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 // デカ乳ハンター //
<貧乳少女・友情編!>


ふと気になって窓の外を見る。
忘れ去られたかのような中庭に人影を見つけた。

「・・・・・・」

いつも中庭に現れては、何をするわけでもなく1人佇む小柄な女の子。
以前、悲しそうな・・それでも何かを待ち望んでる瞳に惹かれ声を掛けてみたのだけど

「そんなこと言う人、嫌いです・・・」

とか言い返されてしまった。 ・・・・・・・いつか殺す!
そう言えば「美坂 栞」と言ってたな・・・美坂・・・美坂香里?
そう思い香里に声を掛けようとした時、何時の間にか俺の傍に立ち、
同じように窓の外を見つめる香里に気づいた。
その表情はいつものクールな感じと違い悲しげな・・それでいて厳しい目だった。

「なぁ、香里・・・あそこにいる子の名前って美坂栞って言うんだよ」

「・・・・・そう」

「もしかして、あの子って香里の・・・」

「私に妹なんて居ないわ!」

「・・・・・」

「それに・・・・・・・・あんな貧乳な子が私の妹なわけ無いじゃないの」

 どぷりぃぃ〜〜〜ん☆

「そ、そうだよなぁ! あげなツルペタな女の子が香里のような巨乳の妹なんてなぁ!」

「ふふふふっ、当たり前じゃないの! お〜ほほほほほっ!!」

「はぁ〜、ほなごっつぅ大きな胸を間近で見れて、おいらは幸せだぎゃ〜♪」

その二人のやり取りを見る一人の影・・・

「・・・・・うぐぐ、親友(貧乳友達)の栞ちゃんをバカにするとは許せないよぉ! こうなったらデカ乳ハンターの登場だよ!」

爆睡する名雪の机の下に朝から潜んでいたあゆは、気づかれぬよう教室を後にした。

「しかし、乳を大きく見せるためのタイ焼きでは前回失敗してしまったし・・・・・んっ?あれは!?」

校門の前を1人の女の子が紙袋からホカホカの肉まんを取り出し歩いていた。

「肉まん♪ 肉まん♪ 秋子さんの財布からお金をギって買っちゃったよぉ〜♪ さっそく頂きまぁ〜す!」

「おらぁぁぁぁっっ!!!」

 ドコォッ!!

「みぎゃぁぁぁ〜〜!!」

あゆの必殺技フライングボディアタックを食らい、吹き飛ぶ真琴・・・

「良し、この形・柔らかさならデカ乳ハンターに相応しい感じだよ!それではさっそく・・・」

 ポスッ、ポスッ、ポスッ・・・

「!? 熱いっ熱いっ!! 乳が焼けどするぅ〜!!」

そりゃそうだ・・・

「うぐぅ〜、危ないところだったよ・・・くっ! ただでさえ無い乳がこれ以上しぼんだらどうするんだよぉ! おらおらっ!」

 ゲシッ、ゲシッ!

「あぅ〜・・・真琴のせいじゃないもん・・・・に、肉まん・・・(ガクッ)」

「とりあえず、これを使って変身だよ。ふっふっふっ、見てろよ巨乳姉「美坂香里」!!」

  ・
  ・
放課後・・

「さて、また帰りに商店街にでも行って、この巨乳を見せびらかせて来ようかしらね♪」

「ふっふっふっ・・・巨乳は将来タレやすいものですよ、美坂香里!」

「だ、誰っ!!」

「ひょぉぉ〜ほほほほほっ!! ボクの名前はぁ! デカ乳ハンターァ!!! とぉー!!」

 くるくるくる・・シュタッ!

「美坂香里っ! 巨乳なのを良いことに貧乳の妹をないがしろにするとは許せないよっ! このデカ乳ハンターが悪党巨乳を成敗してくれるよ!」

「ふっ、甘いわね! この巨乳に魅せられてストーカーしてる北川くん! 出てきなさい!!」

 がさごそ・・

「なっ、なんでバレたんだ!?」

「そんな事よりもあいつを倒してくれたら、パフパフさせてあげても良いわよぉ♪」

「がってん承知の助! デカ乳ハンター、覚悟っ!! ・・・・はっ!?」

「どうしたの! 早くしなさいよ!!」

「・・・・・で、デカイ!! なんてデカイ乳なんだっ!デカ乳ハンターの胸はぁ!! 惚れたぜ!」

 ドカッ!!

香里の回し蹴りで星となる北川・・・あんた良い脇役だよ。

「ふぅふぅ・・まったく役立たずね! だったら私が・・・・あれ?どこに行ったの?」

香里が気を取られてる隙にデカ乳ハンターの姿は消えていた・・

「・・・・逃げたのかしら?」

「あはははははっ! 隙ありっ! これでも喰らえぇ!!」

いつの間にか背後に回っていたデカ乳ハンターは一瞬の早業で香里の上着をめくるとブラのホックを外す!
そして、両手に持ったタイ焼きを香里の両方の巨乳に押し当てた!

「あんっ♪ ・・・じゃなくてこれは一体何の真似!?」

香里から離れると、不敵に笑いながら両手に持ったタイ焼きを見せる。

「ひょ〜ほほほっ! これ以上、妹に辛い目を合わせるのなら、この貴様の巨乳の形を取ったタイ焼きを皆に見せびらかすよっ!」

 ガガァァ〜〜ン!!

そこにはクッキリと乳首の形まで残った巨乳のヘコミが残っていた。

「くっ! ・・・・・私の負けね」

肩を落とし、がっくりと膝を落とす香里・・・・巨乳をほおり出したまま。


「・・・わ、私だって本当は栞と仲良くしたいわ」

ふと洩らす香里の言葉・・・

「だったら、何であんなに邪険にするんだよ、可愛そうじゃないかぁ・・」

「この写真を見て・・・」

差し出された写真を見るとそこには仲の良い姉妹が二人写っていた・・・
ただ、その二人の姉妹はなぜか巨乳だったりしたが。

「これは一体?」

「ふっ、以前は私達は叶姉妹に負けないぐらいの巨乳姉妹として町内に名を馳せていたわ」

「・・・・・」

「二人の写真集も出て、エステのビデオにも参加し、呼ばれもしない映画館の初日にも出かけたわ」

「・・・・・」

「それなのに・・・それなのに・・・うぅ・・」

「ちょ、ちょっと待ってよ! これってもしかして栞ちゃん? なんでこんな巨乳なんだ!?」

栞の面影を残す写真に写る妹はどう見ても栞ちゃんだった・・・巨乳だったが。

「それも栞が病気になってからと言うもの、だんだんと栞の乳はしぼんで行ったの・・・そして今ではあんな貧乳に・・・」

「・・・・っと言うことは、栞ちゃんの病気って?」

「しかも伝染性だから近くにいると移るみたいなの、だから私は・・・うぅゴメンね栞!」

「・・・・・・・・・」

   ・
   ・
そして次の日・・・

「あっ、あゆさぁ〜ん! 今日も一緒にアイスを食べましょうよ。今日は業務用3リットルアイスですよ♪」

「うぐぅ〜・・近寄らないでくれぇぇぇ〜〜〜〜!!! これ以上しぼむのはゴメンだよぉ〜!!」

バタバタバタッ・・・

「・・・・・そんなこと言う人、嫌いです」


 第2話「美しき巨乳は姉妹の涙・・ 巨乳への1歩は歯磨きから!!」・・・・失敗

  ☆次回予告
夏休みを使って海へと出かける水瀬家ご一行と丁稚のあゆ・・・
そこで出会った薄幸の貧乳美少女「名倉 由衣」
意気投合するあゆと由衣に「不可視の巨乳」の力が迫る!!
次回「すのこを買いに風呂屋へ走れっ! MOONはお奨めにょ♪」に、こうご期待!
合言葉は「アンコの粒が乳首に当たって快感でした・・♪(美坂香里:談)」

・・・・もぅ終わりにして良いですか?(^^;


 <あとがき>
またまたやってしまった・・・(^^;
リクエスト(?)に答えて考えてみたんですけど、ちょっちイマイチの内容でしたねぇ・・・
「次回予告!」
なんて書いてるけど、全然先のことなんて考えてないからネタを考えるのが一苦労
困ったもんです。(笑)

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