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  『親友・・・』

「はふ・・んんっ・んっんっ・・・」

クチュクチュと音を立てる指の動きに合わせるかのように甘い吐息が漏れる。
綺麗なピンク色をしたアソコや、ツンと硬くなった敏感な女の子の突起を弄る度に、
全身を気持ちの良いゾクゾクした痺れを感じ、それ以上の気持ちよさを得ようと激しく大胆に自分の恥ずかしい部分を擦り上げていく。

「んんっー! こ、こんなイヤラしい事しちゃいけないのに指が・・指が止まりませぇん・・・ふわわぁ、佐祐理こんなエッチな子だったなんて・・」

1人で寝るには大きく豪華なベッドの上で倉田佐祐理はシャツ1枚の姿で自慰にふけっていた。
家柄は裕福で学校での信頼や成績も良く、そして品の良さを容姿にまで見せているあの佐祐理が、
激しく自己の欲望を果たす1人エッチをしている姿は想像しがたい事のように見えるが、
その行為でも綺麗だと思えてしまうのが、また佐祐理らしかった。

「んっ、手が・・指がビショビショになっちゃいました。 ・・あむ・・んっ、ちゅぷちゅぱ・・・はぁ、佐祐理のエッチなお汁・・美味しい・・」

溢れ出た自身の粘液に塗れ透明な糸を引く指を恍惚に満ちた瞳で見つめると口元に運びチュパチュパと舌で舐める。
少し酸っぱい様な味にツンとした独特の匂いもしたが、自分のアソコから溢れ出たエッチな液だと思うと妙に興奮して美味しく感じた。

「おっぱいはこんなに柔らかいのに、乳首はこんなに硬くなって・・・ふぅんっ、あ、ああぁおっぱい揉むとアソコが疼いちゃうぅ」

シャツをめくり上げ形の良い乳房を現すと、ピクンと勃つ乳首を愛液と唾液で濡れた指でクリクリと弄り、
もぅ片方の手では掴みきれない乳房をフニフニと形を歪めながら揉み上げていくと、2つの胸からの刺激に全身を打ち震えるような快楽が広がる。
M字に膝を曲げたまま、先ほどまで弄っていた秘所からは触ってもいないのにエッチな雫がヒクヒクと震えるたびに奥の方から零れ落ちきた。
こっちも・・と言いたげなアソコの期待に応えるかのように片方の手を下にずらすとアソコと胸の2つの性感を同時に弄り始める

「はぁはぁ、ダメ!佐祐理ヘンになっちゃう壊れちゃう!」

否定の言葉を吐き出しながらも更に手の動きは早くなり、どんどんと佐祐理を自慰の気持ち良さの虜へと誘って行く。
もぅそれは良家のお嬢様と言うイメージではなく、ただオナニーに耽る1人の女性と言う名をした佐祐理だった。

「んんあぁ、いいよぉ舞ぃ・・・ソコをもっと、もっと弄ってぇ!舐めてっ!!」

いつものように自慰ネタにしている親友の彼女の名前を声に出す。
目を閉じたまま脳裏に映る親友の川澄舞に攻められる妄想が佐祐理の奥から溢れる雫を増やす。

普段はこんな気持ちになる事はないのに、ふと寂しさを感じたとき舞の凛々しい顔や端整な姿が思い浮かぶと自然と手が感じる部分に伸びていく・・
親友をそんなイヤらしい自分の欲望の糧にされてるのに少しばかりの嫌悪を感じつつも、
いや、それが舞だからこそ佐祐理の悦びの材料の糧になっているのだった。
大好きな舞に弄られ舐められ吸われ、佐祐理をメチャメチャに犯す舞の姿を想像しつつ悶えるように高まる。
まるで自分の手を舞の手だと思ってしまうかのように・・・

「いや、いやぁ! そ、そんなにしたらイっちゃう! 佐祐理、とんじゃうっ!」

クチュクチュと卑猥な音をさせつつ激しくアソコの肉襞を擦りあげる。
パクリと口を開けた割れ目の上にある敏感な豆を最後にクリクリと押し転がすと一気に絶頂の波が襲った。

「ひぃ、イく、イくっ! 佐祐理イきますっ!! んんっー!!」

その時、達した快感を爆発させる瞬間、佐祐理は思いもしない名前を叫んでいた。

「ゆ、祐一さんっ!! 祐一さぁぁーーーんっ!!! ふあぁぁーーっ!!」

ビクビクっと大きな快感の波が襲う。
頭の中を真っ白に染め上げ、全身を震わせ、キュゥーと締め付けるアソコからはピュッピュッと愛液が飛び散る。
イった姿さえ優雅さと淫靡さを見せる佐祐理の絶頂・・・
だが、そんな絶頂の悦びよりも佐祐理の脳裏を駆け巡る事があった。

「さ、佐祐理は今誰を呼んでイった・・の? ・・・佐祐理・・祐一さんの名前を・・・ウソ・・」

ギュっと目をつぶると、さっきまで自分を愛してくれた舞の姿の代わりに相沢祐一の顔が・・姿が現れる。

『佐祐理さん・・良かったよ』

佐祐理と同じように全裸の姿のまま優しく笑うとギュっと佐祐理を抱きしめるイメージ・・
それと共に余韻に浸る全身がまた熱くなる。
イったばかりのアソコの中も潤い始める。
そう、佐祐理が女の本能で欲しがっていたのは同姓の舞では無く、異性の祐一・・
女が男を欲しがること事態は何も間違い無いことなのだが、佐祐理にとっては凄くショックな事ではあった。

「うそ・・佐祐理・・・祐一さんの事を・・・大好きな舞を忘れるぐらい祐一さんの事・・・」

気づいてしまった自分の想い・・
だけど佐祐理にとって、それを肯定してはいけない事実・・

「佐祐理・・・舞の・・・親友の大好きな祐一さんの事を・・・ゴメンね舞、ゴメンなさい舞っ!!」

親友を裏切れない気持ちとぶつかり合う。
溢れ出る涙で濡れる顔を両手で塞ぎながら部屋には嗚咽の声が響き渡った。


   ・・・・


そんな自分の正直な気持ちを知った今でも佐祐理は普段通りの生活を過ごしていた。
いや、普段の生活を過ごしたかったのかもしれない・・・
それでも刻は佐祐理の気持ちとは裏腹に、あの楽しい普段の生活を押し流していく。

卒業へと残り少なくなった頃には今までみたいに3人でご飯を食べたり一緒に過ごす機会は減ってしまい、
時折、休み時間に廊下で、学校帰りに校庭で祐一を見かけ簡単な挨拶する程度になっていた。

「最近は祐一さん来ないですねぇ、お忙しいのでしょうか」

「・・・そうかも」

「あははっ、舞大好きな祐一さんに会えなくて寂しいんだ。そんな顔してるよ〜」

「・・・佐祐理も」

「えっ?」

「・・・佐祐理も、寂しそう・・」

「・・・・」

「・・・・」

「佐祐理は・・・」

舞の問いに答えられない自分がいる・・・そんな事ないよ・・・と言う言葉を打ち消す気持ちが心の奥にある。

「・・・ごめん、いいんだ」

「・・・・うん」

どうしてだろう・・以前みたいに会話らしい会話も少なくなってきてる。


   ・・・・


そして自分の気持ちに気づいてしまったあの時から膨らみ続ける気持ち・・・
会わなければ会わないほど、逆に祐一への想いは大きくなるばかり、
そして今では寂しさを一人慰める時の相手は祐一だけになってしまった。

「はぁ、はぁ・・・またやっちゃった。 こんな事しちゃいけないのに・・・いつから佐祐理はこんなにエッチになっちゃんでしょう・・」

全身を快楽で疲労し、指にまとわりついた粘り気のある透明な液・・・
いつも終わったあとに思う嫌悪感、だけどやめられない行為。
それでも舞には気づかれまいと懸命に過ごす日々の中で、
舞への裏切れない気持ちと祐一への届かない気持ち・・・そんな狭間に佐祐理はいた。


だからだろうか、こんな気持ちを晴らすかのようにこんな事を考えてしまってるなんて。


   ・・・・


「・・・佐祐理、帰らないのか」

「あ、ゴメンね。ちょっと用事が出来ちゃってまだ帰れないの」

「・・そうか、じゃぁまた明日」

「うんゴメんね舞」

そう笑顔を作って小さく別れの手を振ると教室を出て行く舞の背中を見送った。

卒業間近のこの日、進学と就職のテストと準備期間として休みの続く3年生は卒業式の練習と卒業までの準備として久しぶりに学校へと出席していた。
そして時間は放課後、1〜2年生は期末試験もあり午前中で終わり、学校内に残っているのはごく僅かな人数だけ。

「・・・うん、今日しかないよね」

1人何かを決心したかのように頷くと、誰も居ない教室を出て行った。


   ・・・・


太陽も傾き始め、夕焼けの日差しで染まる教室。
教室に順序良く並べられた机たち・・・
多くの生徒で整然としていた時も過ぎ、一変して静かに次の日の喧騒を待つ休息の時を刻む時間。
そう、いつもは誰もいないはずの教室に1人の少女が自らの想いを晴らすかのよう背徳の行為に及んでいるのを除けば・・

「はふ、あふ・・んっんんっ・・気持ちいいです祐一さん・・」

ギシギシと軋む音と共に、クチュクチュとした雫のような音、そして少女の甘いあえぎ声。
そのどれもが交じり合い響く教室は普段とは違う雰囲気を見せていく。

「あっあ、祐一さんの指が佐祐理のアソコを触ってますぅ」

秘所を大好きな祐一の指が刺激する・・優しく、そして時には大胆に・・・
そんなイメージを作り出しながら佐祐理はイスに座り1人淫らな行為に没頭している。
ここは2年生の教室・・・
想い人でもある相沢祐一の机の椅子に腰掛け、佐祐理は学校の教室の中で自慰をしていた。
叶わぬ想いを抑えきれない衝動は、こんな行動を取るほどに・・・

「あはっ、気持ちいいです。祐一さんもっともっとぉ〜」

ショーツの中に手を入れ、挿しいれた指でヌルヌルしたソコを弄っていると、
押し殺した声とはいえ高まる快楽に更に大胆な動きと同じように吐息も荒くなっていく。
いつも家でしている事なのに気持ちよさが数倍に感じてくる。

「そ、そんなに弄ると佐祐理のエッチなお口が開いちゃって・・・ふわわぁ」

奥から溢れ出た愛液で指も手も、そしてショーツさえ濡れ、
染みで透けた布からは時折ピンク色をしたアソコと、ソコを弄る手が見え隠れする。

「はぁはぁ、祐一さんのせいでこんなに濡れて・・・ん、んん・・美味し・・・佐祐理のまんこから染み出たエッチなおつゆが美味しいです」

ショーツから手を抜き出すとビショビショに濡れた自分の手と指を見つめ、そしてちゅぱちゅぱと口で舌で味わう。
それと同じものが座った椅子の上にも広がり、糸を引きながら床に零れ落ちる。

十分に高まった気持ちが次の刺激を求め、
アソコを弄りながら体を前に倒れこむと机の上に顔を押し当てる。

「あ、あぁ、祐一さんのこんなに固くなってます・・・んっ、今から佐祐理が舐めてあげますね」

そう呟くと祐一の机の表面に舌を這わせ始め、
ペロペロと舐めるたびに広がる唾液の跡は口元から零れ落ちるのと合わさり徐々に広がっていく。
普段ではとても出来ない行為だけど、今の佐祐理にはその硬い木の板の感触が祐一の熱く硬い肉棒に見えていた。

「ん・・んぐっ・・・はぁはぁ・・・さ、佐祐理そろそろ祐一さんのが欲しいです・・・祐一さんの挿れていいですよね」

十分に高めあったアソコが物欲しそうにヒクつくのを指に感じると、快感で力の抜けそうな膝を震わせながら椅子から立ち上がり、
祐一の机の四隅の角にピチャリと音をさせながらアソコをあてがう。
佐祐理には、祐一の腰の上にまたがり、大きくなったモノを掴み自分のアソコにあてがっているイメージが広がる。

「あは、祐一さんの先っぽが入って・・・」

まるで挿入していくかのように強く押し当てていくと、
ショーツの中で開いた割れ目の奥へとショーツの布と共に机の角が少しばかり埋没する。

「んん、ふああぁぁ・・・太いのが佐祐理の膣中にぃ・・!」

まるで本当に1つになったかのように膣奥を震わせると全身をピクピクと痙攣させ、
そのまま机の角の強い刺激を受けるようグリグリと腰を押し付ける。

「きゃふっ、いいです、気持ちいです! 祐一さんの硬いおちんちん気持ちいいっ!!」

ギシギシと机を揺らし、クチュクチュと濡れきったショーツを擦り、
染み出して溢れ出た愛液が机の角から零れ落ち床を汚す。

「あはっ、あはっ、いい、いいっ、これいいですっ! ゆ、祐一さん・・佐祐理の・・気持ちいですか? 佐祐理のまんこ気持ちいですか!?」

机の角で受ける刺激に一心不乱に腰を動かし続ける
気持ち良さで占められた佐祐理の中では、佐祐理の腰使いで快楽に酔いしれる祐一の顔を思い浮かべる。

(あぁ、佐祐理の凄く気持ちいいよ。佐祐理ももっと俺ので気持ちよくなってくれよな)

「は、はぃ・・もっと佐祐理のナカを犯してくださぁい」

激しい動きでクリトリスも擦れ押し付けられ、その度に大きな波が襲い佐祐理の頭の中を真っ白に染めていく。
はぁはぁ・・・と荒い息をする口元からは涎が零れ落ち、目元には悦びの涙を浮かべる。
他人の机の角に足を広げ一心にアソコを押し付け腰を振る佐祐理。
普段では想像も付かない佐祐理の淫乱な行動と表情・・・
その姿に嫌悪するだろうか・・? それとも、その姿さえも優雅に見えるだろうか・・?
当の佐祐理にとってはどんな事は関係なく、1人の女の本能のままに性の快楽に堕ちていくだけだった。

「んっんはぁ、や、いやぁ・・指より気持ちいいよぉ・・・!!」

1人誰もいない教室で、しかも祐一の机を使ってオナニーをしている・・
そんな状況を考えるだけで自分自身を凄くイヤらしく思い、そしてそれに興奮している自分に酔いしれる。
もぅこのまま最後の時を迎える事だけしか考えられなかった。

「あひぃ、イく、イっちゃいます。 イくぅ・・イクぅ・・・祐一さんの机で・・おちんちんで・・イ、イっちゃう!!」

終わりを迎えようと最後の刺激をアソコに与える。
その時・・・

「さ、佐祐理・・・」

真っ白になる頭の中にかすかに届く声・・・それでもはっきりと聴こえた親友の声・・・
それは今までに聞いたことの無いような怯えと驚愕の声を含んだ自分を呼ぶ声だ・・・

「んっ、えっ・・・ええっ! 舞っ!!?」

教室の扉を開けたまま身動きしない舞がこちらを・・・佐祐理のエッチな姿を見ていた。

(どうして舞がここに!? しかもよりによってこんな姿を舞に見られたっ!?)

しかし、そんな考えなど流し去るかのように止まらない快楽の爆発が佐祐理を襲う。
佐祐理のかすかな抵抗も虚しく、止まらない性の高まりは佐祐理を絶頂の終焉へと辿り着かせた。

「あひっ、イっちゃう! んっ・・嫌ぁぁーー!! 舞、見ないでぇ! イくとこ見ないでぇ!! やぁ、やあぁぁぁーーー!!」

ビクビクっと絶頂の快感が大きく全身を震わせ、キューと膣や子宮を弾けさせる。
机にアソコを押し当てながら背筋を反らし絶頂の波を全身で受け止めながら、
プシッと愛液が噴出し佐祐理は舞の見ている前でイった喜びに打ち震えた。

「あはぁ、あひぃ、ひぐっ、ふぐっ・・あはぁ、はぁはぁ・・」

真っ白になった頭の中では何も考えられず、涎で濡らした口は荒い息を吸い込むよう大きく開き、
焦点の合わないような瞳と、まるで惚けたような表情を浮かべたまま長く続く絶頂の余韻だけを佐祐理は味わっていた。

数十秒・・・1分も経たないであろうそんな余韻も、佐祐理には長く感じられつつも、
少しずつ元の自分を取り戻してくるにつれて、佐祐理の瞳に舞の姿が映っていった。
その時になってこの異常な現実の主役に自分がいることに気づく。

「・・・・」

「・・・・」

お互いに顔を真っ赤にしながら掛ける言葉すら見つからない時間が続く。
それは佐祐理の足元に溜まる雫の数を増やすだけ・・
それを打ち破ったのは佐祐理ではなく舞のほうだった。

「・・・佐祐理、ごめんなさい」

「えっ、なんで舞が・・・謝るの・・」

「・・・私・・佐祐理は見ないで・・って言ったのに佐祐理が・・その・・イっちゃうの・・・見て・・たから」

「・・・・あ・・あぁ・・」

夢だと思いたい・・・
しかし、舞本人から恥ずかしい姿を見られた事実を突きつけられ、これが現実だと認識させられる。

舞に・・・見られた。
舞に・・・イくところ見られちゃった。
舞に・・・祐一さんの机で佐祐理が変態な行為してるのが見られた。

大の親友にこんな姿の自分を見られたら嫌われちゃう。
しかもそれが祐一さんが相手でしていたなんて・・・
祐一さんのことが好きだって・・・
そしたら舞に・・・舞が・・・私の傍から居なくなっちゃう・・・捨てられちゃう・・・・

「い、嫌ぁぁーーーっ!!」

もぅ死にたくなるような気持ちのままその場にうずくまる佐祐理。
そんなイヤらしい顔など見られまいと両手で隠し、溢れ出る涙で顔をぐしゃぐしゃにしていった。

「・・・さ、佐祐理」

バツが悪そうな顔をしていた舞は、ゆっくりと佐祐理の元へと歩みを進めると膝を着き、泣きじゃくる佐祐理の震える肩に手を置く。
一瞬、ピクリと震えたが佐祐理は舞を見ることも無く更に小さく気持ちを萎縮させる。
そんな彼女に舞は・・・

「佐祐理、ゴメン・・別に覗き見したわけじゃないんだ。 その・・・私も用があってココに来たら中から声が聴こえたものだから・・」

「・・・ひっく、この教室に・・?」

「あぁ、人のいない夜の校舎に忍び込んだ時、ふとココで過ごす時がある。 それに・・・」

「・・?」

舞のおかしな言葉に恐る恐る顔を上げる。
軽蔑するような表情が映るかと思ったのだが、そこにはいつもの無表情だけど佐祐理を優しく見つめる舞の顔がある。

「・・・ま、舞」

「・・・佐祐理・・・佐祐理は祐一の事が好きか?」

「!! な、何を言って、佐祐理が舞の大好きな祐一さんの事を好きなわけな・・・・・あっ」

今、自分は何をしていた?
祐一の机で、祐一の名前を呼びながら自分の欲望を発散していたではないか・・
そんな自分のしていた事からも否定できる要因は無い、
それに、まさか嫌いな異性の机でそんな行為が出来るわけないのだし・・

「うん、・・・佐祐理は祐一さんの事が・・・好き。 う・・ご、ゴメンね舞。佐祐理・・・祐一さんのことを好きになっちゃってゴメンなさい」

「そうか、良かった。 うぅん、佐祐理も私と同じ気持ちなのが嬉しい」

無表情な顔に柔らかな笑顔が浮かぶ。
佐祐理は知っていた。舞は無表情なんかじゃなくて感情を旨く表すのが下手なだけ。
だから、こんな風に素直な気持ちと感情が綺麗に出せるんだと思う。

「祐一は今、ある女の子を救うために頑張ってるんだ、それが祐一の役目でもあるし。・・だから寂しいけど私は私なりの強さで頑張ってみようと思う」

教室の外に夕焼けの真っ赤な色合いに夜の帳(とばり)を知らせる藍色が広がり、空を夜の世界へと変えようとしていた。
そんな時の変化を映し出す綺麗な窓の外を舞は眺めながら佐祐理に自分の思いを告げた。

「・・・・」

そんな凛とした舞の横顔が綺麗だと思う。
そう思うからこそ次の舞の言葉は衝撃的だった。

「・・・それでもやっぱり寂しい。 ・・だから私もたまにココへ来て佐祐理と同じように自分を慰めてた・・・」

「ま、舞・・・いま何て・・」

舞からの衝撃の告白・・
あの舞が、親友の舞が、自分と同じように祐一さんの机で1人募る想いを晴らしていた・・
舞がいやらしい自分みたいに机の角にアソコを押し当てて悦んで・・る。
先ほどの自分の姿に舞の姿を置き換えて、その行為を想像する。

「うそ、嘘よ・・嘘だよね舞。 舞は佐祐理とは違うよね? こんな変態みたいな事しないよね?」

あの舞が嘘をつくわけ無いのを親友だからこそ知っている。
ただ、自分自身を納得させたいが為に懇願する。だけど・・

「佐祐理・・・叶わない恋をすると言うのは辛いな・・」

そう言うとツゥーと頬を伝わり流れ落ちる一筋の涙。
それだけで全て分かってしまった。
そう、舞も自分も1人の普通の女の子だと言うのを・・・特別ではない、どこにでもいる普通の恋する女の子だと・・

「・・・舞ぃ」

さっきとは違う感情の涙を零れだしながら佐祐理は舞を抱きしめる。

「さゆ・・・り・・」

舞も抱きしめてくる親友の気持ちに応えるように背中に手をまわすと、2人同じ気持ちと想いを共感しあい泣いた。
2人だけのいる教室に、2人の泣く声だけが静かに響いていった。

   ・・・・


どのくらい経ったのだろうか・・10分か・・1時間か? そんな時間の流れさえも気が付かないほどの2人だけの時間が流れる。
窓の外の夕焼けが通り過ぎ、教室内には月夜が射し込む夜の気配が満ちていた。
2人は何も話さず離れず一緒に抱き待ったまま・・・
お互いの鼓動と体温を感じあう中で佐祐理は舞の耳元にささやく。

「・・・ねぇ舞・・どうせなら一緒に祐一さんを感じよう・・・舞と一緒のこの気持ちを大事にしたいから・・」

「・・・うん、私もそれを思っていた。これからも佐祐理と一緒にいたい・・ずっと2人で同じ想いを持ちながら・・」

舞も答えるように佐祐理の耳元にささやくと、自然と離れお互いの瞳に相手を映し出すぐらい近づき、柔らかな同姓の唇を重ねていく。

「んっ・・・んくっ・・」

「んっ・・んっ・・・うんっ・・」

くちゅくちゅと相手の唇や舌を絡ませ味わいながら幾度もついばみ、
お互いに女の子の唇の柔らかさと暖かさ、そして甘い感触を味合う。
唾液の糸を引きながら口を離すと佐祐理は舞の首筋や耳を唇で愛撫していく。

「んっ・・はぁ、はあぁぁ・・・・・佐祐理ぃ」

舞は愛撫をされながら佐祐理の制服の上からでも分かる柔らかな胸に手を置くと揉むように触り上げていく。

「んんっ、舞・・もっともっと・・」

ちゅっちゅっ・・というキスの音と、しゅっしゅっ・・制服の擦れる音が鳴る。

「佐祐理のおっぱい・・柔らかい・・」

舞ほどの大きさはないが、それでも形の良い乳房が制服越しに感じられ、先ほどの行為の事もありその頂はまだ固くコリコリと掌に感じられる。

「ふわぁ・・あまり乳首を弄らないでぇ・・・で、でも舞の方が大きくて羨ましい」

「・・・大きいとそれなりに苦労もあるから」

そう言うと制服の胸の部分のボタンを外しブラに包まれた形の良い双丘がその間から見える。
止めていたホックを外すと押さえられていた乳房がプルンと言う感じに揺れて現れた。

「うん、舞のやっぱり大きくて綺麗・・」

「佐祐理のも見せて・・・」

同じように形の良い2つの膨らみを佐祐理も現すと、お互いの乳房と乳首で相手を愛撫しあう。
ふにふにゅ・・と揺れるように形を変え、押しつぶされ波を打つ柔らかな部分と、
固くしこった乳首を転がしあうとソコを通しての気持ちいい刺激が伝わり全身を震わす。

「気持ちいいよぉ舞・・」

「私も・・・おっぱいの先が痺れるみたいに・・んっんくっ・・」

クリクリと女の性感の1つでもある部分を使い高めあう2人、男性からでは味わえない快楽に酔いしれる。

「・・・あ、私のココ濡れてきてるみたいだ・・・・んっ、見て・・佐祐理」

キスと胸の愛撫だけで、まだ触られていないアソコが気持ちよく変化しているのを感じる舞。
制服のスカート部分の裾を掴むと持ち上げ、白いショーツを露わにした。

「うん、見せて。舞の気持ちよくなってるところ、佐祐理が見てあげる」

コクンと頷くと、スカートを上げた舞のアソコに視線を合わせるように床に膝を付く。
確かに、舞の言うとおり月夜に照らされたショーツの1番狭い大事な部分を覆うソコが少しばかり湿ったように見えた。

「うん、舞、濡れてきてるよ・・・んっ・・舞のココからイヤラしい匂いがする」

「はぁ・・や、やぁ・・そんなとこの匂いを嗅がないで・・」

「うぅん、舞が気持ちよくなってる証拠だもん。 ほらこんなになってるよ」

「んはぁ! ・・あっ、あっ・・そんなに・・擦る・・と、気持ちよく・・・ふわぁ・・!」

ショーツのシミの部分に指を置くと擦り始める。
すでに濡れているせいか、布の擦れる音ではなく、クチュクチュとしたイヤラシイ音が聴こえてきた。

「舞、気持ちいい? 気持ちいいよね。 この女の子の部分をこうやって指で弄ると・・・ほらもっと濡れてきたよ」

「あ、あ、あ、ああ、ふああああぁーっ!」

ショーツを通して指に舞のイヤラしい液が塗りつけられてくる。
佐祐理の指の動きに呼応するかのように舞のあえぎ声とショーツに広がる染み・・・そしてだんだんと口を開けてくる舞の膣口。

 ちゅくちゅくちゅく・・くちゅくちゅ・・

顔を真っ赤に染めながら佐祐理からの刺激を受け続ける舞。
そんな表情が可愛くて、もっと気持ちいい声を聴きたくて指を離すと今度はショーツに口を付けた。

「ひっ! さ、佐祐理・・舐めると汚い・・・んぅ・・」

「ちゅ、ちゅく・・・ん、んんっ・・・そんなことないよ、舞のエッチなお汁、美味しいよ」

猫のようにペロペロと湿った布を舐め取ると舌の上に染み出した液が乗り、唾液と混じりながらノドへと飲み込まれる。
自分と同じような味かと思いきや、少し違う味覚を感じながらも美味しそうに味わい舐め取っていく。

「あ、あ、あ・・あふぅ、ん、んん・・・あん・・気持ち・・いい、気持ちいいよぉ佐祐理ぃ・・・・もっと、もっとぉ」

手で持っているのが辛くなったのか、スカートのすそから手を離すと佐祐理の頭に落ち、
そんな佐祐理の頭を掴むと、もっと刺激を受けたくて自分のに押し当てるようにしてきた。
佐祐理も舞の期待に応えるようにショーツの布越しに舌を舞の膣口に押し付け、小刻みにフルフルと震わせる。
その刺激に流れ落ちてくる愛液は、舐めとっても後から後から搾り出され佐祐理の舌を口を顔を舞のイヤラシイ液で汚していくほどだった。

「はぁはぁ、佐祐理もぅいい。 今度は私が佐祐理のを気持ちよくさせたい・・・」

「んっ・・ぷはぁ、大丈夫だよ舞。 ほら、舞のを弄ってるうちに佐祐理のもこんなに気持ちよくなってきちゃって、その・・濡れてきてるから・・」

そう言い立ち上がると同じように制服の裾を持ち上げる。
ソコはさっきの1人でしていた時の余韻と、舞のを舐めているうちに感じた興奮で、
舞と同じエッチな液でショーツはビショビショに濡れ、染み込みきれなかった愛液が太ももを伝い落ちるほどの量だった。

「ね、大丈夫でしょう。 じゃぁ舞・・・祐一さんに気持ちよくしてもらおう」

「・・・コクッ」

2人は手をつないだまま、お互いの顔が見えるよう祐一の机の角に対角に位置する場所に移動する。

「・・・祐一さんのってやっぱり太くて固いんだよね。そんなのが本当にココに入ったら・・・」

「佐祐理、だから今から感じさせてもらうの・・・・ほら祐一が待ってる」

舞は手を伸ばし佐祐理の目元の涙をそっと脱ぐうと共に暖かな笑顔を向ける。

「うん、ごめんね・・舞」

そう言うと頬に当てた舞の手に自分の手を添えると頬擦りするように答えた。


   ・・・・


綺麗な月と瞬く星が夜空を埋める空の夜の帳が降りた校舎・・
月明かりと星明りが照らす教室内で2人の少女が自らの想いを遂げるための行為をしている。

「あん、あん・・あふっ、あ・・あ・・あぁ・・・!!」

「・・・ぅん、んんっ、はふっ・・ん、んんーっ!!」

今日2度目のギシギシとした軋む音が響く中で少女の甘美な声が交じり合う。
机の角に自らの秘所を押し付け、腰を振り激しく擦り付けると、その硬い刺激が布越しに濡れる性器に快感を与えていく。

目の前には一心に腰を振り続ける親友。
吐息を上げる口元からは涎が零れ落ち、紅く染まる頬には悦びの涙が伝わり、自慰で感じている親友の淫靡な表情が見える。。
彼女の方から見れば同じ顔をしてこの行為に酔いしれている自分が見えるだろう。
人に見られて嫌悪する行為でも、同じ気持ちで相手の気持ちも分かり合える彼女たちには嫌な事ではなく、
心が通じ合う親友のもぅ1つの姿を知り、そして感じあえる行為と思えた。

「佐祐理・・・祐一の凄い・・・」

「ね、そうでしょ・・祐一さんがこんなに激しく愛してくれてるよ・・!」

「うん、うん・・舞のココ凄くなってる。 さ、佐祐理のも凄くなってるか・・」

「はぁ、はぁ、なってるよ佐祐理も・・・ほら、こんなに・・」

擦りつける机には溢れた佐祐理のエッチな雫が広がり月夜に照らされて光るのが見える。

「佐祐理の凄い・・・そんなに祐一に気持ちよくしてもらってるなんて・・・」

「舞も凄く濡れてるよ。ほらパンツが透けて舞のお豆が見えてるもの」

ピンク色した柔らかなソコにプクッとした舞の気持ちよくなれる突起が薄く写っている。

「クリトリスも祐一さんのおちんちんで気持ちよくしてもらおう」

「・・・うん・・んんっ! んんはぁ!! 凄い・・ココ弄ると奥にある赤ちゃんが出来る所がビクンって・・!!

割れ目だけじゃなく今度は敏感な突起を押し転がすように刺激すると、今まで以上の快楽が全身に広がる。
グリグリと角で転がすと頭の中が変になりそうなぐらいの悦びに打ち震えた。

「ひっ、ひぐぅっ! おまんこ気持ちいい!!」

そんな卑猥な言葉を言う舞のイヤラシイ姿を見ながら佐祐理も舞に負けじと激しく擦る。 

「あの舞がエッチな顔してる・・・机の角にエッチなまんこを擦り付けて気持ちよくなってるなんて・・・」

祐一をイメージしながらの自慰よりも、目の前の親友の自慰の姿を見ている方が興奮してきている自分に気づく。

「舞・・・佐祐理やっぱり舞の事が好きっ! 大好きっ!!」

「わ、私も佐祐理が好きだ・・・ずっと、ずっと佐祐理といたい、一緒にいたい・・」

「うんうん、ずっと一緒にいようね。 だから一緒にイこう、舞のイくとこみたい。佐祐理は見られちゃったから今度は舞のを見せて!」

「・・・さ、佐祐理、イくから見てっ。 佐祐理に負けないぐらい気持ちよくイク私を見て」

「うん舞のイク顔を見ててあげる。 だから舞も佐祐理のを見ててね」

「うん、うん・・・あ、あああん、ふわわぁぁ・・」

お互いに頷きあうと机を挟んで顔を近づけ熱いキスをしあう。
チュパチュパと舌を絡め、何度も口付けをしあうと混ざり合った唾液が机の中央に流れ落ち新たな雫を作り出した。
その間も2人は机の縁を掴みながら腰をガクガクと押し付け、上と下で感じあいながらこの行為の終わりへと進む。

「あは、あ、あ、あ、あ、あぁん・・佐祐理・・・イきそう・・・おまんこイキそう・・」

「あん、あん、あん、あんん、佐祐理も・・・イくよ・・・んはぁ、佐祐理のまんこもイっちゃうよぉ!」

「はぁはぁ、佐祐理一緒に、一緒にぃ」

「うん、一緒にイこうね。一緒にイこうね」

「あぁ、イく・・イく・・・」

「うん、イくよ・・イく・・イく・・」

「佐祐理っ! 佐祐理っ!! あ、あ、ああ、あはっ、はぁ、ふわぁーーーっ!!!」

「舞、舞ぃ・・!! あぅ、あ、あ、あぁ、あはっ、はぁ、んっんんんーーーっ!!!」

全身を震わせ、甘美な声を上げながら2人はイった。
お互いのイった瞬間の声を耳元で聴きながら、ガクガクと崩れ落ちそうな膝と腰を必死にこらえ、
恍惚に満ちた表情に行為の後の荒い息と、ピクピクと痙攣するような乳首と性器、奥から幾度も噴出すように零れ落ちる。
女性特有の悦びに打ち震えながら絶頂の余韻を味わっていた。

「はぁはぁはぁ・・・舞、おもいっきりイっちゃたね」

「・・ん、んん、ん・・佐祐理も・・・凄くイヤラしくイったの見てた」

「も、もぅ舞ったら・・・でも・・舞のイく姿、凄く綺麗だった・・よ」

「佐祐理も・・エッチな佐祐理も可愛いくて・・・・もっと好きになった・・(ポッ)」

クスっと笑うと抱きしめあいながら何度目かの口付けをする。
今までの激しいキスではない、優しい口を付けるだけのフレンチキスが、この行為の終わりを告げるものとして・・


   ・・・・


その後は2人は行為の後のアソコを拭き取ると、ビショビショになったショーツを洗い、祐一の机や椅子を掃除し全てを元の何事も無かった形に戻すと、
ショーツが乾くまでの間、祐一の机の上で背中合わせに座りあい話に花を咲かせる。
祐一のどこが好きかとか、舞や佐祐理の過去の出来事、そしてこれからの将来のことなど・・
何も履いてないソコは少し寒かったけど、背中越しに伝わる相手の体温を感じていると、いつの間にかそんな事さえも気にならなくなり、
日付が変わるその時まで一緒に過ごしあっていった。

「それじゃぁ、帰ろうか舞」

「・・うん、今日は現れそうにないから」

「・・・?」

「・・いや、何でもないよ佐祐理」

不思議そうな顔をする佐祐理に舞は声をかけると校門まで手を繋ぎ合い歩く。

『・・・・・』

「・・・うん、もぅ私は大丈夫だよ」

舞は去り際に聞いた声に頷き背中を向け校舎を後にしていく。
もぅ2度と深夜にココへ来る理由もなくなってしまった事を感じながら・・・




   ・・・ある日・・・



「よいしょっと・・ふぅ、暑い季節になってきましたねぇ」

買い物袋を両手に抱え佐祐理は通いなれた商店街を歩く。
佐祐理は大学に通いつつバイトをすると言う忙しい日々を過ごしていた。

高校を卒業して数ヶ月・・・
大学へと進学した佐祐理は卒業と同時に家を出ると1人暮らしを始めていた。
掃除洗濯食事、それに大学の勉強にバイトなどなど忙しい毎日、
とても優雅な大学生活なぞ縁の無い感じだったけど、
自分で何もかもしなければならないという大変ささえも、
自分が頑張った分だけ有意義な日々が送れるという、今までに感じたことのない生活に佐祐理は楽しく過ごしているのもまた事実・・
兎にも角にも、この生活を佐祐理は気に入っていた。

「さて、今日の夕飯は久しぶりにご馳走です。 ふふっ、舞が見たらビックリするかなぁ」

そのシーンを想像する。
たぶん佐祐理が想像した通りになりそうな気がして自然とクスクスと笑顔がこぼれ落ちた。
そんな楽しい期待を浮かべたら重たかったはずの荷物も何だか軽く感じられ歩みも軽やかになった気がした。

「でも、舞が学校の先生を目指そうとするなんて、ちょっとビックリですねぇ」

一方的に決め付けられていた素行の悪さが響いたのか進学も就職も決まっていなかった舞。
将来の事とか、自分自身の事などどうでも良いかのように舞自身も気にも留めなかったのが、
あの日の一見以来、見違えるように舞は自分の未来を見つめるようになっていた。
そんなある日、「佐祐理・・・私、先生になりたい。だから勉強もっと教えて・・」
そう照れくさそうに言う舞に驚きながらも「うん、舞なら学校の先生って似合うと思うよ、だから頑張ろうね」
「・・・(コクッ)」
無言のまま頷く舞に、私は自分の事のように嬉しそうに笑みを見せた。

元々、やる気をおこせば何でもこなせる性格なのだから、佐祐理の教える事を素直に舞は吸収していく。
今までの分を取り戻すかのように、舞と佐祐理は一心に取り組んだ。
そして卒業後、中途入学が可能な大学を見つけ入試・・・無事に一発合格をした舞。
佐祐理も舞を祝福する運びとなったのだが残念ながら別々の街に過ごす事になってしまった2人・・・
だけど、離れ離れでも親友としての想いは離れることは無かったのだから。

それから月に1回はお互いに行き来しながら出会う約束を交わしていた。
今回は舞が佐祐理の所へとやってくる日・・・両手に持った袋の中身が佐祐理の腕で大活躍する日でもあった。

「さて、今回は舞にどんな料理を教えようかなぁ」

舞の自炊のレパートリーは牛丼と納豆ご飯だけらしい。
いくら舞本人が大好きだといっても流石に栄養も偏るし、同じく1人暮らしの大変さも分かっているだけに、
事あるごとに料理だけではなく家事全般を教えていたのだった。

「舞も女の子なんだから料理ぐらいは出来なくちゃね、いつか愛する夫に美味しい料理を食べてもらうのは妻としての役目ですし!」

1人、グッと握りこぶしを作り気合をいれてしまう。 そんな時・・・

「佐祐理さーんっ!」

ふいに掛けられた声にビクっと驚くと恐る恐る声のした方を向く・・・

「あ、あれ? ゆ、祐一さん!?」

そこには制服姿の祐一さんが手を振っている姿があった。
その横には数ヶ月前まで自分も着ていた制服を纏った女の子が祐一さんに寄り添うようにいるのが見える。

「・・・・」

少し胸がチクリと痛むけど、もぅ大丈夫・・・私は強くなったんですから。
自分自身に自信を持って、小さくコクンと頷くと手を繋いで駆け寄ってくる2人に近づく。

「うふふ祐一さん、お久しぶりです。 あれ、もしかしてそちらは祐一さんの彼女さんなんですか?」

作り笑顔じゃない微笑を湛えて。



  〜fin〜




   ★あとがき★

ふと気づいてみれば舞先輩と佐祐理さんの18禁SS初めてや・・・2人のファンなのに。(^^;
そんなわけで、某所で角オナニーしてるエロ絵を見たのがきっかけで書き始めたのは良いけど・・・良いのかあれ? (ぉ
どう考えても痛いような気がするけど、やはりそれはそれなりの良さがあるんでしょうなぁ
・・・自分も試してみるか。(マテ

まぁ、大したコメントも無くて、だらだらと書き続けてたら途中で面倒になったので例のごとく適当に打ち切り・・
う〜む、こんな長く書くつもりはなかったんですけどねぇ
次があれば今度は短編みたいな感じのが良いかも・・・?
余計な部分はカットしてエロシーンのみ!!
・・・逆にそれが難しいんですよねぇ (^^;


  ★オマケ★

「んっ、んんんんっーーー!! ・・・・はぁはぁまたしちゃった。アレ以来、机の角じゃないとイケなくなっちゃったんですよねぇ
 こんなんじゃ大好きな人が出来た時に困っちゃうかも」
いつもは美味しい料理の並ぶテーブル。 その角についた愛液の溜まりを指で掬いながら自己嫌悪のため息を付く。
「でも、舞は大丈夫なんでしょうか? アレ以来、2人でエッチする時はバイブばっかりで角でなんてした事ないし・・」
何だか1人だけあの時の気持ち良さから卒業できないでいるのが凄く悲しくなる佐祐理であった。

その頃、舞は・・・

「あ、あああぁぁっ! 机の角の硬いところが気持ちいい・・・っ!!」
夜の大学・・・誰も居ない教室の長机の角に押し付けていた舞が絶頂に達して悦びに全身を振るわせる。
舞もあの強烈な刺激を忘れられないのか時折忍び込んでは1人気持ちの良い部分を擦りつけ自分を慰めていた。
「ふふっ、来週からの教育実習が何だか楽しみ・・・・あの頃みたいにたくさんの机が並んでいる教室・・・・素敵」
机から零れ落ちるぐらいに濡れた愛液を指で遊びながら、実習期間中に担当の教室の机を制覇してやろうと目論むのだった。
「あ・・・久しぶりに佐祐理と一緒に教室での角オナニーも良いかも・・・・ポッ♪」
またもグリグリと擦りつけつつ佐祐理との情事を想像して悶える舞であった。 (w


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