ThinkPad310 HDD換装&OSインストール
ついに新しいHDDが来ました!
IBM製 2.5inch 5.4GB
それでは、HDD換装までのステップをここで紹介します。
実体験に基づいていますので、無駄な部分(失敗したとこ)があります。必要ない方は読み飛ばしてくださいm(_
_)m
それから、かなり邪道なやり方も含まれています。。
デスクトップPC:Dell Dimension XPS T450
1.デスクトップPCに接続する為のHDDのジャンパー設定
「ケーブルセレクト」に設定
HDDには「マスター」、「スレーブ」、「ケーブルセレクト」の3つのジャンパー設定があります。
HDDをノートPCに繋ぐ場合は、もちろん「マスター」に設定します。
しか〜し、僕のノートPCの場合、CD-ROMドライブ(以後CDDと省略)が付いていないので、まずはデスクトップPCのプライマリーIDEのスレーブにHDDを接続して、OSインストールに必要なファイルをコピーする必要があります。なので、「スレーブ」に設定・・・ではなくて、なんか僕のデスクトップPCが特殊なのか分かりませんが、マニュアルによると「ケーブルセレクト」にしないと認識してくれないみたいなので「ケーブルセレクト」に設定しました。
他社製のデスクトップPCなら「スレーブ」にすれば認識してくれるはずです。
2.デスクトップPCに接続
2.5”HDD→3.5”HDD変換コネクタで接続
ノートPCのHDDは2.5インチ、デスクトップPCのHDDは3.5インチなので、そのまま接続することはできません。そこで2.5インチのHDDを3.5インチ用のIDEケーブルに接続する為の変換コネクタを使用します。僕は今、手元にその変換コネクタが2つあるのですが、1つは使えませんでした。詳しい理由はよくわかりませんが、ダメなほうのはフォーマット中にHDDがエラーを吐きフォーマットがまともにできません。たぶん、変換コネクタ内部の接触不良か何かなんでしょう。。。
とにかく、変換コネクタをHDDに取り付け、IDEケーブルに接続します。
注意:ピンを確認しましょうね。HDDのピンは刺し間違えがないように真ん中に1つピンがないですね。でも、変換コネクタ側の差込口は全部に穴があいてる商品もあって刺し間違えることがあります。実際、僕も刺し間違えてそのままPCを起動させてしまいました。HDDが壊れたりはしませんでしたが。。間違えないように接続しましょう。
電源コネクタも接続しましょう。電源コネクタは逆向きに接続できないようになってますが、もし逆向きでも接続できちゃうようなやつだったら、線の色で確認するなりテスターで電圧を測るなりして確認してください。
2.DOSで起動してFDISK
A:\>FDISK [Enter]
DOSで起動させます。DOSで起動させるにはWindows98の場合、起動ディスクを使用してフロッピードライブからブートさせればOKです。起動ディスクは2枚あって、途中でディスク2に差し換える要求がありますので普通に差し換えてください。コマンドプロンプトが出たら、再びディスク1に差し換えます。
2-1 コマンドプロンプトに続いて「FDISK」と打ってエンターキーを押す。
2-2 「大容量ディスクのサポートを使用可能にしますか(Y/N)?」と出るので、「Y」のままエンター。
2-3 FDISKのメニューが出てきます。ここで、僕はプライマリースレーブに新しいHDDを付けたのでまずは「5.現在のハードディスクドライブを変更」を選択。
2-4 新しいHDDを選択。
2-5 次に「1.MS-DOS領域または論理MS-DOSドライブの作成」を選択。
2-6 次に「1.基本MS-DOS領域を作成」を選択
2-7 このあと、領域作成に移るのですが、僕の新しいHDDは既にフォーマット済みのためやってません。(参考にならなくてごめんなさい)
2-8 FDISKメニューを[ESC]で終了させる。
2-9 電源を切ってから、システムを再起動させる。
3.DOSで起動してFORMAT(僕はやってないけど手順として…)
A:\>FORMAT [目的のHDD]:
DOSで起動させます。やり方は↑と同じ。新しいHDDがどのドライブか分からないときは、FORMATコマンドを実行する前に
A:\>d: や A:\>e: などと、ドライブを指定してみてください。エラーが出れば、そのドライブがフォーマット前の段階ということになります。エラーのあとに、「中止(A)、再試行(R)、失敗(F)?」と出るので「A」を選択します。
「A」を選択すると「現在のドライブはもう有効ではありません」と表示されA:\>に戻ります。
さぁ、目的のドライブが分かったら、FORMATコマンドを実行します。仮にここでは目的のHDDをDドライブとしています。
3-1 A:\>FORMAT d:
3-2 「ハードディスクのデータはすべてなくなります。フォーマットしますか?」と出たら「Y」
3-3 フォーマットが無事終了するとボリュームラベルの入力を求められます。必要なければそのままエンター。
3-4 フォーマット完了
4.パーティションを切る
パーティションマジックを使用する
パーティションを切るのはFDISKコマンドでできるのですが、世の中便利になったもんでWindows上でパーティションを切ることが可能になりました。「パーティションマジック」というソフトを使用します。
まずは、Windowsを起動します。そして、パーティションマジックをインストールします。あとはパーティションマジックでパーティションを切ります。操作はウィザードを使えば超簡単にできます。ここでは、5.4GBのHDDを2つに切ります。僕は、5.15GBと残りの250MBに切りました。250MBのほうにOSインストールに必要なファイルを入れるためです。ここで注意したいのは、250MBのほうのファイルシステムをFAT16にしておくことです。FAT32にするとMS-DOSで認識できないからです。ノートPCでOSインストール時に使うときはDOSから起動するので、DOSから見えないFAT32ではいけませんね。パーティションを切ったら、OSを再起動させるようにダイアログが出るので再起動させます。
5.OSインストールに必要なファイルをコピー
WindowsCD-ROMのwin98フォルダをコピー
CDDにWindows98CD-ROMを挿入し、win98フォルダを250MBのほうにコピーします。他のフォルダはコピーしなくて大丈夫です。
6.HDDをデスクトップPCから外す
デスクトップPCから2.5インチHDDを外します。外すときはピンを折ったり曲げないように気をつけて外します。
7.HDDをThinkPad310に付ける
7-1 ThinkPad310を裏返して、メモリの蓋の近くにあるねじを外す。ねじをなくさないように注意。
7-2 スライドさせて蓋を取る。
7-3 ハードディスクパックに付いてる紐を引っ張り、パックを抜き取る。
7-4 パックを外す。マイナスドライバで隙間を少しこじれば外しやすいです。
7-5 HDDをパックから取り出し付属のコネクタを外す
7-6 新しいHDDにコネクタを取り付け、パックにしまう。
7-7 パックを戻す
7-8 ハードディスクパックをノートPC本体に戻す
7-9 蓋を元に戻し、ねじを締める
8.OSをインストールする
8-1 起動ディスクを使ってPCを起動する
8-2 (失敗)あれ・・・おかしいぞ
起動ディスクで起動中、途中で
Type the name of Command Interpriter...
そこで止まる・・・。コマンドプロンプトから何を入力しても同じメッセージ・・・。
8-3 電源を切る
8-4 再度、PC起動後IBMのロゴ表示中にF2キーを押しBIOSメニューを立ち上げる
8-5 BIOSがHDDを認識していることを確認
8-6 起動ディスクを挿入し、BIOSメニューを終了
8-7 (なぜか今度は)正常に起動ディスクが起動
8-8 A:\>d:
ThinkPad310はCドライブからHDDを認識、Windows98CD-ROMの内容をコピーしたのはDドライブ。
8-9 A:\>cd win98
カレントドライブをwin98フォルダに。
8-10 A:\>setup
Windows98セットアップファイルを実行
8-11 セットアップアプリケーションが起動し、最初にスキャンディスクが起動しHDDのエラーチェックを行う。
8-12 その後、Windows98のセットアップが実行される
8-13 OSインストール時に、インストールの種別(標準、ポータブルコンピュータ、最小、カスタム)の選択を聞かれるので標準を選択。
8-14 最後のほうでPCカードがプラグ&プレイ認識をしないため、
「Windowsが使用不可にするリアルモードPCカードドライバを選びますか?」
と聞かれるが、「いいえ」を選択。
8-15 セットアップ終了→Windows98正常起動
・・・がしかし、画面がちっちゃい。これは画面のプロパティの設定タブで画面の領域を大きくすればOK
8-16 完了