ジーン・ウールの不思議な旅

まいきさんが描いてくれました。

 遠い昔、あなたが知っている時代より、もっと古い時代のお話です。

 ジーン・ウールという光の娘がいました。彼女は、好奇心という誘惑に負けて、禁止されていたマントラムを使い宇宙の上位サイクルまで来てしまったのです。
やがて、障壁を守る番人の犬たちが、宇宙の彼方から恐ろしいうなり声をあげてジーン・ウールを追いかけてきました。障壁に挑む魂は、時間の彼方の犬によって虜とされ、この宇宙サイクルの完了するまでとどめられるのです。そして、ジーン・ウールは6次元のとある場所に閉じこめられていました。

ジーン・ウールは悲しみのあまり泣き暮らしていました。誰もいないひとりぼっちは、どんなに淋しいことでしょう。ジーン・ウールは、毎日毎日夢を見ました。それが夢か幻か、分からなくなってきました。
それはこんな夢でした。
メソポタミア神話の翻訳は、月本昭男訳・ヘンリエッタ・マッコール著青木薫訳・三笠宮崇仁監修ほか






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