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//でか乳ハンター//

<貧乳少女・因縁編>



「今日も元気だ、タイ焼き美味い!!」

あゆが商店街で盗品のタイ焼きを食べていると……

「あ、あれは!」

目の前にはぞっこんラヴの祐一が歩いていた。

「お〜い、祐一く〜ん……って、あれ?」

祐一の隣には青い髪の少女が。

「はぁ、イチゴサンデーおいしかった♪」

「そうか、そうか」

(やはり名雪の胸も味があってよろしだな!)

「うぐぅ、祐一君あんな女と仲良さそうに……」

「祐一、次はどうするの?」

ぽよよ〜ん☆

「ちっきしょ〜、ボクよりでかい胸を持ちやがって! しかもあいつは……」

何やら相当嫌な思い出があるらしい。

「あっはっは、名雪の好きな所に行きんしゃい」

「じゃあ、何処か静かなところで歩きたいよ」

「歩きなさい歩きなさい、おじちゃんはお嬢ちゃんの言う事だったら何でも聞いてあげるからね」

「祐一、ちょっと変だよ……」

「いやいや、変じゃないぞ」

(やはりでかい乳はええなぁ)

「そんな事より早く行こうよっ」

抱き付いた瞬間に祐一の腕に胸が当る。

 ぷにょにょ〜ん☆

「おっちゃん、たまらんなぁ!!」

鼻血を我慢しながら歩く祐一と名雪であった。

と、その頃あゆは……

「おんどりゃぁぁ〜!!」

ガスッ、ガスッ、ガスッ

路地裏でぬいぐるみを殴っていた。

「許さん、許さんぞ……水瀬名雪!!」

ちょうどその手にはさっき盗んだばかりのタイ焼きが……


    ・
    ・
「祐一、テスト勉強しよ」

「ああ、いいとも。大歓迎さ!」

(風呂あがりのパジャマ姿もやっぱええなぁ♪)

と、祐一が名雪を自分の部屋に招き入れたその時!

「ひょぉぉ〜ほほほほほっ!」

「だ、誰だ!?」

「誰の声?」

「ボクの名はぁ!」

あゆがベランダを登ってくるのが見える。

「んしょんしょ……うぐぅっ!!」

 ドサッ

「あ、落ちた」

「うぐぅ……こんな登りにくい構造にするんじゃねぇよ!」

そしてまた登る。

「でか乳ハンターァ!!……はぁはぁ」

「おおっ、でか乳ハンターまた会えた」

「あゆちゃん、どうしたの?」

「水瀬名雪、貴様を成敗しにきた!!」

「せ、成敗?」

「貴様は祐一君をその胸で誘惑し、あまつさえボクのプライドを傷付けた!」

「私、そんな覚えないよ……」

「その上、7年前はボクと祐一君を巡る争いのライバル!!」

「あれ、そうだったの?」

「とぼけるんじゃねぇよ!!」

でか乳ハンター、言葉が悪すぎるぞ……

「と言うわけで、祐一君はボクがもらった!」

「え、そんなぁ〜」

「祐一君、ボクの胸の前にひれ伏すんだ」

「ああぁ〜、でか乳ハンターなんてデカイ胸なんだ……」

フラフラと誘惑される祐一。

「祐一、騙されないで!」

「何がだ?」

「あゆちゃんの胸はタイ焼きの形だよ!」

もちろんでか乳ハンターの胸の中にはタイ焼きが装填されていた。

「何を言う! なんだろうと胸が大きければ良いのだ!」

「祐一……」

「これでボクの勝ちだね♪」

でか乳ハンターが勝利を確信する。

「ちょっと待って!」

「ふっふっふ、水瀬名雪、まだ悪あがきをするか」

「でか乳ハンタ〜♪」

  すりすり

「私の胸のサイズを測ったのは去年の4月が最後だよ!」

「はっ、と言う事は……」

「83センチから大きくなってる可能性があるんだよ!」

「名雪〜、俺が悪かった〜!」

  はやっ!

名雪に抱き付く祐一。

「ゆ、祐一君!」

「そう言えば俺も83センチにしては大きいなと思ってたんだ」

「裏切り者〜!」

「ふふっ、俺は常に胸の大きいものの味方だ」

「うぐぅ、こうなったら……」

でか乳ハンターの目が光る。

「美坂香里を倒したこの技で!」

説明しよう!

その技とはタイ焼きに胸の形を取り、それで敵を脅迫するという恐ろしい技なのだ!!

「とりゃぁぁ〜!!」

でか乳ハンターが名雪の後ろに回りこみパジャマを剥ぎ取ろうとしたその時!

ドゴッ!

「うぐぅぅぅっ!!」


名雪の後ろ回し蹴りがでか乳ハンターの頭部にヒットした。

「む、無念……」

 ガクッ

さらば……でか乳ハンター、君の事は忘れないよ。

「うぐぅ、未だ死んでないよぉ」

「な、名雪……」

「ふぅ、おかあさんに教わった痴漢撃退術が役に立ったよ」



  特別話「貧乳ジェネレーション! 我等の時代はすぐそこに!!」……失敗

次回予告!!……って、次回があるのか!?

名雪の後ろ回し蹴りにより敗退したでか乳ハンター。

なんとか気力を振り絞り名雪を倒そうとする。

が、背後に忍びよる恐ろしき人物がいた。

次回「でか乳ハンター消滅!? 破滅の覇王、秋子降臨!!」……こう御期待!!

まさかホントにないよね……


   <あとがき>

いや〜、セラさんにちょっと誘われてみたんで書いてみました。

やはり本人ではないので書くのが難しいですね。

でもこれで本当に良いんだろうか……

しかも次回予告みたいの書いちゃったし……

オリジナルが予告書いてたから一応書いてみただけなんですけど。

あははは……とりあえずこんなもんで……(^^;)

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