岩手 渓流釣行
2001年8月13〜16日

(岩手雫石川水系の岩魚)

(盛岡駅にて) (御所湖下流にて) (御所湖下流にて)   (御所湖ダム放水口)
8月の連休を利用してかみさんの実家に行ってきました
周りにはたくさんの川があり 盛岡を中心とすれば 北上川、雫石川、葛根田川、御所湖、四十四田ダム、安比川、1時間も行けば
米代川と渓流釣りの人にとっては ゆだれ物の川がたくさんあります
盛岡までも便利なもので 車で行けば10時間以上はかかるのですが 新幹線で1番早いのだと静岡から乗り継いで 新幹線に乗って要る時間は
3時間半くらい 早いもんですね 弁当を食べてビールでも飲んで一眠り何てしてるうちに 着いてしまうんですから ちょっとした極楽旅行ですね
さて着いた その日は竿を出さずあらかじめ用意しておいた情報をもとに あちらこちらと川を見て 実際の川とくらべ情報収集してきました 
当然 1日でできるものではなく出来る範囲で面白そうな所を見てきました 初めて入る渓流はわからないことが多く
1人での釣行は危険な所もあります  そのためどこが危険でどこが安全かその川に対しての情報はとても大切です 
雨が降ったら水が出やすいとか崖崩れがおきやすいかどうかとかなどなど・・・ 川を知ることが釣果につながってくるんです
(御所湖ダム上から) (御所湖ダム上から) (御所湖にて) (御所湖にて)
御所湖は雫石川を堰き止めて作られた人造湖です 湖にはには ワカサギ、アメマス、サクラマス、コイ、フナ、イワナ、ヤマメ、などいろいろと
釣れます  特に アメマスとサクラマスをねらう釣り人が多く スーパートラウトめざして何度もキャストを繰り返すアングラーをあちこちに見ます
冬はワカサギ釣りとさまざまです
この湖の底には 何と家のかみさんが通っていた小学校も沈んでおり 民家や木々も沈んでいるそうです 
(御所湖にて) (御所湖にて) (御所湖にそそぐ支流) (御所湖にて)
御所湖には数多くの川がそそぎこんでいます  アユやヤマメ、イワナもこの湖まで下り かく支流に上っていきます
(御所湖 繋大橋) (御所湖 繋温泉前から) (御所湖にそそぐ支流にて) (御所湖にそそぐ支流にて)
(御所湖にそそぐ支流にて) (御所湖にそそぐ支流にて) (御所湖にそそぐ支流にて)
この川に行ったのは午後4時くらいでした この川は川幅こそ あまりないのですが 水の透明度が高く 型は小さいですがネィテブな
ヤマメが釣れるそうです 川沿いに道路があるため 「どこか良いとこ あるかな〜」 何て思いながら車で見ていったのですが
中流域くらいからだったでしょうか? 何か止まって川を見るたびに 2〜3cmくらいの黒い物が 車の周りを5〜6匹飛んでいるんです
 「はて 何だろう?」上流に行けば行くほど 増えてくるんです よく見ると 
アブだ! うわさには聞いていたんです 
東北地方ではアブが多いと・・・ しかしこの数は 真っ黒になるほど 飛んでいるんです 「く、車から出れない・・・」 防虫対策は 
頭からかぶるネットに厚目の長袖、防虫スプレー(ツツガムシにも効くタイプ)携帯ベープに 携帯キンチョウ蚊取りと万全だったんですが
この数を見てしまうと 車から出る気がしない すごく釣れそうな場所だったんですが・・・
「くやしかったっす!アブのバカヤロー!!」 しかたなくこの日はしぶしぶ 泣く泣く 帰ったのでした 
(葛根田川にそそぐ支流にて) (葛根田川にそそぐ支流にて) (葛根田川にそそぐ支流にて) (一面田んぼだらけ)
朝もやがかかる中で撮りました この川は 田んぼの中を流れていて農業用水としても使われているんですが こんな所でもいるんですねー
橋の上から ミノーを「ピュ〜〜」と 軽くトゥイッチングをすると 15cm〜20cmくらいの元気ヤマメが飛び出してきました  
(葛根田川キャッチ&リリース区間) (葛根田川キャッチ&リリース区間) (葛根田川キャッチ&リリース区間) (葛根田川キャッチ&リリース区間)

 葛根田川のキャッチ&リリース区間は約4キロの区間でカケアガリ、ザラ瀬、沈み石、チャラ瀬、プールなどなど 変化にとんだ開けた
場所となっています 葛根田川のキャッチ&リリース区間は いろいろなフライ、ルアー雑誌に紹介され 元々有名な川だったんですが 
さらに有名になり 今 もっとも熱いフィールドになっています その反面 地元では有名な荒れ川で 雨が降るとすごいらしいです
今回は お盆休みとあってか 人が多く(特に東京方面のナンバーが多く) 竿は出しませんでした イワナ、ヤマメが出るそうで
 尺オーバーも多いそうです  
キャッチ&リリース区間は 全国でも あちこちで設けられてきています なかなか簡単には出来ないのですが 漁協と釣り人、
環境への影響などなど たくさんの問題があります 釣り人のマナーも なかなか守れないみたいで あちこちにゴミがあったりと 
1人1人が気をつければいいのですが・・・ 
魚も かぎりある資源です キャッチ&リリース区間でなくとも キャッチ&リリースを心がけたいものですね

(葛根田川キャッチ&リリース区間) (葛根田川) (葛根田川) (葛根田川)
(葛根田川) (葛根田川) (葛根田川) (葛根田川)
(葛根田川) (葛根田川) (葛根田川) (葛根田川)
葛根田川は上流には玄武洞、葛根田地熱発電所、周りには雫石スキー場や小岩井牧場、岩手山、八幡平などなど有名な観光スポットが
たくさんあります 源流は八瀬森(1209m)から流れ出し その流れは約30キロになります 比較的 川幅があり ゴロタ石の続く川で
中流域から上流にかけて 発電所があり場所によっては取り水のため 水がほとんどないような場所もあります 
上流はブナ林の中を流れ思わず見とれてしまう 景色になっています 渓流釣りをする人は 一度は行ってみたい川の1つです  
(この牧草地帯をぬけると・・・) (御所湖にそそぐ支流にて) (御所湖にそそぐ支流にて) (御所湖にそそぐ支流にて)

2日目に訪れた川です 最近 かみさんの実家の近くで クマが出たと聞きました このへんは山だらけで クマはめずらしくないそうです
出かける時に 「これを持って行きなさい」と言われ 渡されたのは 
クマ鈴! 何か不安だ! 昨日はアブだし 今日はクマか・・・?
はてさて この川に入ったのは 朝の8時過ぎくらい 牧草地帯をそそくさと 足早にぬけ川に入りました 朝もやが川にたちこめ 
何とも言えない感じ いかにも釣れそうな 所にミノーをキャスト 流れの中をミノーのキラメキが魚を誘う 「コーン! コツコツ ググッ!」と 
竿先がしぼりこまれて 上がってきたのは 15cmくらいの ネィテイブなヤマメ 小さいながらもきれいな魚体です 

(御所湖にそそぐ支流にて) (かわいいヤマメちゃん!) (御所湖にそそぐ支流にて) (御所湖にそそぐ支流にて)
ここは比較的 水量があり 流れもあり シンキングタイプのミノーか スプーンがよかったですここで 釣れてくるのは小さいながらも
元気でパーマークがきれいでした
(御所湖にそそぐ支流にて) (山のお守り クマ鈴) (ネイティブなイワナ) (ヤマメ)
しばらくは ボサをかきわけながらの釣りでした 10cm〜30cmくらいのイワナとヤマメが木々の下や淵 ザラ瀬でも 楽しませてくれました
周りは鳥とセミ あとは水の音だけ 草むらや森の方の物音にビクビクしながらの釣りです いつ
クマが出るかわからないために 
開けていない場所は足早に釣り歩きました
 
(イワナはこのサイズがビシバシと・・・) (つかの間の休息) (タックル&ヒットルアー) (ルナ47SPアユカラー)

釣れてくる魚は イワナもヤマメも同じように出るのですが イワナの方がサイズも大きく 中にはこれはアメマスか?と 思わせるような
模様とサイズ どれもみな 綺麗な魚達でした  

(上流部) (上流部に向かう林道) (上流部) (上流部)
3日目に入った川は いかにもと言うくらいの すばらしい渓流でした 上流に向かう林道は昼間でも 薄暗く Kの車でやっと
通れるくらい 道もボコボコでした まさに 「出そう!」 そんな感じの場所ばかり おまけに 上流に行けば行くほど 
またあの
アブが増えてくる なんとも最悪な感じ それに反して 釣果の方は 良い感じ ルアーを2〜3匹が頻繁に追ってくる・・・ 
イワナもヤマメも型がよく シンキングタイプのミノーが良かったです
(何て言うクモでしょう?) (トンボ) (テントウ) (イワナ)

水辺には 昆虫も多くカゲロウやユスリカの仲間などが多く 魚達の大きな食欲元になっています もちろんあのアブも!
釣って要るときに驚いたことがあるんですが 多分 20cm位の山ねずみの一種だとは思うんですが 自分が釣っている 
目の前で川に飛び込んだんです 1〜2分位潜っていたと 思ったら 急に岸に上がってきたんです 何と!口には 
これまた15cm位のカジカをくわえて・・・ 「すごい!」なかなかこんなシーンは見れないですよ 見とれていて写真もとれませんでした

(支流にて) (イワナ) (支流にて) (ヤマメ)

この支流もやはり イワナとヤマメがコンスタントに飛び出てきました どれも綺麗で満足のいく 釣りとなりました

(田沢湖) (田沢湖) (田沢湖) (田沢湖)

釣りをしていた場所はちょっと行くと県境で山を越えて1時間くらいのところに 田沢湖(秋田県)があると聞き 昼過ぎに釣りをやめ 一人行ってきました
天気も快晴で湖は神秘的なコバルトブルーの色をしていて 日本一の水深があるそうです 

(田沢湖) (たつこ像) (たつこ像) (たつこ像)
この像があの有名なたつこ像です この湖は女神が住んでいるという 伝説があります 何か神秘的なものを感じる湖でした
(今回の釣行に大活躍をした車です)
今回の釣行に大活躍した車です Kでなければ行けない所ばかりで Kでもきつい所があったくらいでした 軒先に咲いていた
花を「パシャリ」と撮りました  

こんな田舎風景を いつまでも大切にしたいですね・・・