ぴょんの人身事故(加害者)
  リアルタイム報告日誌7
 
平成12年2月9日(水)

 朝8時15分、呼ばれたとおり中央警察署の交通課へ出向いた。タバコ
の煙がもくもくと立ちこめる部屋の一番奥に、担当のTさんが居た。私に
気づくとTさんは手招きをした。お辞儀をしながら近づくとイスを差し出さ
れたのでそこに腰掛けて話が始まった。
 当日の様子はその時聞いているので今日はあまりしないと言うことだ
った。相手のSさんの診断書を見せてくれた。正しい病名はわからない
が肘、足、脇腹の打撲で全治2週間と書いてあった。ただしこれは一つ
目の病院の診断書だし、これでなおってしまうとは限らないようだった。
私には業務上過失、安全確認義務違反の罪(?)が付くようだった。
 夕べ相手のSさんから電話があって、出張ホストだと言ったこと、また、
私には事故の認識が無いことなどを重ねて主張してしまった。これは良
かったのか悪かったのかよくわからない。Tさんは私の事故の認識につ
いて、戒めるというより「アンタの言いたいことはわかるよ。でもね、こっち
だってあの場で おい、言ってることがおかしいじゃないか?とは言えな
いだよ。色々あるだよ、この前なんかね、、」と静岡弁で話し出した。Tさ
んは、事故の被害者になったけどどう考えてもおかしいおばさんの話な
どをした。その上で「なんでアンタ、、あの時間にあの通りを通っただ
ね!」なんて、のたまってくれた。「だってあの時は仕事の打ち合わせの
帰りで、私の家はあの通りなんから仕方ないでしょう?」と言うと、Tさん
はうぅ〜んと言って黙ってしまった。しかしTさんは続けた。「ウチらパトカ
ーだって土曜日のあの時間はあの通りは通りたくないよ。」と言った。パ
トカーが通りたくないだって?ふざけるんじゃないよ!って思った。だった
ら誰があの治安の乱れた通りを守るんだ!あの通りを通らないきゃなら
ない人も居るのだ。
 あとは点数の事と罰金の事、これは対象になれば来月始めくらいまで
に連絡が有るという事だった。そしてもしもSさんから何か言って来たり、
Sさんが家まで来てふつう以上のことを言ったりしたりしたら、それはそ
れで別の問題だからと言った。それ以外は保険屋さんを通して貰うよう
に話せばよいと教えてくれた。
 そうそう、、書き忘れたが、出張ホストの話をしたとき,Tさんは「あれで
出張ホストぉ〜?それじゃ女衆が許さないよなぁ」と静岡弁で話したこと
も付け加えておく。

 

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