まぐ母のつぶやき1 H12 11/14

 

今日新聞で、神奈川の調剤薬局での調剤ミスの記事を読みました。最近医療ミスのニュースが多い中で、とうとう出たかという印象です。我々としても精一杯の注意はもちろん払ってるつもり、、でも出てしまうと言うのが医療ミスの現状だと正直思います。今回のミスはかなり重大なもので、被害者も子供さんということ、本当にお気の毒だと思います。
 しかし、ミスが出てしまう現状をいったいどうしたらいいのか。出てしまうなどという甘いことをいっていてはいけないことはよくわかりますが、出てしまうかもしれないことを想定してその被害を最小限にとどめるにはどうしたらいいのか、これを考えることも重要な事だと思います。
 一つには薬効別に並び替える。そうするともしももしも間違えても重大な事にならないわけで、そのようにしている病院もあります。今回のように、抗アレルギー剤の処方なのに精神安定剤を投与したりすることは無くなるわけです。ただ現場で働いている者にとってはとても仕事がしにくいのが欠点です。
 後はやはり二重三重のチェック体制を作ること。これでかなりのミスは防げるはずです。ただし今回のミスのように、薬の充填ミスだけは一度してしまったらそれでほとんど終わりです。錠剤の刻印 細粒や粉の識別など、よほど特徴があるものでないとなかなか出来るものではありません。しかしこれもチェック体制がしっかりしていれば防げるはずです。(あくまで はず ですが。)
 先日ウチの事務の人に、「とにかく糖尿病薬と精神神経用剤は一番注意してね!」と話したばかりでした。しかし気をつけなければいけないのは私達専門の人間なのですよね。わかってることと思えばこそ、気を付けなければいけないのだとニュースを見ながら背筋が寒くなる思いがしました。
 明日は仕事に行ったら、みんなでこの話をしよう!
 一人一人が注意する以外に道は無いのですから。

しっかし、あの調剤薬局のオーナーのおっちゃん、、、
事の重大さがわかってるのかなぁ(‐_‐)