたりが有るのだ。また、特に、クリアカラー(有るのかな?)のモデルでリップを塗らないって場合は、リップには出来るだけ接着剤を薄く塗る事!こうしないと、はみ出した接着剤を削り取る時にリップを削る事になってしまい、折角のクリアリップが台無しになる。後は、付属のマニュアル通りで良いと思う。付属の接着剤は強力なのだが、マニュアルに有る通り、塗ってから1〜2分は、そのままほっとかないと充分な強度が得られないので注意!(ここはマニュアルを良く読んで!)だ。
磨きと水漏れ確認
ここは付属のマニュアル通りにしたら良いと思う。但し、残しておいたライナー部分は、ヤスリで削ると削りすぎちゃう可能性が有るので注意だ。接着剤を景気良く使って、はみ出し過ぎた場合は、最初にカッターナイフで削り取っておくと良いかも,サンドペーパーは大きく切って、手のひらに乗せて手の丸みを使って根気よく磨くと綺麗に仕上がる。
中性洗剤で洗う
何故洗うかってゆーと、ここまでの作業でボディ等に付着した油分やほこりを洗い流して、塗装のノリを良くする為だな。そーゆー意味では接着前にも洗った方が良いのだが…水漏れ確認を風呂でやるなら、この時一緒にやってしまえば良い。この後、塗装の下準備として、長めのヒートンをおしりと尻尾の穴に軽く突っ込んでおく(奥まで突っ込むと、本物のヒートンをねじ込む時にスカスカになるので注意!)。鼻の穴は塗装で埋まらない様に、爪楊枝等を軽く突っ込んでおく方が良いかも…また、リップを塗らない場合は、リップにマスキングする事をお忘れなく。
塗装
塗装については、自由にやれば良いと思うので、以下は参考程度に…,売り物にする訳では無いと思うので、使い潰すつもりならば綺麗に塗る必要は無いと思うし、何処まで凝るかは自己満足の世界だしね。面倒くさければ、1色で塗りつぶすとか、塗装無しでも使えると思うよ。逆に釣れたりして…(汗)
下地
ウッドだと、先ず目止めのディッピングになるのだが、今回はプラだし水漏れ確認もしてるので、いきなり下地から塗ってみた。使ったのは、タミヤのFINEスーパーサーフェイサ(写真右端)だが、1年以上使ってなかったので、塗料にムラが有って垂れてしまい、最初の1回は大失敗!!,ペーパー掛けして再挑戦した。今度はムラを無くす為に、サーフェイサの缶を10分位振りまくって塗装!何とか上手くいった。
サーフェイサに限らず、缶スプレーは、中の塗料が偏っている事が多いので、使う前は3〜5分(大きい缶なら10分位)上下左右に振って、中のボールが抵抗無く動く様になると塗料が安定して、吹き出す粒子も細かくなるので、見た目も綺麗に仕上がるのだ。
ベース塗装
イエローをベースにしてみた。全体への塗布なので、缶スプレーを利用,アライくん「どチャート」も考えてはみたのだが、マットイエローの缶スプレーが、近所の玩具屋で手に入らなかったので、タイガーに変更,まずイエローで全体を塗装して、アクセントに、腹側にパールイエローを吹いてみたが、イエローと全く変わらず,全然アクセントになってない…(泣)
細かい塗装
エアブラシを持ちだそうとしたんだけど、部屋が臭くなるし、悩んだ挙げ句に、先日買ったペンブラスタで吹いてみた。
先ずボディ上半分にグリーンを吹く,
次に、黒で縞模様を吹く。縞模様は、郵便小包等に使う厚手の紙を真ん中で折り曲げ,切り込みを入れてテンプレートを作成し、このテンプレートを当てて吹いてみた。(色足が少し雑になってしまった)
次に、先に吹いたグリーンが無駄にならない様に注意して、背中に一直線で黒を入れ,目の周りも黒できめる!
最後に口(リップの下)にオレンジを一吹きして出来上がり。
目のシール貼り
塗装が完成したら、目のシールを貼る。目は描いても良いのだが、折角キットにシールが入っているから、これを使おう。それにしても、一見,どうやって貼るか分からないシールだ!マニュアルには特別貼り方が書いてないが、シール自体を良く見れば、貼り方は分かる。車の窓等に貼るステッカーの要領だと思えば良い。シール自体は、2枚の台紙(シート)に挟まれる様に格納されているので、実際に見える面のシートを剥がすと、目のシールが、剥がしたシートに付いて来る。すると、糊が付いた面が現れているので、このまま本体に貼り付けて、押さえ,シートを剥がせば目のシールが張り付いているという仕組みだ。
シールは2枚用意されていて、どちらを使うかは好みによってだが、2枚のシールの真ん中に切れ目の線が入っているので、ここから先ずはハサミで切断しておく。使う方のシールを、今切断した部分から開くと、糊の付いた面が現れるので、台紙ごと貼り付けて、押さえた後で台紙を剥がせば良い。
貼り付ける場所を確認して、もし凸凹が酷い様なら、一回クリアラッカー(セルロースセメントスプレー)等を吹いて、色止めと同時に、表面を滑らかにしておいた方が良いかも知れない。
コーティング
ここからが仕上げのコーティングだ。場合によっては一番面倒で、神経を使い,時間が掛かる作業なので、本当の意味で「使い潰し」を考えているのなら、いい加減でも良いかも知れない。でも、ここをきっちりやるのとやらないのでは、見た目にかなりの差が出るし、塗料が水を吸うのを押さえ、フック等の傷にも強くなって長持ちするので、出来るだけ手間を掛けておいた方が良さそうだぞ!
色止め
色流れというのは経験した奴じゃないと分からないだろうな?さっきまで、綺麗に塗られていた色が、ぬるぬるとボディを流れはじめ、すだれの様な気持ち悪い塗装に化けていく…今までの苦労は、あっという間に崩れ去ってしまうのだ…俺も悲しい思いを何度もしてきた(それらのプラグは今でも前線で頑張っているが…)。特に、今回の様なペンブラスタでの塗装では、色止めにはかなり、気を使わないと駄目かも知れない。
今回,色止めには、セルロースセメントの色止めスプレーを使用する。以前にも、ペンブラスタで塗ったプラグをこいつで色止めして、実績が有るのだ。
胴体,尻尾共に、7回ずつ吹き付けした。
仕上げコーティング
色止め作業で、或る程度ツヤが出たら、コーティングはやめとこって思ってたけど、あんまりツヤが出なかったので、仕上げのコーティングも実施した。ウレタン,セルロースへのディッピング,若しくは吹き付けで悩んだ挙げ句,平行して造ってたプラグをディッピングしたら、めちゃくちゃ色流れしたので、吹き付けで対応に決定!車用のツヤ出しクリアスプレーで、3回ずつ吹き付けると、良いツヤが出た。
髭と鼻を付ける
楽観視していたのだが、やってみると、結構手間を取ったのが、この作業だ。髭を3本まとめて、鼻の部品に挟み、一旦少量の接着剤で固定する,ここまでは単純な作業なのだが、鼻をボディに埋め込もうとすると、なかなか入ってくれないのだ。マニュアルだと、簡単に押し込んでいるけど、多分,普通に色塗ったら、鼻を取り付ける穴は埋まって居ると思うので、この作業に前に、一旦この穴を安全ピン等で確保し、そこに鼻の部品をあてがって、先っぽだけでも入れば何とかなる。
組立て
尻尾とヒートン,フックを取り付けて、完成!
他の部品は良いとして、尻尾の取り付けに関しては、一切マニュアルに書いてないので、一言だけ注意,尻尾のヒートンの向きについて,ボディ側が横,尻尾側が縦になる様な向きにすると良い。(本物のアライくんで確認)
完成!写真下に置いたプラグは、塗装の実験台として、
アライくんと並行に製作していたルアー
タックルに付けてみた!うーん,良い感じ
戻るのだ