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<Let’s GetDown>


  ペロペロ・・

「んっ・・・・はぁ・・」

お気に入りのネコさんの肉球柄が入ったピンクのパジャマに負けないぐらいに
高揚し桜色に染まった肌に玉のような汗を滴らせて甘い吐息が部屋に響く・・・


  ピチャピチャ・・・

「うにゅ・・・いいよぉ・・気持ちいいよぉ・・」

ベッドの下には白い下着が落ち、捲し上げたパジャマの上着からは
形の良い二つの乳房とピンと張った桜色の突起が上下に息づくように揺れる・・・


  チュッチュッ・・・

「はぅ! そ、そこはダメ・・・・・・ダメだけど、気持ちいいから・・・・んんっ!!」

ベッドの上で膝を折り曲げ、何かを求めるかのように広げられている足・・・
自分で桜色の突起を弄っていた指は、頭の中を真っ白にするかのような感覚に耐えるように
ベッドのシーツをぎゅっと掴む・・・


  チュパチュパ・・・

「やぁん・・・奥まで舌が入って・・・・あっ!あっ!あぁぁっ!!」

女の子の部分から、お腹の奥まで通り、更に頭の奥にまで届くような快感の本流を
腰を浮かし、背筋を時折伸ばすように受け流すように跳ねる。
長めの髪が左右に振る頭と共にベッドに大きく広がっていった。


  ニチュニチュ・・・

「あぁん! そんなに吸っちゃヤダぁ!!」

プツっとした大事で敏感な突起を鼻でクリクリと押されるたびに、
左右に開いた部分からは、シーツを大きく濡らすかのように幾度となく流れ落ちる。
それをザラザラした舌で吸い上げ舐め上げていくたびに更に奥から止め処なく溢れる・・・


  チュプチュプ・・・

「もぅ・・・わ、私ダメ・・ダメダメ!・・・来るよ・・来ちゃうよぉ!」

体が浮くような・・・飛び立つような最後の瞬間に向けて
ピクピクと短い痙攣が大きな1つに集まっていく・・・そして、


  チュゥゥ〜〜

 「はぁんっ!! イ、イく、イくよぉぉぉぉ!!」

陸上部で慣らした柔らかな身体を表すように背筋をピンと張り上げ、
飛んでいく感覚を留めるようにギュっとシーツを掴む。
大事な女の子の部分はキューっと蠢き、奥底で射たれた愛液は、
外へと脈動しながら幾度となく流れ、噴出す。
そして頭の奥で弾ける感覚にどうにもならないかのように身体を硬直させて行った。


  (ふみゃぁぁ〜ん)

人とは思えないような鳴き声が聞こえたかと思うと、突如部屋の扉が開かれる!


「名雪っ!! ・・・・・・お前・・またか!?」

「・・・・ふぅ・・ふぅ・・・ゆ、祐一?」

開け放たれた扉には名雪が呼ぶ名前の主が立ち、
その横には、祐一の背中越しに涙目ながら頬を真っ赤にさせた真琴が見えた。

「・・・にゅ? どうしたの二人ともぉ〜?」

まだ絶頂の余韻から抜けきれてないかのような目をした名雪が『何事なの?』みたいな風に聞いてくる。

「あぅ〜・・ピロぉ〜!!」

耐え切れなくなったのか真琴が名雪の部屋の中に飛び込んで来ると、ベッドの下に転げ落ちたモノ・・・
柔らかな毛が生え、四肢を伸ばし、ピンと張った耳に白地に薄茶のようなブチの入った生き物・・・
皆がピロと呼ぶネコに駆け寄ると大事そうに抱きしめた。

「はぁ・・・名雪、いいかげんにピロを使って慰めるのは止めろよな・・・彼氏である俺の立場はどうなるんだよ!」

ここは身も重ねた事ある自分の立場をハッキリさせるためにも毅然とした態度で言い放つ!

「うにゅ〜・・・だって・・」

「だって・・・なんだよ?」

今ごろになって恥ずかしさが出たのか、もじもじとシーツを身体に掛けながら言う。

「だって・・・祐一・・・・・・・・・・下手なんだもん」

  ガガァーーン!!

「前戯も好い加減で、すぐに挿れてくるし、祐一ばっかり先にイっちゃうし、
もぅ1回っておねだりしてるのに、すぐに寝ちゃうし・・・・私、祐一としてから1回もイったことないんだよ」

  ズガーンッ!!

「祐一・・・・・・・早漏で包茎で下手だし・・・ピロの方がずっとマシだよ・・」

  グワーーンン!!

プーと頬を膨らませる名雪の姿など目に入らずにいた祐一は、フラフラと部屋を出て行くと
盛大な音をさせながら階段を転げ落ちていった・・・



「あぅぅ〜・・ピロ大丈夫だった? けど、誰にこんなこと教わったの?」

(にゃん、にゃん、にゃん)

その真琴の問いかけにピロは鳴くだけだった・・・その頃


「あらあら、祐一さんどうしたんですか? こんなところで寝ると風邪引きますよ」

階段の下で無様なカッコで気絶している祐一の側を洗濯物を抱えた秋子さんが通り過ぎていった。

「ふぅ、名雪と祐一さんが一緒になってくれたのは良い事だけど、あっちの方がねぇ・・」

自室に入り、洗濯物を畳みながら呟く・・・

「まぁ、あの人も上手ではなかったし親子2代で夜の相手には恵まれなかったのかしら」

いつもの頬に手を当てる姿でため息をこぼす・・

「けど、ピロちゃんが居てくれて助かるわ。あの下触りが良いのよね♪」

畳み終えた洗濯物を片付けると立ち上がり部屋を出る・・・

「今度は、どんな事をピロちゃんに教えようかしら? ふふっ・・」

そう楽しく言うと扉を閉めた。


  〜fin〜

   ★あとがき★

 何だか書いてて虚しくなってきました・・・・同じ男として。(ToT)


前2作が妙に長かったので、今回は軽いやつを・・・
って、わけで仕事中に野良猫を見かけたときにふと思いついたSSです。(笑)
とりあえず「名雪って猫アレルギーじゃなかったっけ?」と言う疑問は書き終わった後に気づき、
エッチはアレルギーさえも克服する!!
と言う勝手な解釈で了承!(1秒)して下さい・・・・って言うか、お願い。(ばく)

ちなみにタイトルには全然意味ないです。
たまたまBGMで聞いていた曲名から取っただけですので深く詮索しないように。(ぉ


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