*** 走る実験室秘話 または "あるよね? こんなこと" 第3回 ***
『ある男がいた彼は百万回 車を直し 百万回 車は壊れた
報われぬ”赤”への愛 それは 神が与えた試練なのか
そして運命の白い車に彼は出会う混沌たるこの車界に送る現代のファンタジー 堂々の完結編
いよいよ公開あなたは涙なくして 』
小さな幸せを探し求める会所属 新進気鋭の童話作家 鈴木”角”原作
* 実験車両1号 "赤のマツダロメオ"編 その3
『流した涙の数だけ 男は強くなれる』 TO KING & TRIO DE SINGLE
** 腰下に再度手を入れる **
今度の腰下にはまた一寸した細工を行なうこととしました
またピストンリングとコンロッドメタルは奮発して新品に交換することとしました
今回もピストンは拘ってそのブロックに入っていた純正をそのまま使うことにします
他の部品についても同様に再利用です ただしまた以下の小細工を施ししました
ピストンの加工箇所
オイルリング溝へのオイル穴を電動ドリルで追加
スカート部の当り面を少なくするためピンボス方向のスカート面に
I片側10mmの幅でペーパーを掛けシリンダーとのクリアランスを広げた
つまりスカート部が実際にシリンダーと接触する個所
(本当は油膜が有るので接触はしないのですが)の形状は仮想コスワースタイプとなる
コンロッド 未加工
クランクの加工箇所
ペーパーと研磨剤を使ってラッピング
このようにしてエンジンを組み始めたのですが その際にもいろいろありました
クランクを洗浄し新聞紙にくるんでおいておきます
そして準備を整えブロックに載せようとしたところうっすらとクランクのジャーナル部に錆が出ています
その間10分程 改めてクランクを磨くことになりました
また4番のピストンをブロックに入れる際にコンロッドからメタルが外れ落ちてしまいました
ピストンリングコンプレッサーを持っていないためもう一度ブロックからピストンを抜くのは面倒だと思い
クランクとコンロッドの隙間からメタルを滑り込ませようとしたのですが
ちょっとミスってメタルに小さな傷を作ってしましました 悩んだ末にそれはそのまま組んでしまいましたが..
そうして出来上がったエンジンを今回は友人のエンジンクレーンを借りて積み込みました
リングが新しくなっているのでコンプレッションゲージで測定してみると 嬉しいことに圧縮が上がり
またそのばらつきも少なくなっています
実走した感じでも全開のブロックに比べトルクが出ていることが実感出来ました
** 実走セッティング2 **
この様にして完成したエンジンにしばらくは満足して乗っていましたが
だんだん細かな粗が見えてきました
それは やはり或る回転域で気になる振動が出て
気持ちよくエンジンを回せない といった類のものだったのですが
気持ち良く回るエンジンを目指してチューニングを実施したわけですから フィーリングが重要です
早速 エンジンセッティングを開始する事としました
とは言えそんな大層な事をするはずもなく"実走セッティング1"でやった事と全く同じです
それでも自分の中では"俺のマシン 最高!!(菱木ケンジ君風に)" となりました
この状態でみんなにも乗ってもらいましたが
"良く回り カムに乗る感じが出ているね" と概ね良い評価に満足です
この言葉が意味するものなどその時は気にも留めもせずに...
** 実力判定2 **
それが悲劇の始まりだとは露にも思う事無く..
'98年7月 マルハモータースにてシャーシダイナモに載せます シャーシのローラーが回り始め測定開始
その様子を 期待と不安感の入り交じらせつつ見守ります 我が子の誕生を待つ父親のように
いつもパワーチェックの度に思うのですが
結果が出るまでの間になんでこんなに嫌な気分を味わわ無ければならないのでしょうか
それもお金を払ってまで
そして出た結果が実験1仕様の表です 見てもらえば分かると思いますが・・
あまりの結末に声も出ず それまで吹いていた自分が恥ずかしくてしょうがありません
気を取り直してエンジンの特性を見てみると それはカムに乗る感じがあるはずです
奇しくも 湾岸MIDNIGHTの一場面が頭に浮かびました
"パワーバンドの手前にフラットスポットを..."
この言葉の意味を妙に現実的に受け止める羽目になるとは夢にも思っていませんでした
勇気を持って事実を冷静に受け止めればこのセッティングは全然駄目! だったわけです
でもそこはポジティブシンキング RGOの大田さんの言葉を借りれば
"まだ詰める余地は十分にある" のです
この性能でこれは良いと満足していたわけですから
ちゃんとセッティングを出せばさらにフィーリングが良くなるはずです
でも帰りの足取りが重かった事は秘密です
教訓 "思い込み あるならのるな ローラーに" 消防庁
** 秘密兵器導入 **
上記の結果から そろそろ自分でちゃんと燃調と点火時期を調整して
更なるステップへと踏み出すことにします
そこで以前より気になっていたFREEDOM COMPUTERを遂に導入する事を決断
一番の理由はとても安易なのですが みんなの前でおもむろにノートパソコンを取出して
"この辺はもっと詰める余地があるな"などと呟きながら
セッティング変更を始めたりしたら格好良さげだな という事でした
多くはない研究開発費を何とかやりくりして費用を捻出し
E&EシステムにB6用を発注 "赤"を購入し8年目にして遂にフラップを取り払う日が来ました
純正ECUを取り外しFREEDOMを取付けます
車種専用設計となっているので取付もさしたる問題もなく
あっけないぐらい簡単にエンジンは始動しました
確かに所々セッティングが合っていない様な所もありますが 取り敢えずは走ります
その夜 友人からノートパソコン PC-9801NV(CPUはV30より前の型)を安価で譲り受けて
いよいよ"ジェッティングの魔術師"となる準備が完了しました
実際にフルコンを付けて分かった事ですが ミーティングの場所に行って
ノートパソコンを広げても思ったよりもみんなに興味を示してもらえません
"フルコンをイジレばみんなの注目度満点"というのは
"オープンカーに乗っていると女の子にモテモテ" と同じ位全くの幻想でした
またきんぱら君と"湾岸ミッドナイトごっこ"をしようと車に乗り込み
実走セッティングを試みた時の事です
"地獄のチューナー 北見"と"ジェッティングの鬼 富永"の役になりきり
それらしい台詞を決めつつ車を走らせます
パソコンの画面に目を落すと 燃調と点火のマップを読む位置が目まぐるしく動き回っていています
その様子を見た時に その瞬間のデータを手打ちで変更する事など不可能に近い事を悟りました
自分達のレベルでは実走セッティングで煮詰めを行うなどという事は
あくまでも漫画の世界の話だったのです
** 完敗 **
'98年12月 FREEDOMの燃調の学習も良い具合と思えたのでマルハモータースへと向います
そして数時間後にはがっくりと肩を落としている自分がいました
結果は実験2仕様の表です
でもこれが後の財産となりました いかに体感だけのセッティングが当てにならないか
ということを知ることが出来ただけでもよしとしなければ...
** スピードデンシティ **
FREEDOMはスピードデンシティ制御(Dジェトロ制御)
及びN-α制御(スロットルスピード制御)を選択出来ますが
B6マニュアル車はスロットルポジションセンサーがスイッチ式となっている為
スロットル開度でエンジン制御を行うN-α制御は使うことが出来ません
またスピードデンシティ制御の場合でもスロットル開度による細かな燃調の補正が出来ません
スロットルポジションセンサーがスイッチ式の場合
加減速の際の吸気圧の変化のみを感知して燃料噴射量の補正を行うことになるのですが
全開フル加速のログを取るとこの方式が悪さをしていることが分かりました
アクセルは全開なので減速補正による噴射量の減量などあるはずはないのに
ある回転数でおこる脈動による吸気圧の急な変化を拾って加減速補正が働き
燃料をせわしなく増減量している様子が現れていました
つまりエンジンが勝手に細かな加減速を繰り返しているということです
(もちろん体感ではこの様子はちっともわかりませんが)
それが気にいらなかったのでリニア式のスロットルポジションセンサーを取付けられるようにアダプターを作ります
これによってアクセル開度の大きな領域での吸気圧の脈動による悪影響も避けることが出来ます
またスロットル開度をダイレクトに監視して加減速補正を行う為 レスポンスもアップしました
こうしてスロットル開度による補正を加えた後では レスポンスのみならず
3速の実走状態でエンジンが2000rpmから7500rpmまで吹け上がる時間も短縮することが出来たのでした
しかしアダプターが芋ネジでスロットルのシャフトに固定してあるため 激走するとこれがずれて難儀しました
またリニア式のスロポジと吸気圧センサーは新品で買うと目が飛び出る程高価なものです
自分も一個目は大枚を叩いて購入しましたが よく考えたら解体屋にゴロゴロしているんですよね
** 身も蓋も無い話 **
これがFREEDOMのログ機能を使ったセッティング方法を自分なりに考える切っ掛けとなったのです
FREEDOMユーザーならば実施している人も居るはずですが...
この方法ならばシャーシでなくとも全開時の結果だけは比較出来るので
自信満々でテストしたセッティングが前よりも全くお話にならないことが分ったりして
非常に客観的にセッティングの評価が出来ます
具体的な方法は次の機会にお話しする事として 自分なりに分ったことを書いてみます
正直 みなさんががっかりするようなことなので気が引けるのですが
3速までのフル加速では 燃調及び点火時期が結構違っていても
トップエンドまで廻りきる時間は本当に僅かしか変わらない
(フィーリングは勿論変わります また4速ともなればそれなりの違いが出てくる時もありますが)
これは1トン以上という車重及びドラッグが僅かな出力増加分を飲み込んでしまっていると推測します
またそれ以上にエンジンオイル等の各部の暖まり具合のほうが車のパフォーマンスに及ぼす影響は大きいのです
これは同じ日に同じセッティング/吸気温/水温/外気圧で比較したことから分りました
それはエンジンがタレル前まではトップエンドまでの吹け上がり時間が少しずつ短くなってる
という結果がはっきりとログに出ていたことから分りました
太田屋のエンジンベンチでのテストやダイノパックのようにロードを掛けられるシャーシならば
当然各種のセッティングの違いによるエンジンパフォーマンスの違いが明らかに出るはずですが
これでも各種の条件(エンジンの暖まり具合/吸気温/水温/外気圧等)を一定としないと
厳密な評価は出来ないのではないかと今は思っています
簡単な例をとればシャーシで1本目のデータを取り 2本目に燃調を変えたデータを取ったとします
データを変更している間にエンジンルームに熱が溜まり吸気温度が上昇していたら
それはもう燃調のみの差によるエンジンパフォーマンスの違いではなくなってしまいます
それは実験2仕様と実験3仕様の吸気温度の差があまりにも違うことからもわかると思います
実験3仕様では3本のパワーチェックを行なっているのですが
その間に吸気温度が55度まで上昇してしまっています
(実走での吸気温度は外気温+αです また吸気温度と出力の関係は別のコーナーに書いてあります)
ですから本当に詰めたセッティングを出すためにはエンジンベンチかロードが掛るシャーシでエンジンを廻しながら
セッティングを変えてその様子を見ないといけないのではないか
というあまりにもプライベーターには夢のない結論しか今のところ出てきません
確かに全てをきっちり合せたセッティングとはどの様なものか味わってみたい気持は凄くありますが
マスフロー制御(Lジェトロ制御)と異なりスピードデンシティやN-αではバルタイを変えただけで
そのセッティングはおじゃんとなってしまいます
これからもステップアップを計画している自分にとっては..
ですが 考え方を変えてみればロードスタークラスならば
3速までは燃調や点火時期がそこそこ詰っていれば
エンジンの吹け上がる時間は本当に僅かしか変わらない
ならば自分が気持良いと思ったセッティングを選択すれば良いのではないでしょうか
湾岸MIDNIGHT風に言えば "心の針が振れる" ほうを選ぶということです
それが精神衛生上も良いと思いますし
自分も全開以外のセッティングはフィーリングのみで行なっています
Gテックユーザーの人達の意見を是非とも聞いてみたいと思っています
話は変わりますがCIVICはスピードデンシティで制御されていますが
某所の1800ccキットは純正ECUのデータを一切変更せずに走ることが出来ると雑誌に書いてありました
吸入空気量をしっかりと計測しているマスフロー式と異なりスピードデンシティ制御は
あくまでも吸気圧等をもとに
事前に書込んである燃調と点火時期を推測してエンジンを動かしています
1800CCとなった時の吸気圧特性が本当に都合良く1600CCのマップに合い
1800CCとなった分を増量してくれるのでしょうか
あのF1を制したHONDAがそんなマージンを持ったセッティングを行なうとは思えないのですが謎です
これはスピードデンシティ制御を自分でセッティングしている人ならばわかってくれると思います
** とれる **
その日も FREEDOM COMPUTER のセッティングを替え 会社帰りにいつものテストコースに向かう
FREEDOMのデータログ機能をセットして 3速で2000rpmから全開!
”この4000からの盛り上がりが!”とか
”7000を超えた後のオーバーラン特性がはいいね”
なんて一端のチューナー気取りでいってみたりもしますが
本当はそんなこと体感しているほどの時間はありません
そして いつも通り7500rpmまで回してアクセルオフ
5速に入れ回転が3000まで落ちるのをまって アクセルオン
”あれれ?” アクセルにエンジンが全く反応しない...
そのまま実験車両1号はテストコースである某堤防上で生き絶えたのであった
再度 エンジン始動を試みます セルは回るけれど 一向にエンジンは掛かる気配を見せません
堤防上に車を置き 自宅に電話し父親を呼んだのですが
バッテリーの弱った車で来たものだからこの車も堤防上でエンスト それきりセルが回りません
親子そろって堤防の上で立ち往生です
結局 頼みの綱のきんぱら君に来てもらって 家まで牽引してもらったのでした
早速 トラブルの原因を突き止めなければいけません
ついに バルブが曲がったのかなー なんて思いながら取り敢えずは点火をチェック
するとプラグに火が飛んでいません 点火コイルがイッたかな?
クランクアングルセンサーへの配線をはずし 予備のクランクアングルセンサーに接続して
手で回してみると ちゃんとプラグに火花は飛びます
それならクランクアングルセンサーだな と ヘッドカバーをはぐり
何気にインテークの純正エキゾースト流用自作加工カムをみると
鉄棒から削り出しTIG溶接でくっつけたクランクアングルセンサー駆動部分が完全にとれていました
インテークカムが回ってもクランクアングルセンサーが回らないので プラグに火が飛ばなかったのです
このカムはこの時までに1年半は使ったでしょうか
翌日 アーク溶接で付け直したのは言うまでも有りません
カムは捻じりの力を受けるます いくら クランクアングルセンサーしか駆動しないといっても
やっぱりストレスがかかっていたのでしょう
** よく効くパッドは... **
そろそろ某社試作のブレーキパッドも寿命となってきました
スポーツランド山梨での3回目の走行会も3ヵ月後には控えています
今度は値段も手頃なHAWKのBLACKを前後とも使ってみることとします
首振りを起こしていた後輪のハブベアリングを某所で交換するついでにパッドを購入
さっそく装着してみます
軽い踏力でかなりよく効きタイヤロックまでのコントロール性も良い感じです
この時はコストパフォーマンスに優れた良いパッドだとかなり満足していました
いつものごとく某テストコースでFREEDOMのセッティング結果を確かめるためのトライを終え
減速しようと強めのブレーキングをしたところ
まさしくパッドがローターに食込むかのような減速Gと共にぐんぐん車速が落ちて行きます
これは凄い と感心しているとなにやら 窓の外に火の粉が飛んでいるのが目に入りました??
まあ こんなこともあるさ とあまり気にもせず このパッドってフルブレーキングすると火花が飛ぶんだぜ
なんて みんなに言ったりもしましたが
今回もまたこれが文字どうりの意味だと気付くのはまだ先の話でした
その後3ヵ月は経っていなかったと思いますが作手サーキットを二回は走ったでしょうか
やけにパッドが減っているのとローターが薄くなっていることに気付きました
それも尋常の薄さではありません ブレーキが引き摺りを起こしているのかな
はやくもパッド交換か と思いながらもまだしばらくは大丈夫だろう
パッドがなくなったら"キーー"と音が出るはずだし とたかをくくっていたのですが
そのうちフロントのほうからカタカタと音が出るようになりました
そして会社へと出勤する途中にそれは起こったのです
何時も通り緩いカーブをぬけ軽く加速 四つ角を曲るためにちょんとブレーキングする と
”からん からから” と
何かがアスファルトの上を軽やかな音を立てて転がって行くのが聞えました
それと同時にブレーキがスコンと抜けたのでした
なんとかサイドブレーキとエンブレで車を止め 音の主を探しに行きます するとそこには
黒い一枚の鉄の板が転がっていました どこかで見たような記憶はあるけれど?
人はそこにある筈のないものに遭遇すると
事態の判断が出来なくなるということを身を持って体験しました
それはパッド部分などあとかたもなくなったブレーキのベースプレートでした...
そこからなんとかサイドブレーキとエンブレを駆使し家へと辿りつきましたが
交差点に差掛かる度にサイドブレーキなんかでは
まったくスピードは落とせ無いことを確認する羽目となりました
寿命が十年は縮んだのは言うまでもありません
さてフロントホイールを外し何がおこったのか確認します
すると確かにバックプレートが落ちてもおかしくないぐらいえぐれたローターが姿を現しました
整備書によるとローターの摩耗限度は2mm
ローターを取外しノギスで計ると7mm以上は減っているではないですか
なんたってベンチレーションのリブが焼け跡にくっきりと浮き上がり
落下したバックプレートがすっぽりとそのえぐれの中に収ってしまうぐらいになっていたのですから
そのローターの軽いこと 軽いこと バネ下重量の低減に充分貢献していたはずです
その後なけなしのお金でローターを購入し 某所主催のSL山梨走行会のため
こりもせずもう一度同じブレーキパッドを装着したのでした
(同じ様に減りの早さにこりて使わなくなったパッドを友人から譲り受けました)
そして走行会でことの顛末をパッド購入先に告げると...
"減らない人は減らないんだけどねー"とかるく言われてしまいました
それってブレーキを踏んでないのとちがうか?
SL山梨走行後 やっぱりパッドとローターがかなり減っていたことは言うまでもありません
いくらパッド自体が安くても半年さえも保たず 同時にローターも換えなくてはならないのでは...
まあ"減らない人は減らない"らしいのでここではなんともいえませんが
** コーナリングマシン **
"重心は低ければ低いほどいいんだ" RED SUNSの高橋涼介は言った
それならば! ロードスター低重心化プロジェクトの発動です
ロードスターのエンジン-ミッション-デフはたった四つのマウントで支えられています ということは
オイルパンとサブフレームの隙間を調べ エンジンを20mm下げてマウントすることとします
エンジンマウントブラケットのエンジン取付穴を純正位置より20mm下に開け直し
干渉する箇所をサンダーで削り取りエンジンをマウントして終了
これで低重心のコーナリングマシンの出来上がりです
サブフレームの下からちょっぴり覗くオイルパンのフィンがアルファのようでレーシーです
これで縁石を跨げば一巻の終り なんとスリリングなことでしょう
期待をこめてコーナーを曲ります 正直なところその効果のほどは体感出来ません
作手のヘヤピンの切換えしが素速くなったかな? という位でしかありません
しかし今やエアコンとパワステポンプも取り払われフロントの慣性重量も低減された
この"赤"は心情的にはかなりのコーナリングマシンとなったのでした
だってあれだけ苦労して夏の暑さを乗り切ったのだから そう思い込む権利はあるよね?
折角低くマウントしたエンジンですが 20mm程度ではだれも気付いてくれませんでした(涙..)
** ノッキング (アット ユア バック ドア) ? **
こんな危ないタイトルの曲が再結成DEEP PURPLEに有りました
話は変わって 前回作手に行った後辺りから
チョット気になる音がエンジンから出るようになりました
それは3000rpmから4000rpmの辺りで軽くからからという音が聞こえる
というものでした どうもエンジンが暖まると音が出ます
ノッキングのカリカリという音とは微妙に違うのですが
念のために燃調と点火時期を変えて音が消えるか試してみました
しかし何をやっても相変わらず音は聞こえてきます
音が出ている事以外はこれといってフィーリングも悪くなく吹け上がりも軽く快調です
ただ全開からのアクセルオフでかなりの量の白煙を噴くことを除いては 不具合も無い為
音に気づいてから3ヶ月以上この状態のままで乗っていました
** 4速トライ **
明日のスポーツランド山梨での一日走行会に備えて点火時期の再チェックを行う事とします
2パターンの点火時期のエンジンパフォーマンスの違いを確認する為
某テストコースにて4速全開走行のログをとりました
1本目は今まで熟成した点火時期 2本目はそれを全体に2度進めたもの
決死の覚悟でトライを行い結果をチェックします
期待を込めて2本のログを比べてみたのですが
全く両者のパフォーマンスには差が有りませんでした
(これのグラフも近日公開する予定でいます)
ならば少しでも希望があるほうの点火時期を選択しSP山梨に臨む事としました
只気になったのはこのトライの後に
上記に書いたエンジンからの音が若干大きくなっていた事でした
** SL山梨に散る **
'99年5月 スポーツランド山梨4回目の1日走行会です
エンジンの調子も上々はやる気持が押えられません
まず1本目の走行タイム 前回よりも明らかにあの上り坂のストレートで前回よりも伸びがあり
タイムもアップこれはセッティングが良い方向に現れたのでしょうか
主催者からもいい音が出ているとのコメントも頂き上機嫌です
でもその時には既に気付いていたのです
エンジンの調子とは裏腹に ストレートを駆け上がる時エンジンが明らかに大きな音を立てている事を
しかしかまわず2本目を走行 今までのベストタイムを記録し 調子に乗っては走り続けます
そして遂に3本目 終焉の時がきました いよいよ
”コンコン” というエンジンからの異音が大きくなり全くパワーが出なくなったのでした
直ぐ様ピットイン これで今日の走行はもう無理と諦め 異音の原因を調べます
その場でヘッドカバーを剥ぐりカム廻りをチェックしますが これといった不具合も見つかりません
エンジンを掛け異音の出ている場所を探すと どうも腰下からのようです
ということはピストンが首を振っている可能性大
かろうじて走ることは出来そうなのですが
山梨から帰る途中でエンジンが焼き付きなどしたらそれこそ一大事です
ここは財布には非常に辛い選択ですが積載車をこちらで借りることとしました
しかしこんな大きな車の運転はとても自信がなかったので
MASONの現代表のN君にお願いしてしまいました
頭のすぐ後で揺れ動く車にプレッシャーを感じながら帰る雨の家路は遥かに遠かったのでした
北見 淳の言葉が頭から離れません 『エンジンブローは無知たるゆえの結果』 と
N君その際はありがとう
43"581 これがこの日のベストです
この日仕様は タイヤ GRβ RS TUNE? F185/60R14 R195/60R14
ショック TEIN TYPE-HA F8kgf/mm R6kgf/mm でした
結局この仕様でのパワーチェックは出来ませんでした
それが心残りとなり実験3仕様へとチャレンジする原動力となったのでした
** 検証 **
さて困りました オーバーホール代を出してさらに1001のピストンを購入しても
お釣がくるぐらいの積車代を払ったらもうすっからかんです
思いも掛けぬ出来事に頭を抱えました
そこへMASONの元名物会長の「よっちゃ」さんが北海道へ帰るため
手持ちのB6オートマエンジンを手放す話がやってきました 早速自宅へと運び込みます
そうして三つ目のエンジンが木造車庫の片隅に並びました
これでなんとかベースは手に入りました
一日でも早く通勤に使えるようにするため作業を開始します
まずはブローしたエンジンのばらしから始めます
ヘッドを取り外すと4気筒目のピストンのスキッシュがヘッドとあたり凹んでいました
ヘッド側も同様の状態となっています それ以外は燃焼室に不具合は見当りません
次にブロックへと移ります 各部をチェックしてみると以下の状態となっていました
コンロッドメタル |
4番のメタルが裏金だけの状態となりそれも薄く擦り切れています。他の気筒のメタルも全て1部分がむしれており、また1,2,3の順番でメタルのむしれが酷くなっています。 |
メインメタル |
なにも問題なし |
クランク |
コンロッドメタルのジャーナル部分が傷つき4番目は完全に焼き付いています。もうこのクランクは終わりでしょう。 |
ピストン(1.2.3番) |
異常なし。 |
ピストン(4番) |
スカート部が強くブロックに当たった様子が現れており、完全に切削加工の跡が消えてツルツルの状態になっています。また黒いブツブツがそこにめり込んでいます。 |
コンロッド |
4番のみに異常が見られました。極限まで擦り減ったメタルが動き回ったのでしょう。大端部の内側も酷い焼き付きを起こしています |
原因の推測 実際のところ確かな原因は分りません
でもそれでは今後の実験に何の発展も望めません そこで考え得るケースを推測してみます
・その1 オイルポンプの圧送能力低下によるコンロッドメタルへのオイル供給量不足
-このエンジンは油圧が他の車に比べ低かった
・その2 高回転での常用による油膜切れ-レブリミットは
7800rpmに設定してあったので廻し過ぎによる油膜切れは考え難い
・その3 異物混入 またはオイルの劣化-メインメタルには一切焼き付きの様子は見られないので
これもないでしょう
・その4 コンロッドメタルのクリアランス不適合-組む際にクリアランス測定を行なわなかったことが悔まれますが
純正ではサイズが一つしかないこと 及び いろんな人の測定結果から
異常を起こすほどクリアランスが狭かったとは思えません
組込の際にその都度クランクを回しフリクションを調べたのですが変な渋さはありませんでした
・その5 クランクをラッピングした後の洗浄不足-1番から4番にゆくに従ってコンロッドメタルのむしれが酷くなっている
でもラッピングで出るような微細なカスがメタルをむしる程の悪さをするのでしょうか
・その6 コンロッドボルト締め付けトルクの誤り-2度確認済
結局真実は闇の中です
まるでX-FILEのようなこの結末にどうしてもすっきりとしないものが残ります
エンジンを組むのが怖くなっていることも事実です
教訓 腰下だけは青空の下で組むのは止めましょう
エンジン組み立て用の風避けテントが欲しい今日この頃です
** 復活の日 **
今回もまたメニューにはイロイロ悩みましたが
まず4番燃焼室のスキッシュエリアが凹んでしまっている為ヘッドに0.5mmの面研を施す事にしました
早速バルブ類を外し外注にヘッドを持ち込みます
それではB6オートマブロックをばらしていきます
これに以前にネジを吸い込んでブローしたエンジンのピストンを入れ替えるだけの仕様とする事としました
但しピストンリングは新品に交換しますが
いつも思うのですが距離の出ているB6エンジンは
ピストンのセカンドリング上までスラッジがこびりついてかなり汚い状態になっています
またこのオートマエンジンのピストントップは回して走っていなかったらしく
こってりとカーボンで覆い隠されていました
オートマブロックのクランクを再度組み直しします 今回メイン及びコンロッドメタルは再利用し
(相変わらず当たり幅詰めは実施しました)
以前よりトライしてみたかった実験として
下側のメインメタルにも上側用の溝有りメタルを組んでみる事にします
またピストンにも実験1仕様と同様にスカート部の当り面を少なくするため
ピンボス方向のスカート面に片側15mmの幅
(前回よりも更に片側5mm広げました)でペーパーを掛けシリンダーとのクリアランスを広げました
そのピストンをコンロッドに組み付けようとピストンピンを入れたところ
妙な事に気付きました ピンはオートマ用を使ったのですがマニュアル用に比べて5mmほど短いのです
これでは今回の純正加工マニュアル用ピストンに組むとクリップとの隙間がかなり空いてしまう事になります
そこで正規の状態で組み直そうとしたのですが
2種類のピストンピンを持ち比べその重さの明らかな違いに気付いてしまいました
確かに外径20mmの鉄の筒の長さが5mmも短ければ重量に差が出るのは当たり前
ピストン加工による軽量化を軽く凌ぐその重量差
エンジン内部で往復する重量物を少しでも軽くする事にみんな必死になっています その効果の程は..
しかしエンジンが高速回転中にピストンピンがピストンから "コンニチワ" したら...
思っても見なかった出来事に困惑し そして悪魔の誘惑に負けたのでした
またこのオートマブロックはヘッドを外して長い間放置してあったらしく
シリンダーに薄っすらと錆が浮いています
錆取りにホーニングに出すのも ボアアップでボーリングするのも加工代はさほど変わりません
本当は心配だったのですが エンジンを回せば錆は取れるだろうと ピストン組み込み後クランクの空回しを
根気(丁寧に)行い良しとしました
更なる面研を施したヘッドを受け取りブロックに取付けます
もう5回以上は再利用しているメタルガスケットをこりもせずにまた使ってしまいました
これが原因でエンジンルームがブローバイ臭くなるとは夢にも思わずに..
またここでも問題発生 ブロックのヘッドボルト取付ネジ穴に冷却水が入っていたらしく
一つのネジ穴がヘッドボルトがまともに入って行かない程真っ赤に錆付いています
正規の締付トルクぐらいではちっとも奥までボルトが入って行きません
ネジ穴を掃除できるほどのタップは自宅には無いので そこはもう力任せで締め付けます
こうしてまた数々の実験要素(不安要素とも言う)を盛り込んで出来上がったエンジンは
コンプレッションゲージで測定すると16.5kgf/cm2を示すほど低回転から圧縮の高いものとなりました
** リセッティング **
今までよりも高圧縮となり 当然点火時期もリセッティングが必要です
信号待ちからの発進で回転を上げずとも
”グッ”と前に出る非常に低速トルクの豊かなエンジンとなりましたが
そこから上はエンジンの回転の上昇も重く全体的にガサツキ感が出ています
いろいろ点火時期を替えて試してみたのですがどうも芳しくありません
今回のエンジンは失敗作 またエンジン載せ替えだ とみんなに愚痴をこぼしたりもしました
そしてこのエンジンでの初めての作手走行の帰り道 相変わらずのフィーリングの悪さに呆れながら
ふとエンジンブローの数日前の燃調マップを読み込ませてみると
それは今までの悪印象が嘘のような気持ちの良いフィーリングのエンジンへと変わったのでした
"エンジンを生かすも殺すもセッティング次第" 地獄のチューナーの言葉が浮かんできます
本当にこの時そう思いました まさか燃調一つで今まで失敗作だと思っていたエンジンが
これだけ調子の良いものへ変わるとは...
これが無ければ本当に次のエンジンを作っていたことでしょう
この経験からセッティングの重要性 特に心地良く回るエンジンに拘る事になったのでした
それが泥沼にはまる事とは露知らず
でも本当に燃調や点火時期を替えただけで微妙にフィーリングは変わっていきます
トルクフルだけれどもほんの気持ち回転上昇が重かったり また
すーっと絹のように滑らかにエンジンは回るけれどもトルク感に少々欠けたり
その間を行きつ戻りつしながらも 全域で心地良いエンジンを目指して
今も実験を繰り返しています
"これを楽しいと思うか 苦痛と感じるかは その人次第"
** リベンジ **
こうしてリセッティングの煮詰めを行い
その今まで味わった事のないパフォーマンスにエンジンブローの悪夢など忘れ
自信を持って測定する勇気が出てきました
4度目のパワーチェック開始です
'99年6月 実験3仕様と命名し マルハモータースへと向いました
結果は実験報告書の通りです
今までの屈辱を晴らす日がやっと訪れたのでした
今回はマルハモータースの慰めの言葉も聞かずにすみました
FREEDOMを取付けて半年 そして "走る実験室"による実験が始まって2年
ノーマルのカムとピストンに拘り続け O2センサーのフィードバックによる学習結果を少し変更しただけの燃調で
遂に自分はここまで来たのだ と感慨にむせびました
今は亡きサンクチュアリーという名のバンドに同名の曲があります
その時たしかに自分の心の中にその曲が流れていたのでした
この仕様できんぱら君とFRESH EGGさん 略して 新玉さんにも試乗して
そのフィーリングを味わってもらいました
だって 何時壊れるか分からないのだもの
** 遂にデフトラブル? **
巷で噂されていたトラブルが遂に "赤"にもやってくる日がやって来ました?
デフからバキバキと云う音が聞こえるようになり始めたのです "赤"にはMS製2WAY LSD
(イニシャルトルク メーカー出荷時の設定のまま)が組んであるのですが
今までにそのような音が出ることは有りませんでした
作手だ 山梨だ と かなり酷使されていたので遂にリングギヤが寿命を向かえたのか
と心配になりながらも二日ほど通勤に使ってしまいました
そして会社からの帰り道 いよいよその音は大きくなり始め もう気が来では有りません
そしてどうにか自宅へとたどり着くとデフから下血しているではないですか
覗き込んでみるとミッション側のメインドライブシャフトを連結する為のフランジ部分が
デフケースから抜けてきています そのフランジとケースの隙間からオイルが漏れているのです
この状態ではリングギヤもかなり酷い状態になっている事が想像できます
兎に角このままでは走れない為 解体屋でB6のデフを買い求め 週末に入れ替える事にします
面倒くさかったのでマフラーとパワープラントフレームを
取り外さずに作業を開始したのですがこれが大失敗
その知恵の輪状態に苦しみデフを取り外すのに一時間は掛かりました
取り外したデフのカバーを外しギヤの状態を見てみる事とします
まずオイル漏れの原因はメインドライブシャフト側のフランジとドライブギヤを固定している大きなロックナット
(メインドライブシャフトを取り外すとその姿を見る事が出来ます)が完全に緩んでいました
フランジのデフ側にはオイルシールが有り通常ならばデフケースと密着しているので
オイルは漏れない様になっているのですが
フランジ部分がデフケースから完全に飛び出していては下血するのも当然です
さらにドライブギヤの前後の位置はこのロックナットで決められているのですが
それがユルユルになっていたのではリングギヤとの当たりがおかしくなり大きな音も出て当然です
デフケースの中には細かな金属片が散らばっています
それではとドライブギヤとリングギヤの歯面をみたのですが
全く虫食いなども見当たらず奇麗な光沢を放っています
このままでもいけるのではないだろうかと緩んでいたロックナットをきつく締めデフを手で回してみます
別段変な感触もなくスムーズにギヤは回っています
手の感触ではバックラッシュもそれ程多くはないようなのでこのデフをそのまま使う事とし
再度苦労しながら取り付けたのでした
その後2回は作手を走ったと思います
でも普通そんな所のナットは緩まないですよね
と云うか緩んでは困るからロックナットを使っているはずなのに
マツダおそるべし! B6はリングギアの破損が多いという話も
このロックナットがいつのまにか緩んでしまったことによって起きているのではないでしょうか
デフにオイルのにじみが有ったら要注意です
今でも解体屋から持ってきたノーマルデフが使い道もなく転がっています
** クラック **
エンジン復活後 2回目の作出で走行です 今日はP.T.C.のみなさんも見学に来ています
いいところを見せなければといつものように1コーナーの縁石を跨げとばかりにつっこんで行きます
が 何周か走ったところでエンジンの回転が落ちなくなってしまいました
ピットに入って確認するとスロットルのシャフトが折れスロットルドラムが飛出していました
こうして二つ目の自作ビッグスロットルの命は尽きたのでした
エンジン復活から3ヶ月のことです そしてあの夢のようなフィーリングは消えたのでした
作出から自宅までなんとか自走で帰らなければなりません
針金でスロットルドラムが抜けないようにして走り出します
スロットルが完全に締りきらないためアクセルから足を離してもスピードがぐんぐんあがり
ここでは書けないような速度となってしまいます
アクセルを踏まずにブレーキでスピードを調整するオートクルーズ状態です
この時はまだHAWKのパッドを使っていたのですが
途中でパッドが無くなってしまったらしゃれではすまない事になるので
路肩でブレーキパッドを純正品に交換したのでした
さすがにこれにはクラブのみんなも呆れていました
こうして"赤のマツダロメオ"にとっての最後のイベントにも一波瀾を起こしてくれたのでした
***この十年の間にさまざまなエピソードを残してくれた"赤のマツダロメオ"ですが
さすがに 直しては壊れるその悪魔的な魅力にも
もう10年付き合うのはちょっと疲れてきました
***そして実験車両2号 "白"への移行となったわけです
"これで あの内装の軋み音からも 解放される! 今度はあちこち 壊れる事もないだろう"
なんて思いながら...
***それが浅はかな考えだった と気づくのはまだ先の話だったのです...
***本文中に聞き慣れない専門用語や説明不足による分かり難い個所がかなり有ると思いますが
あえて詳しく説明する事は避けました
不親切だとは思いますが 素人の自分が参考書を片手に書き写すよりも
世の中には専門家が分かり易く説明した本が安価でゴロゴロ有ります
興味のある方はそちらを見た方が有益であると思います
私のネタ本は以下の通りです
レーシングエンジンの徹底研究 |
林義正 |
グランプリ出版 |
\1,760 |
レース用NAエンジン |
林義正 |
グランプリ出版 |
\1,560 |
エンジンチューニングを科学する |
林義正 |
グランプリ出版 |
\1,600 |
HKS流エンジンチューニング法 |
長谷川浩之 |
グランプリ出版 |
\1,800 |
GTR(R32)レース仕様車の技術開発 |
石田宣之/山洞博司 |
グランプリ出版 |
\1,960 |
バルブタイミング エンジン性能の決め手 |
藤沢公男 |
グランプリ出版 |
\2,000 |
チューニングエンジン基礎講座 |
長嶋達人 |
グランプリ出版 |
\1,460 |
チューニングエンジン基礎講座 |
長嶋達人 |
グランプリ出版 |
\1,400 |
チューニングエンジン基礎講座 |
浅原宏 |
CQ出版 |
\2,039 |
究極のエンジンを求めて 全三巻 |
兼坂弘 |
三栄書房 |
各\2,800 |
出力向上のためのエンジン講座 |
富永和雄 |
フロム出版 |
\1,250 |
トータルバランス快速チューン Vol1&2 |
|
フロム出版 |
各\1,250 |
間違いだらけのエンジンチューニング |
オートメカニック別冊 |
内外出版社 |
\980 |
ロードスターチューニングバイブル Vol1&2&3 |
|
辰巳出版 |
各\2,000 |
4AGチューニングバイブル |
|
辰巳出版 |
\2,000 |
ENGINE TECHNOLOGY |
隔月刊 |
山海堂 |
\1,650 |
AUTOWORKS |
月刊 |
フロム出版 |
\450 |
AUTOJUMBLE |
隔月刊 |
立風書房 |
\980 |
湾岸MIDNIGHT |
楠みちはる |
講談社 |
|
あいつとララバイ |
楠みちはる |
講談社 |
|
頭文字D |
しげの秀一 |
講談社 |
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*敬称略
***FREEDOM COMPUTERのことがあまり詳しく書いてありませんが
それはまた別の機会ということで
今いろいろなデータをとっているので まとまったら公開致します
***いまは使えなくなった二つのB6のブロックをどう処分しようか悩んでいます
***"白"が一段落して余裕が出来たら
もう一度このB6に256カムを組んでN-α制御+ちゃんとした空燃費でセッティングをとって
パワーチェックをしてみたいなどと思っています しかしそれはまだまだ先の話です