グリューネラント共和国投入軍事予算内訳

    :計画完了
開発予算
名称 月投入予算(単位:1億KM) 合計 備考
11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
Ha-37 ファウスト 1 5 3 3 12 大型グライダー
ハインケルTa01 ナイチンゲール 7 3 5 2 17 木製高速爆撃機
イェーガー・シュレック 2 2 4 対イェーガーロケット砲
臭気爆弾スカンク 1 1 2
ハインケルWi662A-1a ハーブローク 1 1 8 12 22 ジェット戦闘機
旧名ホルニセ
バサラ 1 1 2 イェーガー指揮官用通信ユニット
ハインケル用落下式増槽 2 2
He-100 G-1 ローエングリン 5 7 12 戦闘機
sd-kfz165 フンメル 3 3 自走砲
sdkfz251 ヴェスエ 3 3 半装軌式車両
アイン改 1 1 新型イェーガー
マッシュルーム LL 1 1 爆弾
75ミリ長砲身砲 2 2 4
ラルM5 2 2 4 航空機用重機関銃(37mm)
爆発ハンマー改 1 2 1 4 イェーガー用格闘兵器
マッシュルーム zwei 2 2 4 爆弾
空対空レーダーシステム・ラルL1 4 4
Ta03オーキス 4 4 汎用リアクティブアーマー
空対空レーダーシステム・ラルL2 2 2
MKシリーズ 1 1 視覚投射兵器
フォッケウルフ『Ta152C-1ブリュンヒルト』 10 10
SD2-Ba 2 2 クラスター爆弾
開発予算合計 1 15 10 10 16 14 12 8 19 2 13 120
特別予算
名称 月投入予算(単位:1億KM) 合計 備考
11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
特殊工作 1 1 2 ドイッチェス・アーネンエルベの研究とペニシリンの廉価生産
ジェット戦闘機『SRG-01グラム』の量産 1 1
近接信管の研究・開発 2 2
『緑土総合開発』に対し3億KMを援助。 3 3
『ペニシリン研究所』に対し、1億KM投資 1 1
石油の試掘に1億KM投資。 1 1
特別予算合計 0 0 0 0 0 0 0 1 1 3 5 10
補給・補充予算
名称 月投入予算(単位:1億KM) 合計 備考
11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
陸軍 39 25 30 30 24 26 28 30 19 34 22 307
海軍 1 1 1 3 6月期より必要
総合計
月期 合計 備考
11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
40 40 40 40 40 40 40 40 40 40 40 440

解説:

 この表は、硅緑内戦・硅独戦争期間におけるグリューネラント共和国での毎月の軍事予算配分を示したものである。
なお、硅緑内戦は1937年5月に勃発しているが、1937年10月以前および1938年10月以降の記録は散逸してしまっているため、1937年11月から1938年9月までの数字となっている。
また、当時のグリューネラント共和国では毎月15日を翌月の月初とする特殊な暦が採用されていた。そのため、例えば1937年11月期は1937年10月15日から1937年11月14日までと、名称とは多少ずれた期間となっている。

 開戦当初から航空優勢を確保していたグリューネラントでは、これを更に確実なものとするため、航空機関連の開発案が重視されていた。その数はグリューネラント共和国で正式に予算が認められた全計画の6割を越える14計画(うち11計画が完了)、予算にいたっては開発予算の8割を越える97億KMが投入されていた。これらの開発計画によって大型輸送グライダー「ファウスト」、高速爆撃機「ナイチンゲール」、戦闘機「ローエングリン」、双発ジェット戦闘機「ハーブローク」と云った当時の水準を超える優秀な航空機が生み出されたほか、機上レーダーなどの優秀な装備品も開発されている。
 一方、陸上兵器の計画数は8計画と数でも劣るうえ、新型車両や新型イェーガーなど多額の資金が必要な計画は全てキャンセルされていた。しかし、新型戦車砲など比較的少額で既存兵器を強化することの出来る計画は全て完了しており、現実に即したものであった。

 全体を通して見ると、ケルンテンよりも計画完遂率が高く、また規模の小さな計画に対しては短期間で集中的に予算が投入されている。これはケルンテンが高等軍事会議による合議で予算が割り振られていた事に対して、グリューネラントでは軍事予算の割り振りが戦時長官に一任されていたため、ケルンテンよりも効率的な運用が可能であったためであろう。

2008.10.07追記
 より詳しい予算配分の資料を発見したため、「爆発ハンマー改」と「補給・補充予算」の予算配分を修正しました。