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『夢見る名雪は、彼のことを想うとエッチになっちゃうの 〜水瀬 名雪〜』
『はぅん! イっちゃう、イっちゃぅーっ!!』
絶頂に達した声を殺すように枕に顔を埋めながら名雪の体がビクビクっと気持ちの良い痙攣をしていく。
ベッドにうつ伏せに寝転がったままお尻だけを持ち上げ、その股間にある名雪の女の子の部分に挿し入れた指をギュッと締め付けながら・・
「はぁ・・はぁ・・・また、しちゃった・・・」
達した余韻を全身で気持ちよく味わいながらも、徐々に理性を取り戻してきた思考がいつものように自己嫌悪する。
年頃の女の子でもあるし1人エッチなんかも。ふとした事で自分を慰めるなんてのは珍しくも何ともなかったけど、それも多くても月に2〜3回程度・・
ここ最近のように週に2回・・・いや今週だけで4回もするなんて事はなかった。
「この向こうに大好きな祐一が・・」
名雪にとって回数を増やしたキッカケとなった人物が壁1枚隔てた向こうにいる。
想い人を感じたくて名雪のお気に入りの壁紙が貼ってある壁によりそうように顔を着けると、
冬ならではのひんやりとした冷たさが頬を通してエッチで熱の上がった体を覚ましてくれるようだった。
・・・
子供の頃、名雪の家に来ていた親戚の男の子。
冬の短い間だけという限られたなかで、2人一緒に遊んだりお風呂に入ったりと、いつも隣にいた祐一。
そんな祐一を幼い名雪はいつ頃か恋心を抱くようになり、そして決意して告白しようとした雪の降るあの日・・
名雪の勇気は足元に広がる雪ウサギだった欠片のように散ってしまっていた。
自分はふられたんだと・・・祐一は私のことなんて何とも思ってなかったんだと・・・そう失恋というのを味わったのだった。
そして、それから7年・・・一切の連絡も無かった祐一がまた名雪の町にやってきてくれた。
久しぶりに見た祐一はあの頃以上に格好よく見え、心の中にまたもあの幼い頃に感じたドキドキが戻ってくる。
祐一はあの事は覚えてないみたいだったけど、それでも一緒の屋根の下で朝から夜まで一緒に居られる・・
そう思うだけであの頃より発達した名雪の身体が女として反応してしまう。
だからこんな風に隣に居る祐一のことを思って1人でエッチをする事に慣れていく自分が怖かった。
「今度こそちゃんと告白して祐一の彼女にしてもらうんだ・・・」
そんな夢のような・・いや実現したい夢を抱く。
「彼女になったら・・・やっぱりするんだよね、祐一と・・・」
じゅん・・・
祐一に抱かれ、今以上に気持ちよさそうに悦んでいる自分・・
余韻が残っているエッチな思考が妄想の世界を広げていくと自然とアソコがまた潤ってきた。
両足をもじもじするように擦り合わせ股間の疼きを逃がそうとするも、逆に熱を帯びたように熱くなってくる。
「濡れてきちゃってる・・・どうしようまたしたくなっちゃったよぉ・・」
頬を紅く染め上げながら指先を挿し込むと既に濡れ始めているアソコからクチュクチュ・・と卑猥な音が広がっていく。
お気に入りのネコさん柄の寝巻きの中に手をいれ、1つはアソコに・・もぅ片手は程よい大きさの乳房を弄る。
「あはっ、凄い祐一を想っただけでこんなに・・・なっちゃってる・・・くぅん気持ちいいよぉ・・」
徐々に高まってくる興奮。
早く大きく自分の気持ちの良い部分を擦り揉み摘んだりと刺激を与えるたびに全身を快楽の波が広がっていき、
そして今日2回目の絶頂へと辿り着いた。
「はぁはぁ・・またイっちゃった。凄く気持ちいいよぉ・・・あぁ、ふわぁ、祐一・・祐一ぃ・・」
切なそうに好きな彼の名前をつぐみながら口元を汚す涎も気にならないほどの満足感を味わう。
だけど・・
「気持ちよかったけど、やっぱり祐一に会いたいよぉ」
自慰でしか得られない快楽に満足してもやっぱり好きな人の顔を見たい気持ちの方が何倍も名雪を満足させる。
そんな思いを胸に秘めながら名雪をフラフラとする足腰に力をいれベッドから降りるとベランダへと出るガラス扉に手をかけた。
カラ・・カラ・・カラ・・・・
出来るだけ音を立てないように静かに自分が通れる分だけ開けると深夜の夜風を浴びながらベランダへと出る。
そしてベランダで繋がっている祐一への部屋へとネコのような忍び足で進む名雪。
「ふふっ、祐一の寝顔ってどんなのかなぁ?」
そんな想像をしながらクスクスと笑いながら同じ作りの祐一の部屋に辿り着いた。
流石に部屋の中に入るわけにはいかず、ガラス扉にかかったカーテン越しに中の様子を伺おうとする。
「あっ、灯りが・・・点いてる。 まだ起きてるの?」
カーテンにできた少しばかりの隙間から部屋の電灯では無い微かな灯りが漏れていた
灯りが点いていると言う事は、まだ祐一が起きていると言う事・・
覗いているのがバレちゃう。
名雪の体がビクっと強張り、少しの間、息をするのも忘れて気配を消す。
「・・・・・・・・・んっ・・んんっ、ふはぁ〜」
何事も無く時間が流れ苦しくなってきた息を吸い込む。
「大丈夫みたい・・・良かった気づかれなくて。 仕方ない今日はもぅ寝ようっと」
ホッと一息つくと自分の部屋に戻ろうときびすを返す。
さっきまでのエッチな気分も覚めてしまうぐらいに緊張したほどだから。
「あ、でもちょっとだけ祐一の姿を見たいな・・・ちょっとぐらいなら大丈夫だよね」
安心感からなのか先ほどのカーテンの隙間から中を伺おうとそっとガラス扉に近づく。
「えっと祐一は・・・あ、いた。 ・・・あれ、祐一なにして・・・・あっ!!」
大きな声を上げそうになり慌てて自分の口を両手で覆う。
バレない様に気をつけていた今までの苦労が無駄になるところだった。
「ゆ、祐一・・・・」
両手で覆った為にくぐもった声には驚きと困惑・・そんな雰囲気が込められている。
名雪が目にしたのは・・・
「ゆ、祐一・・・1人エッチしてる・・・の? ウソ、祐一がそんなイヤらしい事するなんて・・」
自分のことなど棚に上げて驚く。
確かにそこには祐一の姿があった。
テーブルライトでほのかに照らされているも、ベッドに腰掛て股間からまるで生えたかのような奇妙な棒を手で掴み上下に擦りあげている。
それはまさに男がする自慰行為そのもの・・・
初めて見る男性のオナニー・・・そして初めて見る本物のペニス・・・
異性やエッチに興味が出てくる年頃だし、もぅエッチしたと言う友達からどんなモノかというのも聞いたことがある。
だけど実際に目の当たりにするソレはやっぱり驚くものだった。
保健体育で見たイラストの男性器など本物に比べれば落書きみたいなものだ。
「あ、あれが祐一の・・・・おちんちん・・」
祐一がしている行為も気になるけど、それ以上にソレから目を離せられない名雪。
大きいとか太いとか、そんな事よりも祐一のである事のほうが重要だった。
手で握ったまま上下に動かし擦りあげる・・・
それで刺激を受け気持ちよくなっていく。
あの手の代わりに私ので擦ってあげたい・・
指じゃなくてアレで私のナカを擦って欲しい・・
自然と荒くなっていく息がガラスに露を作り始めるていた。
「あ、ああっ・・祐一すごい・・・祐一の凄いよぉ・・・」
収まっていた興奮が急速に高まり自然と伸びた手が下着の中に入り込み気持ちいい部分を弄る。
奥から零れてきた愛液に指はすぐに濡れショーツに染込んでいく。
祐一の手の動きに負けないぐらい激しく指でかき回し・・転がし・・ナカの襞を擦る。
力の抜け掛かった膝や足は大股に開きながらも何とか名雪の体を支えた。
「はぁはぁ・・欲しい・・・祐一のおちんちん欲しい・・太いおちんちん欲しいよぉ・・・」
祐一のモノの大きさには到底及ばない自分の指に悲しい気持ちになりながらも激しく指を出し入れしていくと、
ぬるぬるした感触がグチュグチュと指の動きに飛沫が飛ぶほど気持ちよく濡れる。
流れ落ちるイヤらしい液の量の多さは、ショーツに染込めなくなった愛液が太ももを伝い足首にまで届いているが物語っていた。
「気持ちいい・・・きもひいいひょぉ・・・あはっ、ああっ・・ふわぁぁ・・」
名雪は覗いていると言う事を忘れて一心不乱に自分を慰める。
いつの間にか上着のボタンを外し、露になった2つの乳房を揉みしだき、
頂にある乳首の硬さは手のひらに感じるほど突きあがり、転がすたびにコリコリと気持ちよく震える。
寝巻きの下着もショーツと共に膝まで下ろされ左右に口を開き濡れたアソコ・・
弄る手もビショビショに濡れるほど愛液のお漏らしをしながら気持ちのいい穴の中や突起をグリグリと擦り続ける。
そんないやらしくエッチに耽る姿を祐一に見せつけるよう、自然と動く腰を振りつつ、
ガクガクと身体を震わせながら今までに感じたことの無い最高の自慰を感じていく。
もぅ既に軽く2〜3度は達してしまったのかもしれない。
そんな名雪覗かれているとは知らずに、祐一の手の動きも早く小刻みになってきていた。
全てを吐き出したい欲求を抑えられないかのように気持ちい部分を重点的に擦るのが見える。
「ゆ、祐一・・もぅすぐイクんだね。私も・・・わたしもイクよ。一緒に・・一緒にぃ」
一緒に果てたい・・
名雪自身も幾度かの小さな波を乗り越え、最後に待っている大きな絶頂という波を迎えるだけになっていた。
今、この瞬間に同じ行為をしている2人として名雪は最後まで祐一との1人エッチの共感をして終わりたかった。
話にしか聞いた事の無い精液が飛び出す男性の絶頂を・・・祐一の射精を心待ちにしながら名雪も最後に向けて激しくする。
そんな時にかすかに名雪の耳に届いた声・・・ガラス越しなのでハッキリとは聴こえなかったかもしれないがそれが祐一が発した声だと言うのは判っていた。
だけど、それは名雪にとって驚くべき言葉だった。
「・・・ウソ、祐一・・・お母さんの名前を・・・ウソ・・」
確かに部屋の中からは『秋子さん・・秋子さん・・』と言う声が繰り返し聴こえてくる。
良く見ると自分のを擦る手とは違うもぅ片方の手には写真らしきものが握られていた。
祐一の呼ぶ名前・・・祐一を慰める行為・・・それを組み合わされると自然と祐一が手に持った写真に写っている人物が想像できた。
「祐一の好きな人って・・・エッチしたい人ってお母さんなの? 嫌・・・そんなの嫌ぁ」
「私は祐一を想ってエッチしてるんだよ、なのに祐一は私じゃなくてお母さんなの・・」
「お願い祐一、お母さんじゃなくて私を見てよ。私だったらいつでも祐一を受け入れられるよ・・好きにしていいよ」
「祐一・・祐一・・・祐一ぃ・・!」
そんな名雪の願いも虚しく届くことも無く祐一は絶頂に辿り着く。
『あ、あぁ・・イク・・イク・・! あ、秋子さん・・・秋子さん・・・秋子さん好きです!!』
ガラス越しでもハッキリと聞こえる祐一の達する声と共に、
擦り動いていた手が止まりギュッと握り締め向きを合わせると手に持った写真に向かい欲望の塊を吐き出した。
びゅっ! びゅくっ! びゅる・・びゅっ!
幾度も幾度も粘ついた精液を飛ばし写真にぶち当たっていく。
相手への想いと同じぐらい激しく量の多い白い粘液に染められていく写真の中の秋子さん。
一頻りの射精が終わると、そのドロドロになった写真を自分のモノにこすり付けていく。
まるで祐一に愛された秋子さんが祐一のモノを最後まで愛しく始末してくれるかのように・・
「ゆういち・・ゆういちぃ・・・・ゆういちの・・・バカぁ」
精液の匂いが広がっていく部屋の向こう・・ガラス扉の外のベランダで名雪の頬は涙で濡れていた。
祐一の好きな相手が自分では無いと判っても名雪は自分への慰めを止められなかった。
そして祐一が絶頂で果てるように射精しているシーンを見ながら名雪も「んんっ!!」と小さく呻きながら同じように達した。
今までに1番気持ちのいい絶頂を感じ全身を弓なりに反らす姿がその絶頂の大きさを表す。
膣からは収縮で噴出した愛液が潮を吹くように飛び散りベランダにビチャビチャとイヤらしい雫の溜まりを作っていく。
それでも名雪の達した時の気持ちは今までと違っていた。
好きな人には別の好きな女性がいて、私の方を向いていなかったこと・・
そしてそれが名雪の母親で祐一の叔母でもある秋子だったこと・・・
どんなに身体にとっては気持ちいい自慰で満たされたとしても、心の中は悲しい気持ちで満たされただけだった。
祐一が後始末をする為に部屋を出たのに合わせ、名雪も自分の部屋へと戻る。
ぐしょぐしょになってしまったショーツや寝巻きもそのまま着込み今はただ眠りたかった。
これが夢だと思いたい為に・・・
そして朝には何事も無くいつもの自分に戻れますようにと願いながら・・・
〜fin〜
★あとがき★
やっぱり好きな人が出来ると本能的にエッチしたくなる感情が高まるのでしょうか。
相手の仕草や言動、何気ないちょっとした事でも嬉しく感じられると共に身も心も共に感じたいとなるんでしょうね。
異性に惹かれて行く事は子孫を残すことへと繋がる生命の根本原理でもありますし。
っとまぁ、そんな堅苦しいことを考えなくても男から見れば女の子の身体には興味あるのは確かですよ♪
逆に女の子から見れば男の身体にも興味を出てくるのもあるし、
愛さえあれば他は要らない!
と言う人だって愛=セックスなんてのも含まれてるのではないかと。
そう言えば、どこかの国でセックスの仕方を知らなくて、どうして子供が出来ないのかと病院に相談に来た夫婦がいたとか・・・
世の中にはそんな人もいるものなんですねぇ
仕方ない、自分の秘蔵のエロ同人誌でも送ってやるか・・・ (マテ
<オマケ>
「お母さんと祐一がくっ付くぐらいなら私がお母さんを奪っちゃうんだから!」
「どうしたの名雪?」
「あ、お母さん。あのね今日、一緒に寝てもいい?」
「どうしたの急に甘えて。 でもいいわよ、あっどうせなら一緒にお風呂入って洗いっこでもしましょうか」
「あは、あははっ、それは恥ずかしいよぉ〜・・・そ、それからお母さんは祐一のことをどう思ってるの・・?」」
「祐一さん? 別にただの甥っ子よ。 はぁ・・・いったいいつまでウチに居る気かしら」
「えっ? そ、そこまで言わなくても・・・祐一が可哀想だよぉ」
「だって、私は男の人には興味ないんですもの。 私には名雪がいてくれるだけで十分よ、それにこんなに可愛いく育ってくれて・・」
「あ、あの・・・お母さん?」
「さぁ今夜は名雪の全てを可愛がってあげるわね♪ もぅ私相手じゃないと満足できないと思うほどにね。ふふふっ・・・」
「お母さ・・・・わたしそんなつもりは・・・・あ、あああっ・・・・ふわぁぁぁーっ!!」
女子高校生時代に幾人もの同級生・先輩・後輩を堕としてきたテクニックに耐えられるのか。
頑張れ名雪!! (笑)
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