ジュビロトークバトル 2003.10.26

名波&鈴木

ぴあトークバトル

朝7時58分発のこだまでGO!品川から山手線で大崎、そして臨海高速鉄道に乗り換えて10時前に国際展示場に到着。すでにTFTホール前にはたくさんの人、人、人。

先頭は朝7時頃に来て、すでに昨夜から張ってあったシートを勝手にはがして1番前に並んでいた疑いあり。

←恐るべしナナギャル!

昼過ぎには、この列の後ろが左へ折れました。13時15分整列。整列後も前のグループに割り込む人がいて、n−GSJのインタビューを受けていました。ベネチアまで応援に行ったんだって、へぇ〜。

時間差での入場が始まり、ドドドッと会場へなだれ込み、しっかり前の方の席を確保。ゴンサポも負けてはいません(笑)。

写真撮影禁止なので、始まる前に1枚だけパシャ。向かって右から中西さん、名波さん、鈴木さんが座りました。丸テーブルの上にはお土産でいただいたサンタマルタXとキットカットホワイト。

昨年と同じDJが出て来て挨拶。昨日試合に行った人は?の質問に、前列は全滅のようでした。やっぱりね。DJが「ジュビロ、勝ち点1を取りましたね。」と言うと、「勝ち点2を失ったんだよー!」と怒りの声も。すると「ポジティブにいきましょう。」ですって。

なぜか私服姿の松森君も登場。ぴあのコラムを書いているからかな。「もっと仕事しろよー!」と小さな声で叫んでおきました(笑)。そして司会の中西さんが登場。

最初に秀人が紹介されてステージへ。今年はプーマブラザーズではありません。グレーのTシャツにシルバーのペンダント、ベージュの上着にグレーのパンツ。カッコいい〜♪と大歓声。次に名波が紹介されステージへ。黒のTシャツにこげ茶色のえりなしジャンパー、オフホワイトのパンツ。なぜかクスッと笑いを含んだ歓声でした。「ひろしさ〜ん♪」と叫んだのがナナギャルかしら?

名波はこういうイベントには積極的に出るタイプじゃないと言っていました。でもなぜ?と聞かれて、昨日は勝って気分よくここに来る予定だったけど思惑通りにいかなかったと。

ペリエとヴィッテルをスタッフが持ってくると、椅子に座った2人はヴィッテルを選んでグビグビと。そして市原戦の反省を少しだけしてから本題に入りました。

 

〜ジュビロJリーグ10周年を振り返って〜

 

★ジュビロのサッカー

名波:「ハーフタイムに監督や選手の意見で戦い方を変える場合と、プレー中に同じ意識を持ってリズムの変化をつける場合もある。言葉に出さなくても自分達でできる時もある。」

秀人:「それを感じないとジュビロのサッカーについていけない。1人だけ波に乗れない時がある。」

名波:「浮いてる?そういう奴がたまにいる。ヒデはそんなに多くないけど。練習の時から選手同士で細かい指示を出しているので、それが試合にも生きていると思う。」

秀人:「練習中の時からかなり厳しい。ボロクソに言われる時もある。」

 

★厳しい雰囲気になったのは、ドゥンガの影響

名波:「96年、97年ドゥンガが露骨に叱咤激励するようになった。体罰的なことも。」

秀人:「最初は戸惑った。それは言いすぎでしょって。」

名波:「何でそこまで言うんだよって。でも97年に優勝して、正しかったことに気がついた。98年Wカップでベベットやロナウドを怒っている姿を見て、どんなスター選手でも同じように怒るんだから自分達が怒られるのは当然。」

秀人:「気の抜けたプレーをすると言われた。集中していろよ!ボールを出した後にサポートしろと。」

名波:「四六時中、ボーッとしている福西はよく言われてた。集中力がないとずーっと言われてた。

秀人:「怒られる奴は決まっていたね。」

名波:「14番とか。14番は怒られ役だった。

 

★影響を受けた選手

名波:「スキラッチはボールを出すスピードや角度を細かく要求してきた。ジェラはロングボールを一緒に蹴ってアウトサイドのパスを教えてくれた。」

秀人:「スキラッチはJリーグでナンバー1だと思っている。ゴール前のマークの外し方、シュートの正確性がすごい。一瞬のスピードでボールが欲しいところへ動く。アジウソンからはプロフェショナルファールを。イエローもらっても汚いことをしても止めることを教わりました。」

名波:「それでカードが増えたんだ。」

秀人:「だから僕のせいじゃない(笑)。」

 

★入団するきっかけ

秀人:「ヤマハはJリーグに入る準備をしていてサテライトチームを作らなければならなくて。でも全然人がいなくて10人位取って、ちょうどその網に引っかかった。でもこれでメシ食っていけるのかなって。当時の先輩は古賀さん、伊達さん、外人の何とか、米澤さん。」

名波:「ぶっちゃけ最後に4つに絞って、ジュビロとマリノスとエスパルスとグランパス。結局、給料の1番安いところにおさまった。(ジュビロを選んだ理由は)藤田俊哉の存在が僕の中では大きかったから。

 

★藤田俊哉について

名波:「私生活では全く絡みがなかったけど。サッカーに関しては、僕の中では藤田俊哉が日本で1番うまい中盤の選手だと思う。(どんなところが?)浮くことはない。

秀人:「試合中、見とれるくらい。ボーッとしていると怒られる。」

名波:「やってやりやすい部分もあるし、意思の疎通も全く問題ない。決勝ゴールが非常に多い。チームとしての影響も大きかった。(高校の時も?)僕が藤枝から清水へ越境入学したんですけど、衝撃的な出会いでしたよね。岬君が翼君に出会うみたいな。今日はキャプテン翼世代が多かったので。高校の時は同じ部屋で、いつも2人1組でやっていた。俊哉が卒業した後は(望月)重良とやらなきゃいけなくて苦痛だった。俊哉の時はすがすがしかったのに(笑)。」

秀人:「僕も私生活はナッちゃんと一緒だったんで。」

名波:「高校の時も私生活は全く絡みがなくて。剛の家に行く時に俊哉の家に寄ってお菓子をもらって行った。(俊哉がいなくても)おばさん、持ってくよー!って。

中西:「名波さんは僕のことよく知っていて。」

名波:「みんな知ってるよね。(中西が慌てると)司会変わろうか?で、どうなの?中西哲生話でファミリーレストランで30分語ったことありますよ。

秀人:「(俊哉は)ボールのもらい方がうまくて、攻撃も中心だったなと、いなくなってわかりましたね。」

名波:「自分のリズムを持ちながら周りの選手のリズムも作る選手っていうのは俊哉と小野ぐらいしかいないので。他の選手に影響も与えていたし、得点源としてもリズム的にも影響は大きかった。メッセージが備わったパスも出せる。」

秀人:「簡単にトラップするので気持ち悪いかな(笑)。」

名波:「トラップは天才的ですよね。ボールタッチの感覚がすごい。でもヘディングシュートはたまたまだね。人のこと言えないけど自分は1回だけある。その試合で退場した。」

秀人:「ちなみに僕は5点取ってるけど、全部ヘディング。足でも取りたいな。」

 

★名波と秀人の出会い

秀人:「(思い出の試合は)点取った試合とか退場した試合。やっぱデビュー戦。95年の福井でやった平塚戦。初めてイエローカードをもらった。出場停止とケガで人がいなかったからね。」

名波:「そこからヒデと仲良くなって。それまでサテとトップ一緒に顔を合わせることがなくて、なんだお前が鈴木か!って。高校も浜松商業でサッカーでは地味なところで。それを清水商業って言い張ってるんだけど。

秀人:「菊地君はずっと僕が清商だと思い込んでいたんですよ。冗談で言ってたのに、引っかかったのは彼が初めて。」

名波:「性格は(清商出身者と)同じ種類の人間かな。」

秀人:「昔は休みの日はいつも一緒。ナッちゃんちの部屋の掃除とか。」

名波:「ラックを作ってもらったり、ヒデちょっと来て〜て。家から歩いて3分だったので」

秀人:「自分の部屋は汚いのに、ナッちゃんの家はきれいにしちゃう。」

名波:「(秀人の部屋も)きれい。中山さんの部屋ほどじゃないけど。中山さんは買ったCDをあ行から並べちゃうタイプだから。(会場爆笑)うけたねえ。メシもほとんど一緒。(朝昼晩?)朝はいいですよ。朝からこの顔は・・・。」

秀人:「(食事をおごってもらった話から)かなりの金額言ってると思う、ナッちゃんが僕に使ったお金は。その分、体で返して。掃除とか、変な意味じゃなくてね。」

名波:「趣味はないなあ。草サッカーを見に行ったりプレーしたり、買い物とかも一緒。サテライトの試合も見に行った。」

 

★ひざについて

名波:「体を休めたい時は人と接したくない。最近は1人で健康ランドへ行く。30超えると痛いところが完治した後、また新しく痛いところができる。中山さんも言ってたけど、その繰り返しなので体のケアは何十倍とするようになった。ひざは100%治るケガではないので、痛みと付き合いながらやっていくしかないけど。今は週2回のゲームもできると思う。ジュビロスタジアムならできる。でもひざの影響にしたくない。年を取るごとに衰えてくるのは必然。周りの人にもわかって欲しいなと思う。」

秀人:「でもひざが悪いのにすごく動いてる。そんなとこまで行かなくてもいいよ〜。真ん中にいていいよ〜て。後ろはやりやすいけど。ナッちゃんがいないと別のチームになる。」

名波:「相手のボランチがマークして自由に動けないので、外に張って中のスペースを空けている。」

秀人:「考えてプレーしないと、ついていけない。昔は頭を使っていなかったけど選手も洗脳されて、ジュビロは共通意識が高レベルに。」

 

★若手について

名波:「若い力は伸びてきた。移籍した選手はみんなレギュラー。」

秀人:「ひたむきに、ダメでもいいから。ミスを怖がると消極的になる。シュートを打ってもいいのに遠慮してパスを出したり。」

名波:「才能豊かな選手だから将来明るいだろうし、いいなあと思いながら見ています。前田、西野、成岡、菊地、大井とかアンダー何とかの選手は。もっとサッカーの話をして来いよって。試合後、必ず菊地と成岡に今日の試合どうだったと聞いている。でも向こうから話してくることはないので話して欲しいなと。」

秀人:「しゃべれないですよ。僕が入った時は中山さんがそういう感じで。今でも中山さんだけは敬語。ようやく最近しゃべれるかな。

名波:「ドゥンガからはサッカーの話をしてくるけど、僕からは話せなかったから反省も踏まえて。前田と西野はサッカーの話をするようになった。俺はサッカーが好きだ!と前面に出ているので、いい影響もあると思う。」

 

★○○君について

秀人:「気持ちが入っている時はうまいんですよ。」

名波:「ただ屁は臭い。救急車呼んだもん。臭くてその筋トレの部屋から飛び出して、救急車呼んでー!って叫んだら、2階にいたトレーナーの人は笑って来たけど、1階からマネージャーが上がってきて、どうしたー!!って。それほど臭かった。」

 *この話は内緒です(笑)。

 

★ガゼッタ名波

秀人:「ナッちゃん、今日僕どうだった?波に乗れてた?浮いてなかった?って聞く。」

名波:「5とか6とか数字で。この間、8を出した、大分戦の山西に。サッカーマガジンとかダイジェストよりちゃんと見てるよ。明らかにおかしい時がある。取材を受けた人は+0.5みたいな、山西はいつも0.5マイナスぐらい。今日は俺6.5か7位だなという時に5.5だと電話したくなるよね。でも励みになるし、どうやったらいい点取れるかなって。」

 

★10年後の自分

秀人:「(39歳)ヘディングいっぱいしてるから、ボケ初めの頃かな。」

名波:「41歳・・・やってることはまずないと思うけど。自分からやめていくタイプなので、すがることはないと思う。でもサッカー関係の仕事に携わっていたいし、現場でみんなでボール蹴れたらいいと思う。評点もいいかも。全試合を編集してもらって見て、スローにしたり巻き戻したりして細かいところをチェックする。」

中西:「しゃべるの下手じゃないから仕事できると思いますよ。」

名波:「1000人の人を笑わすのは大変ですよ。しゃべるの嫌いじゃないけど、、引き出しはいっぱいいっぱい。もうない○○のネタで。」

 

★質問コーナー

名波:「じゃあ秋葉さん、いない?(誰ですか?)ネプチューンの番組。鈴木秀人似の堀健がトークショーでサポートしてる。」

 

★サポマガの「ムトーは見た」はどう思う?

2人はあまり見たことがない。でも秀人は、元ジュビロの小林が辻強化部長になりすまして山本にいたずら電話した話を説明。

 

★相手になったら嫌な選手は?

秀人:「(他のチームでは)エメルソンとエムボマ。汚いっすよ、あれ。速いですもん。警察に言ってスピード違反で捕まえてもらおう。(チームメイトでは)トス君には練習中にチンチンにやられる。でもやっぱり中山さんかな。ガツガツ来るし、練習中もマークにつきたくない。」

名波:「中山さんかな。何も恐れずに突っ込むし。ゴール前に突っ込む姿、サッカーに対する姿勢、若手べテラン関係なくやらなければいけない空気を作るので見習わないといけない。中山さんがいなかったらサボれるのになあと思う。」

 

★自分のプレーで見て欲しいところは?

(質問者の叔母さんが3日前に誕生日だったので、おめでとうを言って欲しいと。そして会場全員でハッピーバースデー♪)

名波:「たまに触る右足と、たまに触れるヘディング。右足のシュートは98年に1回すごいのを入れてる。すっごいよ!(横浜F戦)」

秀人:「しいて言えば1対1。あとは乗れてるか乗れてないか。」

 

★プレゼントコーナー

「サッカーのある生活」

松森君がスーツ姿に着替えて再登場。最初に私服で出て怒られた模様。中西さんの褒め殺しが続き、最後に「ジュビロのHPも面白いし、自分のHPも自分大好きな感じで。」と言われていました。確かに(笑)。

 

サイン入りTシャツやネスレ製品がプレゼントされました。

 

★最後にひとこと

秀人:「楽しかったですよ。途中何度か寝そうになりましたけど。」

名波:「意外に皆さんが真剣に話を聞いて下さって、非常に楽しくできました。」

 

*走り書きのメモを見ながら書いたので、言葉そのものや使い方等、かなり違っていると思いますが、ご了承下さい。

 

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