2004年11月 韓国の旅


旅の風景 2004/11/5〜8











とにかく、旅に行きたかった。ストレス発散したかった。でも一人だし・・と、友達を誘ったら中学からの友達が一緒に行ってくれるという。
それで彼女の希望で韓国に決定です。本当は、韓国ではなく台湾にお茶を買いに行きたかったけど、韓国でもいいやって出かけたのでした。

市場

5日から8日まで、ソウルに行ってきました。この旅行は、おばあちゃんのショートステイ中に行ったので、本当に家族以外誰にも知らさずに行ってきたのでした。
成田から(確か)2時間40分の飛行時間だ。出発前にネットでホテルの立地など調べて行ったので、快適な旅となり、外国のような感じがしなかった。実際に韓国に行ってみて、どんな人たちが暮らしていて、どのくらいの背丈の国かを、やっと理解した。

市場に行けば、100円で焼きたての美味しいカステラや、甘いお焼きが食べられたし、250円で熱々のピザが食べられた。銀杏を煎ったものは、片手一杯で200円だ。焼き栗も美味しかった。市場は、とにかく楽しい。
バレッタも、一番高くて300円で、200円の髪留めや150円の飾りゴムなどを買った。室生犀星の「杏っこ」のなかに「千円で、テーブルを飾る菊を買い、リンゴを買い・・」といったような文章があったが、市場で千円もあれば、いろんな楽しみを買うことが出来た。水はセブンイレブンで、ペットボトル1本70円だ。

私の旅のお目当ては、朝鮮人参のお茶を買うことだった。だから目は、それらしいものを探し当てる。東大門市場の地下から地上に登ってきたとき、階段の途中で、生の朝鮮人参っぽいものを売っていて、500gくらいのが一袋千円だという。匂いを嗅ぐと朝鮮人参っぽい。「これは朝鮮人参?」と聞くと「☆☆☆!・」と答えてくれても意味が分かるわけでもないのに、私は2袋も買ってしまう。あとで皆と合流したときに、現地のガイドさんが「これはトラジだ」という。・・ガク!
でも、トラジも朝鮮人参の仲間で、最上は高麗人参、高麗人参の次が、つる人参、その次が「トラジ」で、トラジにも少しは薬効成分があるそうだ。このトラジも最近は高くなったということや、ナムルにして食べると美味しいと、作り方を教えて貰った。

相棒が、植物は持ち出せないと言い出す。よくよく調べると、土が付いていると持ち出せないらしいが、たまたまこのトラジは洗って皮をこそげてあり、セーフだ。

我が家に帰りついた夜、さっそく大ぶりのきんぴらごぼうのように刻んで、塩をふってしばらくおいてから、ヤンニン(甘味噌)とごま油・黒酢・醤油で味付けしたら、これがサクサクして美味しいのだ。
怪我の功名、転んでもタダでは起きない。

また、年末に向けて忙しくなるよ。頑張ろう!

にせもの

旅行の前に、図書館で韓国の本を2冊借りて読みました。
現地ツアーのガイドさんは、李さん(おばさん)で、この李さんが「韓国は贋物も一級です。ははは」と何でも笑って済ませてしまう方。
たまたま、韓国のニセモノのことも本で読んであり「A級品は本物と見分けがつかない」なんて書いてあった。なおかつ娘が「近いうちにパーティに行くような気がするから、お土産はパーティバッグが欲しい」なんて言う。小さな銀のビーズのバッグがいいらしい。

それで、免税店では真っ先にバッグを見に行った。気に入ったモノがなかったと見るや、店員さんに奥まった部屋に案内され、ルイヴィトンのニセモノを見せられる。
娘の顔を思い浮かべ「あの人はニセモノは喜ばないだろうなあ・・」とは思ったけど、結局すごく小さなルイヴィトンのニセモノを23,000円で買ってしまった。本物の売値は14万だとか、何とかで7万を23,000円でどうだとか・・「絶対喜びます。間違いありません! 言わなきゃ絶対分かりません!」・・こういうのを魔が差したと言うのでしょう。

あとで念のため相棒とデパートの本物を見に行ったら、とても小さなバッグだったから、本物は4万5千円くらいの値段だったので、ニセモノに23,000円も出したなんてと、落ち込んだ。せめて14万くらいの値段でなきゃ、23,000円も出した甲斐がない。

家に帰ってみると案の定「私は見栄っ張りだから、ニセモノなんていらない」なんて言う。お土産は、私用に買った扇子と交換し、ニセモノのバッグは押入の奥に放り込んだ。このバッグを見ると、カモにされたに違いない自分の馬鹿さ加減に腹が立つ。自分用なら、和布の手作りバッグのほうが好きだ。
・・やっぱり「本物だよ」って言い通せなかった。(シャガの日記より)