WEEKLY日記で書いている『今週の映画』を五十音順にまとめました。

     <採点>  
       5点:
大絶賛、お気に入り映画
       4点:
人に薦められるレベル、劇場で見ても損なし
       3点:
レンタルが妥当
       2点:
3点と1点の間、見てもいいけど見なくてもいい
       1点:
お金と時間を返して!

や 行 
闇の処刑人 ザ・ショットガン (2点)
   
犯罪が増加一途のロサアンゼルス。妻子が運悪く犯罪現場に居合わせたため殺害されてしまった夫。
  個人で犯人に復讐を企てるも未遂で捕まり刑務所暮らしに。一方、街では秘かに悪党を処刑しているチ
  ームが活動しており‥。
   自ら悪党に制裁を加える処刑ものの低質な一本。ありがちな最初調子よく殺していって、何かのきっか
  けで悪党や警察に追いつめられていくといった流れかなと思ったら、チームの1人はそもそも警官で署の
  警官と連携してるし、夫を出所させチームに加入させようというくだりに尺をとり過ぎているしで、全体的に
  ぬるい。理屈抜きに悪党がバンバン始末されるのを観たい輩には期待はずれ。

誘拐犯 (2.5点)

   2人組のアウトローが、大富豪が依頼した代理母を誘拐し一攫千金を企むが、実はその大富豪は裏社
  会のボスで、逆に命を狙われだし‥‥。ありきたりなストーリーだが、ボス側が2グループの刺客を差し向
  けるのが特徴。物語の後半から犯人より刺客の方が主人公みたいなつくりになっていくのも特徴か。それ
  にしても、ただのチンピラと思っていた犯人達がものすごい武器をもっていたのは、全く説明がないが何故
  だ!
遊星よりの物体X (3.5点)
   ’51年作品の白黒映画。名作「遊星からの物体X」のオリジナルでSF映画の幕開けを告げる重要な作品
  (byツタヤシネマガイド)らしい。
   北極で謎の飛行物体が墜落したようで軍が調査に向かう。氷に埋もれた円盤を発見し、爆弾で氷を溶か
  して円盤を掘り起こそうとするが、爆弾の影響で何かに引火したのか円盤はその場で爆発してしまう。しか
  し、まだ氷の中に人間のよう物体が残っているのを発見し、氷ごと切り取って基地に持ち帰るが、基地で見
  張りをしていた者が誤って氷を溶かしてしまい‥。
   さすがに今見ると「物体X」の姿形にチープさを感じるが、血液を養分とし知能をもった植物のような未知
  の物体で、凍らしてもダメ、燃やしてもダメ、鉄砲も通じなく、失った部分もすぐ再生してしまう怪物をどう倒
  すか?残骸から培養し育てようとする科学者の存在などなかなか見所があった。
ユニコーン・キラー (3点)
   1960年代後半から70年代中盤にかけてヒッピーの教祖として崇められた男と付き合った金髪美女に
  起こった悲劇。別れ話がもつれ、最後に男の家に自分の荷物を取りに戻った日を境に行方不明となる。
  1年半後男の家から遺体となって発見されるが、男はCIAの陰謀などと主張し‥。
   タイトルの前に「ナオミ・ワッツ」の冠がつく。巻きに巻いた進行で前説なく出てくる主要人物がいたり何か
  違和感ある作りで、調べてみたら元は240分ものの実話を基にしたテレビ映画でナオミがメジャーになっ
  たために編集して商品化したみたいだ。
   見所はやはりナオミの美貌。その他、主人公がアメリカと送還協定のないアイルランドへ逃亡したり、欠
  席裁判という手法、フランスで送還を問う裁判が起きたりなど法廷物としての側面が面白かった。また、主
  人公がインターネットの出現を予言していたのも驚きか。