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  『お兄ちゃん・・わたし初めてなの・・・』

「きゃぁっ! ゆ、祐一いつからそこに居たのよっ!!」

「そうだなぁ、真琴が『お兄ちゃん、私のココ・・・見て・・』とか言いながらアソコをクリクリし始めた・・あたりかな?」

「そ、それじゃぁ、ずっと見てたの!? エッチぃ! 祐一のスケベっ!!」

そう両手をブンブンと振り上げ俺への非難をする。
とりあえずその原因は俺の部屋のベッドの上で自慰にふけっていた真琴のせいなのだが・・

さて、話はちょっと前へと戻る・・

  ・・・・

「ただいまぁ・・・っと祐一さんのお帰りですよ〜」

鼻歌を唄いながら玄関をくぐると、いつものよう帰宅を合図する声をあげる。
シーンとした返事しか返ってこないのを腰を下ろし靴を脱いでいる背中に聞きつつ、自分や名雪それに真琴のいる2階の部屋への階段を上がっていく。

「なんだ、真琴もいないのか? ったく、どうせ肉まんでも買いに出かけたんだろうよ」

そんなもぅ癖になったかのようなため息と悪態をつきながら、
俺が家に帰り部屋への扉を開けようとした時、中から妙な違和感を感じノブに掛かる手を止める。

「・・・誰かいるのか?」

そっと扉に耳を押し当てると聴き慣れた誰かの声が聞こえる・・・これは・・

「真琴か・・・ったく、しょうこりもなく人の部屋に入り込みやがって。今回こそちゃんと言ってやらねぇとな」

例のごとくの悪戯と思い呆れつつも扉のドアを開けようとする。
すると祐一の耳に真琴の声が扉越しに聞こえてきた。

「えっと・・『お兄ちゃん、私のココ・・見て・・』って、わぁ!真琴も同じ形してるぅ?!」

「・・・えっ?」

何だか部屋の中から只ならぬ様子を感じ、ピタっと動きを止める。
先ほどの勢いなどどこに・・音のしないようにゆっくりと慎重に扉を開け、隙間から中を覗く・・・すると、
隙間越しに見えたのは祐一のベッドの上に腰を下ろし、両足を広げ自分の股ぐらを覗き込んでいる真琴だった。
しかも、下着のパンツはクルクルと丸まって片足に引っかかっている・・・つまりアソコ丸見え状態!?

「おいおい、真琴の奴なにやって・・・おぉ、あいつアソコを拡げてやがる」

1本の線のような縦筋を両手で股間の唇を捲るように左右に開くとピンク色した真琴の女の子の部分が見える。
その口を開けた中にヒクヒクとした奥へと続いているようなキュっと閉まるような穴があった。

「んっ・・真琴の割れ目に、おしっこの穴じゃない部分が・・・ある。 ひゃぁ凄い凄ぉーい!」

一体何が凄いのか判らないが、妙に嬉しそうにしている真琴を見て首をひねる祐一・・

「えっと、続きは・・っと。 『はうん、お兄ちゃんの指がクリクリってすると気持ちいいよぉ・・』か。 えっ、ココ触るの?」

ベッドの横においた何かを参考にしながらその通りに実践してみせる真琴。
良く見ると・・・

「あぁ、あれは俺のお宝本じゃないか・・」

傍らには大切な秘蔵エッチ写真集が見える。
俺のエロ本秘蔵コレクションの中でも1番のお気に入り・・・『妹 <お兄ちゃんの恋人>(裏入手・無修正版)』ではないか。
それに目をつけるとは・・・やるな真琴。

(心の中で、ウィンクをしながら右手の親指を立ててグッと同意のイメージをする祐一)

まぁ、どんな内容かと言うと・・・

  ・・・

子供の頃から兄と一緒に過ごしていた大人しい性格の妹が思い切って大好きな兄に告白し、それに応える兄・・
実は兄も妹のことを想っていた・・

  ・・・

と言う、まぁ実にベタな内容だけどその妹役の女の子が片方ポニーでウェイトレス服がとても似合う可愛い女の子と言う部分がポイント高し!
しかもその子が兄を想って1人で自分を慰めてるシーンのページなんて・・・なんて・・?

「っと言うことは、真琴がしようとしてるのって・・・1人エッチか!?」

たぶん、マンガを探しに部屋に入ってきた真琴が偶然にも秘蔵コレクションを見つけたんだろう。
興味本位からか読んでいるうちに自然とこの行為に至ってしまったと・・・しかも俺の部屋で・・
っとまぁ俺の推理力から答えを導きだしたのだった。
その考えが正しかったのを聴こえて来た真琴の声が証明していた。

「んんっ! この割れ目の中を擦ったらビクっと腰が・・・もぅちょっとやってみようと・・」

ピンク色した膣口の肉襞にそぉ〜・・と指を当てるとクリクリと弄る。
最初はおっかなビックリした動きだったのが、一定のリズムとなり擦りあげていく。

「んっ、んっ、んっ・・・なんか・・変だけど、気持ちいい・・かも・・・ふあぁ、あんあんあんっ・・・」

膣口の柔肉が指の動きに揺れ、大きくなる動きはパクリと外側に捲れた肉肌に引っかかるほどになる。
そんな一身に自分の気持ちいい性器を弄り、快楽の興奮に頬や身体全体を桜色に染め、
漏れる甘い吐息を口にする姿に祐一は女としての悦びに満ちた顔をする真琴。

「あいつ・・・そう言えば女の子だったんだよなぁ」

あの変な悪戯ばかりして鬱陶しいと思っていた真琴が女の悦びを初めて感じている。
従姉妹の名雪と違い、やんちゃな妹のようにしか見ていなかったのに何時の間にか自慰するぐらいに成長しやがって・・・
うんうん・・っと妹の秘密の成長を喜ぶお兄ちゃんのように頷く祐一。
そのうちに、真琴の自慰行為が何だかあのエッチ写真集の中の1シーンを再現しているような気がしてきた・・


『あのね真琴・・お兄ちゃんのこと大好きなの・・』
『えっ!? お兄ちゃんも真琴のことが・・・う、嬉しいっ!!』
『お兄ちゃんに見られてアソコがこんなに・・・もっと、もっと見て、真琴のイヤラしい姿をお兄ちゃんだけに見せてあげる』
『ふわわぁ〜・・・お兄ちゃんの事を想って1人エッチしててゴメンなさぁぃ・・』
『お兄ちゃん、お兄ちゃぁぁんっ・・・祐一お兄ちゃん大好き・・・だよ』

そして近づく真琴の顔・・・俺は妹の柔らかそうな唇から目を離せないでいた。


「うわわぁぁーっ!! 俺は何て事を!?」

「きゃぁっ!?  ゆ、祐一いつからそこに居たのよっ!!」

「へっ・・・?」

自分の妄想に思わず堕ちそうだったのを押しとどめたのは自分の叫び声だった。
それと同時に勢い余ってドアを開け放ってしまい、見事に真琴と目が合う祐一・・
ドアの前で「あれ?」と言うマヌケな顔をする俺に、真琴は「どうしてっ祐一が!?」と言った驚きの目でキッと睨む。

「あ、あぁ・・そうだなぁ、真琴が『お兄ちゃん、私のココ・・・見て・・』とか言いながらアソコをクリクリし始めた・・あたりかな?」

「そ、それじゃぁ、ずっと見てたの!? エッチぃ! 祐一のスケベっ!!」

自分の痴態を見られた真琴は恥ずかしさを俺への非難に換え、ブンブンとアソコを弄っていた手を振り上げた。

  ・・・・

そんなわけで冒頭の真琴の罵声のシーンに戻るわけだが・・・

非難の声を上げる真琴に、ゴホン・・と1つ空咳払いをすると、

「いやいや、そんなに恥ずかしがることはないぞ真琴。それは『オナニー』とか言って女の人だったら誰でもやってる事だぜ」

「えっ! そうなの・・?」

「おう、名雪や秋子さんだって絶対にした事あるな・・いや今もしてる時あるかもな」

「秋子さんも!? そ、そうなんだ・・・・じゃぁ美汐・・も?」

「天野か? そうだなぁ、彼女なら・・・もっと凄いことしてるかもしれないぜ」

「もっと凄い・・事・・」

自分がしようとしている以上の事をしていると言う言葉に、どんな期待と羨望を持っているのか不思議がる真琴。
まぁ、その『凄い事』ってのは俺が天野とエッチした事なのだが・・・

「ねぇ、それって真琴も出来る?」

「えっ? そりゃ真琴は女の子だからな。出来なくもないが・・・1人じゃ出来ないぞ」

「そうなんだ・・・ねぇ、それじゃぁ祐一となら出来る?」

「ぐっ!? あぁ、いや何だ・・・出来なくもないけど真琴はオレの事を嫌いなんだろう? これって大好きな人とじゃなきゃ出来ない事なんだよ」

「そっかぁ・・・祐一は真琴のこと嫌いなんだよね。 私は祐一のこと嫌いじゃな・・・あっ!? うぅん何でもないよ。
 あははっ私やっぱり祐一のこと嫌いだからね」

顔を真っ赤にさせながらブンブンと手を振る真琴。
そんな仕草が可愛くてドキッと胸を高鳴らせる祐一。

(ちくしょぅ真琴のくせに、ドキドキさせる事言いやがって)

真琴と同じように顔を紅くしながら照れ隠しにそっぽを向く祐一を真琴は「?」と不思議そうに見ていた。

「まぁ、いつか・・教えてやれる時が来たら教えてやるよ。だから今は将来の為に1人で練習しておくんだぞ」

「うん、ありがとう祐一」

祐一の勝手なお節介心に真面目にお礼を言う真琴・・・

(これって練習の為にするものなのか? ・・いや、将来の恋人とのスキンシップや円満な夫婦関係の為には必要な事だ、うんうん・・)

と1人納得する。

  ・・・・

「さて、始めようか真琴」

「うん♪」

にこやかに返事をすると俺のアドバイスの元、真琴の初めてのオナニー講習(?)が行われ事となった。

そうは言いつつも男と女では弄る部分が違うので、何となくエロ本や聞きかじった性知識を披露しつつ、
また、天野とエッチした時の反応を思い出しながら真琴にアレコレと指導していった。

「ソコをさっきみたいに指で撫でて・・そうそう」

「ココだよね・・・んっ、んっ、んっ、んっ、んんっ・・・」

待ってましたとばかりに気持ちよかった場所を弄り始める真琴。

「上下に擦るばかりじゃなくて、グリグリとこねる様に回したり押し付けたまま指を震わせたりとかしてみな」

「グリグリ・・? んんっ、ふわぁぁーっ! あ、ああんっ・・こっちのも気持ち良いかも、んっんっんっ・・・・?! わ、祐一ぃ!!」

「な、何だどうした?」

「ま、真琴おしっこチビっちゃったかも〜・・・ほら、何か中から出てきて指が濡れちゃった」

祐一に指を見せると確かに透明な粘液に濡れているのが見える。

「あぁ、それはおしっこじゃないよ。エッチな気分になるとココの穴から出てくるお汁なんだよ」

「へぇ〜、そうなんだぁ・・・じゃぁ真琴エッチな気分になってるんだぁ」

親指と中指でツーッと糸を引くようにする愛液をマジマジと見て感心する真琴・・・何にでもビックリして驚いているのが見ていて可愛かった。

「ほらほら、また始めようぜ真琴」

「うん、そうだね。 んぅんふっ、ふぁ、あっあっあっ・・・んっ、ヌルヌルがたくさん出てくる度に、ふにゃぁ・・気持ちよくなってきて・・るぅ」

その穴・・・膣口をクリクリと撫で零れ落ちてくる愛液を指で広げていくとクチュクチュとしたイヤラしい音が聞こえ始める。

「ふわぁぁっ! やっぱりココをクチュクチュすると気持ち良いよぉ」

「なぁ真琴、ソコはな『まんこ』って言うんだぞ」

「・・・まんこ?」

「うん。 で、『真琴のおまんこ気持ちいいっ!』と言うともっと気持ち良くなれるんだぜ」

「へぇそうなんだ・・・じゃぁそう言ってみるね」

「・・お、おう」

クチュクチュと水音を立てながら真琴は祐一に教えられた言葉を何となく恥ずかしそうに言う。

「・・んっ、ま・・真琴のおま・・・こ・・気持ち・・いい」

「えっ? 聞こえないぞ真琴? そんなんじゃダメだな、はぁ・・せっかくオレが良いことを教えてあげたのに・・悲しいぜ俺は」

うっうっ・・と嘘泣きをみせる祐一に見事に騙されたのか乗せられたのか、

「わ、判ったわよ言えばいいんでしょ! ちょ、ちょっと待ってなさいよ。・・・んんっ、はぁ・・んっ、んっ、あ、ああああっ・・」

自分のアソコをジュプジュプとイヤラシイ音を鳴らせ、パクリと口を開け愛液で濡れる柔らかな膣口を中指の腹が埋まるように激しく動かしていく様は、
高まる興奮で羞恥心を払拭しようとしているようだった。

「うぅん、うんうんっ・・ああああんっ、あんあんっ・・・いい、いいよぉ・・」

それは確かに奥から染み出してくるエッチな汁の量と自然と発せられる甘い喘ぎ声から効果を発揮しているだろう、
股間から感じられる快楽の虜になってきた真琴は自然と声に出して言わなければいけないような気分になってきていた。

「ふあぁ、ココ気持ちいい・・えっとえと、ココって確か・・・そう、おまんこ! いいよぉ、まんこ気持ちいいよぉ! んんっー!!」

「よしっ! 真琴にエッチな言葉を言わせてやったぜ!」

激しくオナニーする横で祐一はグッと握りこぶしをつくりガッツポーズをする。
そんな祐一にはお構い無しに真琴は尚も自分の気持ちよさを訴えるように言いまくる。

「あぁん、まんこイイよぉ、気持ちいいよぉ!」

「まんこグチャグチャになってるぅ、こんなにまんこの唇がパックリ開いちゃって・・・あああん、真琴もっとまんこグチュグチュするのぉ!」

自分が発したイヤラシイ言葉に酔いしれる真琴。
エッチな単語を言うたびに気持ち良さが増していく感じだった。

「ま、真琴! お前声が大きすぎ!! 近所に聞こえたらえどうすんだ・・・って、おい真琴っ!」

さすがに、言いすぎだと焦り始めた祐一・・その言葉を教えてしまった事への後ろめたささえ感じ始めてしまっていた。
それでも止まらない真琴。
もぅ片方の空いた手を胸に向けると、プニュプニュとした乳房を揉みしごく。

「やぁぁ・・おっぱい、真琴のおっぱい凄いよぉ・・柔らかい・・ふわぁぁ、おっぱいに手が食い込んでくるぅ」

「・・・」

「いい、いいっ! いやぁ、真琴変になっちゃうよぉ・・祐一みたいにバカになっちゃいそうだよぉ」

「・・・おい」

もぅここまで来たら止まらないだろう・・・いや、止められないだろう。
この自慰の終わりが来るのを待つしかないのを悟ると、祐一は仕方なく真琴のオナニーショーを楽しむことにした。


「ひゃぁ!! ゆ、祐一ぃ・・い、今おしっこの穴を触ったらビクッって痺れた!!」

乳房と膣口を弄っていた真琴が突然、一際大きな声を上げると弾かれる様にビクッと身体を跳ねる。
何事かと思った祐一は真琴が指差す場所を見ると、なるほどぉ・・といった風に説明してやった。

「あぁ、ソコは『クリトリス』って言って真琴の1番気持ちいいとこだよ」

「クリト・・リス・・? ふぅ〜ん、女の子ってたくさん気持ちよくなれる部分があるんだねぇ、真琴知らなかったよ」

足を広げ、両手で膣口を左右に拡げながらその上部に位置するプクッとピンク色した豆のような突起をマジマジと見る。
不思議そうに観察する真琴だが、祐一からは目の前で恥じらいもなく股間をおっぴろげた姿が見え、
既にズボンの中で張り詰めたペニスがビクっと跳ねる。

(ったく、そんなエッチなカッコするなよなぁ・・・でも、こう見ると真琴もちゃんとした女の子なんだよな・・)

自然とその部分に釘付けになる視線。 ゴクリとノドを鳴らして唾を飲み込んだのが真琴に聞こえやしなかったかと戸惑う。

(なんだ、俺って・・・真琴に欲情してるのか? くっ!)

何だか良く判らない感情に舌打ちして目をそらす。
そんな祐一の事など気づきもせず真琴はクリトリスをチョンチョンと押したり、クリクリと弄っている。

「はぁはぁ、クリトリスって凄い。 まるで何かのスイッチみたいに・・んっ! 押してる・・と、頭の中が真っ白に・・なり・・そうっ!!」

掬い取った愛液をグリグリとなすり付け、すべりの良くなったソコを親指の腹で弄り、中指は膣口の周りを撫でる。
すると両方の性感を弄るうちに大きな波が押し寄せるような感覚が真琴に来た。

「うんんんっー!! ゆ、祐一ぃ・・真琴何だか変・・何か来るよぉ。 はぁはぁ、何だか頭の中とか身体の奥の方が弾けちゃうよう・・な・・あぅ〜」

小刻みな痙攣のようにピクピクとさせ、荒くなった息、小ぶりながらしっかりとした乳房の乳首もピンッと突き出て、まさに絶頂寸前の状態。

「大丈夫だ真琴、それは気持ちよさが1番良くなった時に訪れる「イク」ってやつだ」

「はぅん・・い・・イク・・? 真琴このままだとイっちゃうの? イっても大丈夫? 真琴壊れちゃわない?」

まるで怯える子犬のような顔をみせる。
初めて味わう性感と、そしてイくと言う感覚に戸惑っているのだろう。怖いと思うのも仕方ないかもしれない。

「大丈夫だよ真琴。それを感じてこそ女の子として生まれてきて良かったと思えるからさ、だから思いっきり一杯イきな」

安心させようと優しく髪を撫でてやる。

「うん、祐一・・・優しいね。 じゃぁ真琴・・イってみるね。 んっ・・・んっううんっ、ああっあああっあんっあんっあんっ、ふわ・・ふわわぁぁ・・・!!」

それに安心したように自分の膣口やクリを弄る。
もぅ真琴は最後の絶頂の瞬間に向けて一直線に昇りつめるだけ・・・傍に祐一がいてくれるから・・そんな安心感を快感に変えて。

「あ、ああああっ、来る来ちゃうぅ!! いやぁぁ、怖い怖いよぉ! 祐一ぃ、手を握って真琴の手を握っててっ!!」

未知の領域を感じようとしている恐怖心と、性の絶頂を感じようとしている本能が真琴の中でせめぎ会う不安を祐一に助けを求める。
例え嫌いだと思っていても、祐一がいい・・祐一なら守ってくれそうな、そんな気がして片手を祐一のほうに差し出す。

「・・・真琴。あぁ、俺が付いていてやるから、思いっきりイけっ」

「祐一ぃ・・・祐一の手って大きくて暖かいね・・・ うん、真琴安心してイけそう・・」

今までに見せた事も無いような笑顔をみせる真琴。
その笑顔があまりにも可愛過ぎて抱きしめキスをしたくなる衝動をグッと堪えよう、真琴の髪を優しく撫でていく。
そんな優しさに応えるように真琴は目の前にせまった初めての絶頂へと駆け上がっていく。

「はぁはぁはぁ・・ああああっ・・ああんっあんっあんっ・・・祐一イくよ、イく、イくっイくぅ!!」

「あぁ、頑張れ真琴。 真琴がイくところ見ててやるから、真琴のエッチな顔を俺に見せてくれ」

「祐一ぃ、見て、見てぇ! 真琴がイっちゃうとこ見てっ! うわぁぁ、来たっ来たよっ!
 イくっイっちゃうっ!! んんっー、飛んじゃう真琴、飛んでっちゃうっ!!」

背筋を反らし、最後に向かい激しく動く手を助けるように自然と腰が動く。
ピンと硬くなる乳首、キューと膣内が収縮し子宮が震えると入り口を弄る指が奥に飲み込まれそうな変化が訪れる。
そして真琴の初めての自慰の絶頂が来た。

「!! んっ、んんんんっーーーー!!! ふわ、ふわあぁぁぁっーーーーーー!!!!」

ぐいっと中指が膣内に滑り込むと同時に、ガクンッ!! と真琴の身体が跳ねる。
背筋を弓のように反らしながらベッドに仰向けに倒れこむと、ガクガクと痙攣しながら全身を使った絶頂の大きさを表していく。
膣内に入った指をギュッと締め付けるようにしながらも奥へ奥へと脈動していく感触を中指に感じる。

「はぁはぁはぁはぁ・・・」

気持ちよさそうな顔で余韻を味わっている真琴。
力が抜けたように手足を伸ばし、荒い息に小ぶりな胸も上下に動く。 股間のシーツにはピュピュッと零れ落ちた愛液がシミを作っていた。

「真琴、大丈夫か? でも、ちゃんとイケたみたいだな」

イく瞬間に真っ白になった頭の中に少しずつ周囲の景色と音が戻り、
ボォー・・とした真琴の瞳に視点が定まり始め視界に祐一の心配しながらもニッコリと笑う顔が映る。

「はぁはぁ・・真琴、思いっきりイっちゃった・・・んんっ! はぁはぁ・・これがイくって気持ちなんだ」

「あぁ、真琴のイった表情は凄く可愛かったぜ」

ニコリと笑う祐一。

「可愛い・・? 祐一、真琴のこと可愛いって言ったの? ・・・嬉しい」

途端に頬を紅く染める真琴。
イった時よりも心臓の鼓動が早くなった気がした。

「真琴・・・んぐっ」

ごくりと唾を飲み込む祐一。 もぅ何度目かも忘れてしまうほど・・
今までに見せた事も感じたことも無かった真琴の可愛さ・・・
初めてなのにエッチな顔をしながら気持ちよさそうにイク姿を見ているうちに祐一の気持ちと性器は十分に高鳴っていた。

(くっ、やばい・・このままじゃ真琴を襲っちまいそうだ・・・)

『なんだなんだ、お前は男だろ? だったら真琴を女にしてオナニー以上の気持ちよさがあるのを教えてやれよな、据え膳食わぬは何とやらだ』

『真琴は初めて性の事を知ったんですよ。そんな無垢な女の子を襲うなんて・・・人間として男として恥ずかしくないのですか』

本能と理性の俺が互いに訴える。

(うぬぬぬっ・・)

そして結論付けた祐一の結果は・・・


「な、なぁ真琴。 まんこ弄るのって気持ちよかっただろ?」

「んっ・・うん真琴、凄く良かった・・・何だか癖になりそう・・」

「だ、だったらさ・・・あのさ、お・・男のも見たく・・ないか?」

(俺なに言ってるんだ?)

そんなアホな考えが浮かんだのは、せめて自分も一発抜いて気を楽にしたいという切磋琢磨した理性と本能の結果だった。

「・・・・」

キョトン・・とした顔をした真琴がじぃーー・・と祐一の顔を見る。

「だ・・・ダメかな? だ・・ダメだよな。あは・・あはははっ・・」

凄くバツが悪い気持ちと顔をしながらとりあえず笑ってみる・・・すると、

「うん、見たい! 祐一の見たいっ!!」

「へっ?」

「見せてくれるんでしょ? 早く早くぅ!」

言った本人が惚けてる横で興味津々の真琴が今か今かと待ち構える。
逆にそこまで目をキラキラさせると気が引けると言うか・・・それでも今さら嫌とも言えるわけでも無く立ち上がるとズボンのベルトを外しチャックを下ろす。

「・・・あんまりジロジロ見んなよ」

「えっ?えっ?何で? 祐一は真琴のまんこ見たでしょ、じっくり見たでしょ?」

「うっ、それは・・・くっ! 分かったよ」

開き直りと言うか諦めというか、ズボンと一緒にパンツまで下ろす。

「ひゃぁ!!」

既にビンビンに張っていた祐一のが真琴の目の前で天井に向かい反り返っていた。

「ほぇ〜、〜これが祐一の・・・へぇ、凄い凄ぉ〜い!!」

目をキラキラさせて初めて見る男のペニスをマジマジと見る真琴。
一体何が凄いのか良く判らないが、自分のモノを褒められて悪い気しない祐一。

(まぁ、「何これ? こんなふにゃけたチンポなんて見たくない!」とか言われるよりマシか・・・)


「やっぱり真琴のと全然違うね祐一のおまんこ」

「ちっちっちっ・・真琴、男のは『おちんちん』って言うんだぜ。 まぁ真琴のとは形とか全然違うけど同じように気持ちよくなれるモノなんだ」

「へぇ、おちんちんって言うんだ。ふぅ〜ん・・・でも何だかコレって真琴のココの穴に入れられそう・・・」

目の前で足を開き、未だにパクリと開いたままのアソコを覗き込む真琴。
丸見えになったソコが目に飛び込み、祐一のがビクッと震える。

(うっ、真琴のやつ丸見えじゃないか・・確かにソコはコレをぶち込むためのもんだけど、だからって・・刺激強すぎるぜ)

ムラムラと膨らんでくる男の欲望を誤魔化すように視線を横に背ける。

「あぁ・・まぁそれはもぅちょっと真琴が大きくなるまで秘密だ。 それじゃぁ触ってみるか?」

「う、うん・・」

恐る恐る指を伸ばすとチョンっと触れる。

「うわっ、何だか固くて熱いよ。! それに根元から生えてて先っぽがプクって太くなって・・・何だかこの前食べたマツタケって感じだね」

言われてみればそんな風にも見えるな・・
あの時、名雪に冗談で下ネタを言ったら顔を真っ赤にさせながら嫌がってたっけ。 ・・・あいつ本物を見たことあるのか?
そんな事を考えていると・・

 ギュッ!

「うぉ!? ま、真琴な・・何を・・」

いきなり思いっきり祐一のを握る真琴。
あまりの痛さに腰を引き情けないカッコになってしまう。

「えっ? だって何だか握ってください・・って言ってるみたいな形だから」

「だからって・・・お前・・」

まさに男の急所をやられ涙目の祐一。

「乱暴に扱うなよな。 ココって真琴のクリトリスと同じで、触られたり弄ったり舐めたりしないと気持ちよくならないんだぜ」

「あぁー!! それなら真琴にも分かるぅ!」

納得したようにポンッと手のひらをこぶしで軽く叩く。

「じゃぁ、祐一のクリトリスがおちんちんなんだね」

「ま、まぁ・・そんなもんかな・・? とりあえず自分がするみたいに擦ってみろよ」

「うん・・・こうかな? どう、気持ちよくなった?」

「う〜ん、何だかイマイチだな。 もぅちょっと柔らかく握って上下にこう・・・」

祐一のを握ったままの真琴の手を握ると自分がしているように擦りあげる。
すると自分のゴツゴツとした感触ではなく、真琴の女の子の手らしい柔らかな手の感触が妙に良かった。

「そう、そんな風に・・・んっ・・上手いぞ真琴」

 しゅっしゅっしゅっ・・

手を離すと慣れてきたよう、上下に祐一のを擦り上げる真琴。
竿の部分だけじゃなく亀頭の部分まで全体を真琴の手で包まれてする自慰の感触に興奮は高まっていく。

「んっ、んんっ、んんっ・・真琴、お前上手じゃないか。 はぁはぁ・・どうだ俺のちんちん握ってみて?」

「凄いよ祐一、擦るたびにビクビクって震えて。 何だかさっきより固く熱くなってきた気がする・・・祐一気持ちいい?」

「あぁ、いいよ。 自分でするよりも格段に気持ちいいな」

褒められたのがそんなに嬉しいのか、「えへへっ」と顔を紅くしながら笑う真琴。
そんな時、シュシュッと擦っていた手のひらがヌルリと濡れ、クチュクチュとした感触を手に感じる。
「あれ?」と思って握ったまま祐一のを見ると・・

「あ、祐一! おちんちんの先っぽから何か出てきた・・・透明でねばねばしてる。これって・・真琴のまんこのヌルヌルに似てる・・」

「あぁ、男も気持ちよくなると出てくるんだ」

「ふぅ〜ん・・男の人も女の子と同じなんだね。じゃぁ、これも先っぽの部分に塗りつけると・・」

「うひっ、さ、先の割れ目を・・・うくっ!!」

自分の時と同じように染み出すように出てきた液を尿道口にグリグリとしながら広げる。
そのあまりの刺激に祐一は痛さと快感を同時に感じた。

「ま、真琴・・それ刺激強すぎるって。 はぁはぁ・・と、とりあえず手や指はもぅいいから、次はその舌で舐めてみて」

「えぇ・・ここっておしっことか出るんでしょ。 汚いよ」

「けど、いま出てるのはおしっこじゃないだろ。そう言うんなら真琴のだって汚いってことじゃん」

「そうだけど・・・何か騙されてる気がする」

「まぁ、いいからいいから」

「あぅ〜・・」

そう文句を言いながらも祐一のにペロっと舌を這わせる。
それは女として性の本能が男性器の興味を沸かしてるのかもしれない。
舌先に感じた何とも言えない感触をもっと味わいたくて、最初は舌先でチロチロとするだけだったのが、段々と大胆になっていく。

「んっ、んんっんんんっ、何だか真琴・・・これ気に入ってきたかも・・んぐんぐんぐっ」

まるで犬か猫がペロペロとするように竿の下から上へと何度も舌を這わせると真琴の唾液にまみれていく。
それを愛しそうに先の部分まで舐め上げると、パクリと口の中に咥える。

「うぉ、凄い。真琴の口の中で俺のが・・くぅ、これは気持ちいいわ。今度、天野にもしてもら・」

「んぐんぐんぐっ・・ぷはぁ、えっいま美汐って言った?」

「えっ?あ・・あぁ別に言ってないよ。ま、真琴の気のせいじゃないのか? あは、あははっ」

「・・・・ふ〜ん」

同じ男のを感じた女の本能か、疑心暗鬼な目で見上げる真琴。それを俺は視線を合わせず誤魔化した。

「でも、おちんちんしゃぶるのって凄く気持ちいい・・・ぱく・・んっんんっ、んぐんぐっ、んんっ」

「う・・んんっ・・何だ真琴も気持ちよくなってるのか」

「んんっ、んぐっんぐっ・・・おひんひん、ふぇろふぇろひてふと・・・んっんっ・・・こっひもきもひよくひゃって・・・んんっ!」

祐一のを口に含み舌で愛撫してその固さや大きさに形を感じていると、触ってもいないのに股間の穴の中が自然と潤っていく。
もじもじと太ももや腰を揺らしていると、トロトロと零れ落ちてきたエッチな液が太ももを汚していった。


「はぁはぁはぁ、真琴・・・真琴のおっぱい触らせてくれな・・」

手を伸ばすと2つの柔らかい膨らみを、ふにふにと揉んでいく。
片手で掴めるぐらいの大きさなのに、弾力ある水風船のような膨らみと手のひらに感じるコリッとした乳首の固さ。
「天野より真琴の方が大きいのか・・」
既に手の感触で覚えた美汐のと比べながらも、何とも言えない乳房の気持ち良さを何度も楽しむ。

「うんんっー! ま、まふぉこのおっふゃい・・・おっふゃいもんひゃらめぇ〜」

「うぉ! フェラしながら喋ると何だか気持ち・・いいかも」

咥えたまま、胸を弄られるピクピクと痺れたように身体を震わせる。
その度にモグモグとした動きと、温かな吐息が祐一のにまた違った快感を与えていく。

「ふわぁふわぁ・・ゆういひのおいひぃ・・ぷはぁ、はぁはぁ・・祐一のおちんちん美味しいよぉ、握ってるだけでも気持ちいいよぉ」

祐一の中から出てきた液と真琴の唾液でビチャビチャになったのを手で握ったまま擦ると、
また口の中とは違った気持ちよさに真琴は隠微な笑顔を浮かべて悦んだ。

「そだ、両方一緒に・・・んぐんぐっ、んっんっんっ・・・」

ヌルヌルとして暖かな真琴の口の中で、舌が先っぽをピチャピチャと舐められ、そのまま握った右手で擦りあげ同時に全体を攻められる。
その違った感触を快感に変えて祐一は真琴の奉仕に酔いしれていった。

「やべぇ、すげぇ気持ちいい・・女の子の口の中がこんなにいいなんて・・舌で舐められるのがいいなんて・・」

せり上がって来る絶頂の放出感がモノ全体で感じられる。
そろそろ祐一の終わりは近い合図だ。

「うううう・・・真琴、俺イク・・イきそうだ」

「ぷはぁ・・祐一イくの? おちんちんイクの? ・・いいよ祐一イって、おちんちんイって、おちんちんイクとこ見せて」

「真琴・・・あぁ、イクぞ。今度は俺がイクのを感じてくれよ」

ただ、真琴は男の絶頂がどんなものなのか知らず、祐一をイかす為に再度パクッと咥えると最後の刺激を与えていく。

「うっ、うううっ真琴イク! はぁはぁ・・も、もぅ我慢できな・・・うっうううっ」

ビクビクと痙攣し始めたのを口の中で感じた真琴は、本能的に祐一がイクのを感じると、
咥えたままペロペロと先っぽの割れ目を舌先で舐める。

「う、うううっ、イク・・イクぞ、真琴イクぞ! うっ!!」

絶頂と同時に尿道を駆け上がってきた精液がプクっと祐一のペニスを膨らます。

(あれ? 祐一のが膨らんだ・・・!?)

その変化を舌で感じ不思議に思ったのか、ふと口から祐一のを抜き出してしまう。
それが良かったのか悪かったのか、その瞬間に祐一の射精が始まった。

 びゅくびゅくびゅく、どくっ!!

「きゃぁっ! な・・何これぇ!? いやあぁぁ・・真琴の顔に変なのが掛かって・・・るよぉ」

祐一のおちんちんから激しく粘ついた暖かいものが幾度も打ち出し、真琴の顔にびちゃびちゃ・・・と叩きつけられる度に白く汚れていく。
驚きの余りに動けなくなったのか、ビクビクと震えながら吐き出される精液を全て顔で浴びてしまったのだった。

「はぁ・・はぁ・・はぁ・・・真琴気持ちよかったよ。 すげぇコレって癖になりそうだ」

射精と絶頂に惚けた表情を浮かべる祐一。
達した気持ちよさも最高だったが、まるでAVのような顔射を体験できたという充実感も祐一の余韻を高めていた。
しかし、それと違い顔中をドロリとした白い粘液で汚された真琴。
最初は驚きの余りに呆けた表情をしてはいたが、徐々に祐一に何かをされたという事にだんだんと腹が立っていった。

「くぅ〜! 祐一っムカつくぅ!! 真琴の顔を汚すなぁ!!」

ギュッ!! とお返しとばかりに汚された元凶とも言うべき祐一のナニを掴む。

「うぐっ!?」

そのあまりの痛さと刺激にまだ残っていた精液がピュっと打ちあがった。

  ・・・・

「いたたた・・真琴お前加減ってのを考えろよ。 これが使い物にならなくなったら男としての楽しみが減るだろ」

「何よ、祐一が悪いんでしょ」

先ほどの気もよさはどこへやら・・・今は痛さの余りに自分のを撫でるように大事に労わっている祐一に、真琴はプンプンと怒っていた。
顔中を祐一の精液で汚したままなのがちょっとマヌケっぽいがあえてそれは言うまい、うんうん・・・

「あのなぁ、それは精液ってやつだよ。 ほら真琴もイった時にココから透明な液が出ただろう。男はそれが白いのさ」

「ふえぇ、そうなんだ。 へぇ男の人ってイクと白いのが出るんだ・・」

顔についたままのそれを指で掬うとマジマジと見る。
クンクンと匂いをかいでる真琴をを見ていると、さきほどの仕返しとばかりに悪戯心が浮かぶ。

「なぁ真琴、それって舐めてみな。けっこう美味しいもんだぜ」

心の中で、くっくっくっ・・と笑いながら言った。

「そうなの? でも、なんだか匂いを嗅いでたらドキドキしてきて舐めてみたくなったんだ・・・んっ」

もの欲しそうに見ていた指につけた精液をパクリと口に運ぶとゴクリとノドを鳴らして飲み込む。

「うっ!? ま、まずいぃ〜!! 何よぉ祐一、全然美味しくないじゃないのっ!!」

「あははっ、ごめんごめん真琴。いやぁ本当に舐めるとは思わなかったよ。俺だってそんなの飲んだことないからさ」

「そんなのを真琴に飲ませるなぁ!!」

よほど美味しくなかったのだろう、ぷんぷんと手を振り回して怒る真琴が子供っぽくて何だか可笑しかった。

(真琴が本当に妹だったら毎日楽しいだろうな・・)

そんな風に思うと何故か真琴が凄く愛しくみえてきた。
恋人とか友達とか、そんなのじゃなくて2人で笑ったりケンカをしたり言いたい事ややりたい事を素直に出来る兄妹のような近親の想い・・・

「ちくしょぉ〜! 真琴可愛いじゃねぇかっ!!」

「ふぇっ?! な、何・・・祐一・・?」

可愛さのあまりに怒っている真琴をギュッと抱きしめる。
最初は驚いた真琴だったが、祐一の広い胸板に抱かれ抱きしめられているうちに何だか凄く安心した気持ちになっていた。
強張っていた身体も自然と楽になり祐一に寄りかかるように委ねていく。
まるで愛とか好きとか言った気持ちじゃなくて、身近なお兄ちゃんのような優しい抱擁感を感じていく真琴。
ふと、あの本に書かれていた女の子のセリフが心の中に浮かび、自然と言葉となって現れた。

「んっ、 ・・・・・・お兄ちゃん・・大好き・・・」

その時・・・

「あ、相沢さん・・・それに・・ま、真琴・・・」

ドサリと床に何かが落ちる音がしたと同時に驚きの声が聞こえる。
その聞きなれたかのような声に2人はビクッとしながらもその声の方に振り返ると・・・

「天野っ!?」

「美汐っ!!」

2人の声が重なり合いながら同じ人物の名前を呼び合った。
開けっ放しだったドアの前に立つ美汐・・・開けっ放しにしたのは祐一なのだが・・・・
その美汐は顔を真っ赤にしながら、信じられない・・と言う表情を浮かべ2人をみていた。

ふと床に落ちた物に目をやるとスーパーのビニール袋から野菜などが転がり落ちているのが目に入る。
そう言えば名雪と秋子さんが出かけて居ないから代わりに夕飯を作りに来てくれる・・とか約束していたような・・?
そんな美汐がやってくると言う事さえ忘れて真琴との情事をしていた祐一。

全裸の真琴を下半身丸出しの祐一が抱きしめ、
更に真琴の顔には祐一の精液の後が残り、太ももを真琴の愛液が流れ落ちた後が残る・・
誰が見ても誰に聞いても「何にも無かった」とは言えない状況を作り出していた。

「わ、わたし2人がそんな関係だな・・んて・・・私てっきり・・祐一さんのこい・・びとかと・・・」

「いや違うんだ天野、これには深い訳が・・・」

慌ててとにかく言い訳を取り繕うとしたオレを、次の瞬間に真琴の一言がぶち壊した。

「ねぇ、美汐聞いて! 今ね祐一におまんことかおちんちんを気持ちよくする方法を教わってたんだよ」

「ば、バカ真琴なに言って・・」

「・・・・・おま・・おち・・んこ」

「そんでね、祐一のせいえき・・ってのを飲んだんだけど全然美味しくないし、しかも顔にかけちゃうんだよ酷いよね祐一」

「うわぁ・・・」

「・・・・・・せいえ・・・顔・・に」

「そうそう、祐一が美汐はもっと気持ちいい方法を知ってるって言ってたんだけど・・ねぇ何?美汐? 真琴にも出来る? 祐一となら出来るかなぁ?」

「・・・・・・・」

「あ、あの天野さん・・・天野様、怒ってます?」

「んっ? どうしたの美汐?」

「・・・いえ、私お邪魔なようですので失礼しますね」

「・・・・天野?」

「それから祐一さん・・・」

「は、はいぃ〜!!」

「・・・明日が楽しみですわ、ふふっ」

そうニコリと笑顔を祐一に向けて返す美汐。
ただ、顔は笑っていても目は笑っていないのを見逃さない祐一であった。
バタンと閉じる扉・・・部屋には真琴と祐一だけが残される。

「どうしたんだろうね美汐?」

「・・・終わった・・俺の人生は明日で終わるんだ・・・ははっ、ははははっ・・」

「・・・祐一?」

放心状態にある祐一を不思議そうに見ていた真琴だったが、視線を変えるとふにゃっとした股間のモノが目に入った。

「あれれ、ちっちゃくなってる? あぅ〜・・真琴ちっちゃいおちんちん嫌い!だから大きくしなくちゃ」

そう狙いを定めた獣のような目をするとキュっと手を伸ばし捕まえた祐一のをクリクリと弄り始めた。

「真琴、祐一のおちんちん気に入っちゃった♪ 精液ってのはまずいから嫌いだけど、コレをペロペロするの大好きぃ♪」

「あは・・あははっ・・・」

呆然とする祐一を他所にペロペロと舌で舐めながら口に咥え顔を揺する。
男の性か・・・ソレは自然と固く大きくなっていった。

「あははっ♪ 祐一の大きくなってきたよ。 んっんっ・・・ゆういひぃ、ふぁいしゅきぃ〜♪」

真琴は祐一の股間に顔を埋めながらも、覚えた自分の気持ちい場所をクチュクチュと弄っていった。

  ・・・・

ちなみにこの後、何度も真琴に弄られているうちに、帰宅した名雪と秋子さんにも見つかるのを今は知らないでいる祐一であった。


ごちそう様・・・もとい・・ご愁傷様。



  〜fin〜




   ★あとがき★

まこぴー!大好きぃ〜!! (^▽^/

っと言うわけで、まこぴーの登場です。
本来なら10kぐらいのライトなSSにしようとしたんですが、いざ出来てみれば相変わらず箇条書き説明だらけの文章・・進歩ないですね俺。(涙)

さて、今回は好奇心の大きい真琴が始めての自慰をすると言うシチュなんですが、
何となく自分は誰と誰がエッチした・・と言うのより、こんな状況で・・とか、こんな設定で・・
みたいなシチュエーションに萌えなんですよねぇ

何も知らなくて、何にでも興味を持ってしまう真琴なら、やっぱり初めての自慰の時はエロ本がきっかけではないかと。
もしくは、名雪と祐一のエッチを偶然見てしまい、驚きながらも自然と手がアソコに・・
あっ、秋子さんが1人の寂しさを慰めている時に真琴がバッタリ出くわしてしまい、秋子さんに教わりながらそのままレズシーンに突入!
ってのも良いかもね。♪

まぁ、何にしても真琴の初めてシリーズなら何でも思いつきそうですなぁ・・

「祐一〜っ! 今日ねお赤飯だって」
「はぁ? 誰か誕生日なのか? それとも何かのお祝いか?」
「うん、あのね秋子さんが今日は真琴に生理が来た事へのお祝いなんだって」
「ぶっ!! ごほっごほっ・・真琴、そう言うのは大声で嬉しそうに俺に言うことじゃないぞ」
「そうなの? 真琴をお祝いしてくれるから嬉しくて・・・ねぇ生理が来たら赤ちゃんできるようになったって秋子さんも言ってたけど本当?」
「あ、あぁ・・・そうみたいだな」
「そっか・・・じゃぁ、じゃあさ! 祐一、赤ちゃんの作りから知ってる?」
「げほっ! ごほっごほっ!! はぁはぁ・・・あ、あのなそんなのは名雪とか秋子さんとか女同士で話せよ、恥ずかしい奴だなぁ」
「?? なんで?赤ちゃんつくるのってそんなに恥ずかしいの? ねぇ祐一、教えてよぉ。 知ってるんなら赤ちゃんの作り方教えてよぉ!」
「うわぁぁ、そんな大声で言うなぁ〜! はぁはぁ・・・うぅまた俺のご近所の評判が下がったかもしれん・・・な」
そんな事を教えたら、どこで誰とやってくるやら分からないからな。下手なことは教えられないわい。
「・・・どうせなら、俺の子供を・・・・って俺は何を!?」
自分でもドキドキするような事を妄想し自己嫌悪に陥る。
「そうそう、美汐が『真琴はもぅ誰かとエッチ・・・セックスとかしましたか?』言ってたけどSEXって何? ねぇ祐一ぃ!!」
「う、うううぅ・・・」
俺の理性はどこまで耐えられるのだろうか・・・(^^;


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