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百茶文ひゃくちゃもん  百花文ひゃくかもん
書道分野での初の試み「書」による産業・文化の振興
作:平形精逸(本会講師、日展会友、静岡大学教授)
  展示場所:百茶文〜静岡市「O−CHAプラザ」、富士山静岡空港
        百花文〜静岡県に寄贈、浜名湖ガーデンパークに展示予定
 
  寄贈:日書協では、創立25周年を機会に「書道」と産業・文化のコラボレーション(協力・共同)をコンセプトとして、静岡県の茶業の振興と書写・書道の発展を目的に「茶」の字を主題とする漢字百字を揮毫した書作品「百茶文」を創作し県に寄贈した。
 平成18年9月25日県庁知事室で石川嘉延知事に、平形精逸先生が作品の寄贈と内容の説明を行った。
 知事は企画段階から構想に関心を寄せられ、寄贈の際には「貴重な作品・・・。是非多くの皆様に見ていただきたい。」とのお言葉があった。作品は即日、静岡茶の情報発信施設「しずおかO−THAプラザ(JR静岡駅南口・水の森ビル3階)に収蔵・展示された。
 
 続いて平成21年10月には、「百花文」を制作、県に寄贈した。
 
説明:字形は、中国の殷・周・晋代から日本の平安、江戸時代までの古典、各種の法帖・字典をもとに、書体の発生順に「甲骨文・金文・小篆・隷書・草書・行書・楷書」を集字し臨書したもので、聖書「王羲之」から「空海」「千利休」「良寛」の墨蹟までたどった書道誌の縮図でもある。
 漢字を百字集めた例はいくつか見られるが、歴史的文献・法帖に基づき「茶」「花」百字を揮毫した書作品はこの「百茶文」が唯一、史上初の試みである。
中学1年 毛筆課題
中学1年 毛筆課題

☆ 行書の特徴である点画の連続・変化・省略(木偏の四画目は省略形です)に注意してのびのび書きましょう。
  
  「標」は「票」が大きく書けるように木偏の幅を狭くします。
  
  配列では、字間や上下・左右の余白に注意しながら、行の中心と文字の中心を合わせ、漢字は大きくひらがなは小さく書きます(「目」は小さく書く)。

中学2年 毛筆課題
中学2年 毛筆課題

☆ 「自」は内部の横画は短く連続し、小さめにお書きましょう。
  
  「立」は2〜4画目は折れながら連続します。
 
  「共」の5・6画目は平仮名の「い」のように方向を変化させて書きます。
 
  「生」は1・2画目を直接連続させて書きます。
 
  全体的に画数が少ないのでどの字もやや太めに書きましょう。

中学3年 毛筆課題
中学3年 毛筆課題

☆ 「未・来」の左右の払いの変化に注意して書きましょう。
 
  「創」の「口」の三画目は旁の1画目につながるように右上に払います。
 
  「リットウ」の最後は左払いに変化します。
 
  「造」のシンニョウの2画目は方向に注意しながら丸みをつけて書きましょう。

過去の課題 高校・一般 有段者創作「行草書」
過去の課題 高校・一般 有段者創作「行草書」

「青叢花盡蝶來稀」青叢(せいそう)花尽き蝶きたる稀なり
意味・・・青草に花が尽きて夏となり、蝶の飛来が少なくなった。

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Last updated: 2009/11/14