東山動植物園・世界のメダカ館 〜愛知県名古屋市〜
コアラもいいけどメダカもね。
アクセス
  名古屋市営地下鉄東山線東山公園駅より、徒歩
 3分。正門からメダカ館までは徒歩15分位かな。

入園料
  東山動植物園の入園料として一般500円。割引
 券等は見かけなかった。今回はスカイタワーとの
 共通券800円で入園。
 

解説&所感
  コアラがいることで有名な東山動植物園にメダカ
 だけを集めた水族館があるという情報を聞きつけ
 名古屋出張の折、寄り道してみた。
  水族館巡りのポリシーとして、動物園にある水族
 館的なものは対象外としてきたがここは別格。何た
 って『世界の』が冠につくし、質・量ともにそう名のる
 のに相応しく、この分野では本当に世界に誇る施
 設のようだから。
  なぜ名古屋でメダカかと言うと、メダカ博士と言わ
 れ今日のメダカ研究の基礎を作った山本時男さん
 (故人)という教授が名古屋大学にいたことと、現在
 でも名大は透明メダカを誕生させるなど特に遺伝子
 操作で新種のメダカを作る分野で第一人者にある
 ことからのようだ。
  約200種15000点のメダカを170個の水槽に
 飼育し展示しているとのことだが、そもそもメダカっ
 て1種類じゃなかったの?それもそのはず、日本に
 生息しているのはニホンメダカの1種類のみ。
  世界には『泳ぐ宝石』と呼ばれるほど色とりどりの
 メダカがいるものだ。分類としては繁殖方法により
 卵生・卵胎生・胎生の3つに分かれるらしい。(狭義
 にはニホンメダガが属するオリジアス属の卵生メダ
 カ14種のみをメダカとするようだが‥)
  館内には多数のパネルがあり、メダカの生態、特
 性、とりまく環境、絶滅の危惧があることなどを知る
 ことができる。メダカの最大の天敵は人間っていう
 警告もあった。 
  その他『のぞいてみようメダカの世界』・『メダガ宇
 宙へ行く』という2本立てのビデオ上映も行われて
 おり、なかなか興味深い内容であった。特にタガメ
 がメダカを捕らえる瞬間映像は必見。
  ネット検索等でわかったが、メダカは飼育が簡単
 なこともあり非常にファンが多く、(鉄道ファンのよう
 な)細分化したディープな世界があるようだ。

結 論 ・・川相の送りバント的Bランク・・
  
派手さも娯楽性もないし、誰も注目も賞賛もしな
 いかもしれない。しかし誰かがやらないといけない
 ことを真剣に取り組んでいるその志に共感。