バニラの浸出油を作ろう


2001/5/9撮影
右が最初から褐色の無精製ホホバ油で、左が透明だったホホバ油

バニラのエッセンシャルオイルって、大変高価なオイルです。
でも、濃度は低くても自分で作れたら素敵ですよね。
それで、自分でバニラオイルを作ることにしました〜☆


クリッシー・ワイルドウッドのアロマセラピー百科事典を参考にしました。
 
スペインの探検家コルテスがヨーロッパにバニラを紹介したのは19世紀のことだったそうです。彼はメキシコでアステカ族の人々がバニラでチョコレートドリンクに香り付けしているのを発見したのです。チョコレートとバニラの取り合わせは、大変性的刺激作用があるため、アステカ族の女性達は、その香りを楽しむことを禁止されていたそうです。

バニラの香りには、怒り、自信をなくした時、ストレス、トラウマ、リラックス効果など抗うつ作用があります。なぜか多くの人がフラストレーションを感じたとき、チョコレートを食べるかの答えの一つに、このバニラの香りがあるそうです。
バニラの浸出油

ホホバオイル50mlにバニラのさやを2つ、そして清潔なガラス瓶を用意します。
バニラのさやを細かく切って容器に入れ、オイルを注ぎ、蓋をしっかり閉めて屋外の太陽の直射日光があたる場所に約5週間放置します。夜は室内に入れて下さい。そして、瓶のそばを通るたびに振って、よくなじませます。
5週間たってバニラの香りがオイルに充分ついたら、布で漉して冷暗所に保存します。
オイルの保存寿命は1年だそうです。

上記の写真の材料は

ホホバオイル    180mlあるいは200ml・・?・・
バニラビーンズ   1瓶に8本〜10本・・以上入れたかも。。。

だってね。
100g2100円というのを注文したんだけど、今年は不作で100g3300円だと言うの。・・・・まっいいか!  と清水の舞台から飛び降りるつもりで買ったわけ。
でも、お菓子作りの趣味もないし、再び作る気にならないかも知れないので、奮発したのです。


経過報告

事務所の南側のガラス窓の所に置いています。
通るたびに振りますと、細かなバニラの種が黒く舞い上がります。
まだ、4日目だというのに、しっかりバニラの香りがついてきました。
透明だったホホバオイルが褐色になりました。

自分を癒すマッサージオイル

夜の魔法                 
バニラの浸出油    20ml
小麦胚芽オイル    10ml
イランイラン    1滴
ローズ    1滴
ゼラニウム    2滴
ローズウッド    5滴
プチグレン    2滴
安息香    2滴
(このレシピは、ドイツの自然療法家のモニカ・ウエルナーが実際にクリニックで使っているレシピで、ストレスをかかえて気持ちの余裕がない人によいそうです)

愛のミステリー(女性用) 媚薬・抗うつ作用あり
バニラの浸出油      10ml
コリアンダー      4滴
ベルガモット      8滴
ネロリ      3滴
ジャスミン・アブソリュート3滴
または
ローズオットー1滴


ソロモンの歌(男性用) 媚薬・抗うつ作用あり
バニラの浸出油 10ml
コリアンダー 4滴
マンダリン 2滴
ジンジャー 1滴
フランキンセンス 1滴
サンダルウッド 6滴


バニラの浸出油を使って作る疑似オイル


1.疑似カーネーション
バニラの浸出油にブラックペッパーとイランイランを同量と、ゼラニウムをごく少量加える。

2.疑似ジャスミン
バニラの浸出油にパチュリー1,イランイラン2の割合で加える。

3.疑似ネロリ
マンダリンとプチグレインを同量。
(オイルはホホバ)

4.疑似オークモス
シダーウッド、プチグレイン、クラリセージを同量。
(オイルはホホバ)