楽々新幹線

 神戸会場への移動は新幹線だった。グリーン車両貸しきりに選手は、とってもリラックス。座席もゆったりしていて車窓を楽しみ2時間で神戸入り。サハリン生まれのJR車掌さんが、選手に新幹線定規を差し入れてフレンドリームード。帰りは、チュニジアに勝利しウォッカで乾杯。あっという間に空瓶がゴロゴロ。静岡駅到着5分前に、高円宮憲仁親王殿下が乗車されると連絡が入り、汚れた車両を掃除するが間に合わず。後日、殿下は「生まれて初めて、あんなにたくさんのウォッカの空瓶を見ました。」
 新幹線が気に入り、横浜、名古屋も利用することになった。直前オーダーで関係者は、くたくた。帰り際、「新幹線を土産にしたい。」

リエゾン

 「リエゾン」は、フランス語で「連絡」とか「つなぐ」という意味。ロシアのチーフリエゾンの岡本さんとサッカーの関わりは、フランスワールドカップ最終予選の中央アジア遠征のとき、日本代表チームをバックアップしたときからだそうだ。本業は、旧東側諸国を相手にした商社の社長さんで今もカザフスタンに住んでいる。当然、切れ者で強者だけど、大会期間中はさすがにへたっていた。気まぐれロシア人と、わからんチン日本人の間に立って、とっても大変そうだった。

ルームエアコン

 ロシアに比べたら暑い!暑い!ルームエアコンを効かせ暑さ対策。各自の部屋は、それぞれに応じて温度調節。それに引き換え、炎天下で24時間警備のおまわりさんは本当にお疲れ様でした。

列の隣りでプラカード

 「明日の試合チケットを市民にプレゼントする。」
 嬉しいけどその試合会場は神戸。試合開始32時間前に言われても困るが本音。市民のみなさんに配ることにしたんだけど、もらった方も、困ったことだろう。告知方法はコミュニティFM「マリンパル」しかありませ〜ん。それでも、よく並んだよね。配布開始時刻の4時には、行列ができていたし、6時には約740枚のチケットが配布完了しちゃったもんね。その一方で「市職員だって市民だ!」と、市民と市職員を間違えて配布の列に並んじゃった人がいたね。これまた、こまったもんだ。せめて、名札くらい外して来いよな。
 そういえば、列の隣りで、市内の某観光バス会社の人が「神戸までのシャトルバス出します!」というプラカードを持って商売していたっけ。こういうのが経済効果だよね。しかし、特に連絡したわけでもないのに対応が速かったなあ。

ロシア人の娯楽

 他のキャンプ地では、選手たちの気分転換用にテレビゲームを用意したと記事に出ていた。松本にキャンプしたパラグアイの選手はパチンコに出かけていたよね。ロシア選手は何をやっていたかって?何やってたんだろ?僕らスタッフは宿泊エリアに行かなかったから、さっぱりわからん。
 ロビーに用意しておいたビリヤードは、比較的、人気があったけど。他には、チームが用意した本(SFの人気シリーズらしいがロシア語だし現地ものなのでさっぱりわからん)とロシア映画のビデオくらい。選手たちは、すごく真面目で夜中に抜け出したり、騒いだりということもまったくなかった。おとなしすぎる雰囲気が試合の戦い方にも出ていたような気もする...。